女子サッカーの魅力を高めるために必要なこと

トレード雑記301弾、

 

女子サッカーの魅力を高めるために必要なこと

女子サッカーのワールドカップが開催されています。

 

ブログ公開時点では、

グループステージが終了し、

日本代表は決勝トーナメント(ノックアウトステージ)進出が決まりました。

(アイキャッチ画像は、ノックアウトステージのトーナメント表)

 

今回のブログは、

以前に書いたブログのアンサーブログとなります。

 

以前に書いた「女子サッカーの課題」はこちら。

女子サッカーを見て感じる人気が定着する難しさ

 

以前書いたブログのなかで、

女子サッカーの課題(女子スポーツで人気となる前提)を3点とりあげました。

 

①強い(≒世界レベルの選手がいる)

②華やかである(≒タレント性が高い)

③男子とは異なる魅力がある

 

これらの課題を踏まえて、

女子サッカーの(日本における)現状、

そして今以上に魅力を高めるために必要なことをまとめます。

 

1.大前提として「強さ」は大切

W杯開始前の放映権問題でゴタゴタしましたが、

グループステージを全勝で終えたことから、にわかに注目度は増しているようです。

 

ネットニュースによっては、

「一躍優勝候補に!」みたいなトンデモ記事(?)も出ているようです。

 

あまり浮かれすぎるのもどうかと思いますが、

この手の「煽り」も含めて、強いからこそ注目を浴びるわけですから、

決勝トーナメントを勝ち上がり、2度目の優勝ということになれば、

もう一度、女子サッカーブームがくるかもしれません。

 

2.チームとして華やかさ

今回の女子ワールドカップでは、

開催前から絶対的な中心選手が不在だったこともあって、

特定の選手のみにスポットが当たるのではなく、

割と万遍なく複数の選手のプレーに注目が集まっているようです。

 

得点パターンも複数ありますし、

起点となる選手も複数人いるし、

実際に得点を決めた選手もたくさんいます。

 

キャプテンは守備の要だし、

ボランチの2人も視野が広いし、

攻守すべての選手がしっかり活躍している感じ。

 

一人の中心選手に依存しない、

チームとしての華やかさが伝わることで、

一過性ではない人気の継続が可能になりそうです。

 

3.女子サッカーは発展途上 → 独自の魅力を

女子スポーツが人気を博するためには、

女子だからこその魅力が大切になります。

 

女子サッカーは、

アメリカで大人気(一説では野球よりもファンの数が多いとか?)、

欧州でもかなりの人気を博しているようです。

 

とはいえ、男子だと最強地域の南米ではイマイチですし、

世界的に確立された人気スポーツとまでは至っていない感じです。

 

その証拠のひとつとして、前述したように、

少し活躍した女子日本代表が一躍優勝候補になるわけで、

このあたりの混沌とした反応をみると、

競技としてはまだまだ発展途上にあると考えられます。

 

サッカーだと、男子の場合は、

昨年カタールで開催されたワールドカップでも、

日本代表はドイツ、スペインと強豪を倒しましたが、

優勝候補の一角などと称されることはありませんでした。

 

番狂わせ、ジャイアントキリング、ダークホース、台風の目、

みたいな表現にとどまっていたように記憶しています。

 

それだけの伝統と実績がサッカーにはあるわけです。

 

一方で、

女子サッカーは、

初出場の国が大活躍したり、優勝候補が少なからず敗北したり、

競技としての伝統、実績、成熟度など、そのあたりが発展途上といった感じです。

 

だからこそ、

日本の女子サッカーにはチャンスが大きい!

と感じます。

 

すごく昔の話ですが、

東京五輪(1964年)の女子バレーボール日本代表は、

他国の代表チームと比較して小柄な選手が多いからこそ、

クイックや時間差、フォーメーションなど戦術を駆使することで、

「東洋の魔女」と称され、見事金メダルを獲得するに至りました。

 

そこでは大柄な選手のパワープレーではなく、

チームプレーで戦う姿が感動的だったのだと思います。

(わたし自身、さすがに直接見たことはありませんが)

 

女子サッカーも、

男子と比較して、スピードやパワーが劣るわけですが、

「男子っぽい」選手を発掘して、「男子っぽい」戦い方をモノマネするのではなく、

むしろ女子サッカーこそ、女子サッカーならではの「戦術」を開発して駆使することが、

女子サッカーの人気や魅力に貢献できるような感想を持ちます。

 

そして、

女子サッカーの戦術が、

男子のサッカーに採用されることがあれば、

女子サッカーの地位向上に繋がるのではないでしょうか。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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