Mリーグ「SNS」をあらためて考える
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トレード雑記第531弾、
Mリーグ「SNS」をあらためて考える
第1弾「楽屋配信」、第2弾「インタビュー」に続く今回が第3弾。
過去のブログはこちら。
Mリーグ「楽屋配信」をあらためて考える【その1】(2025年1月29日公開)
Mリーグ「楽屋配信」をあらためて考える【その2】岡田プロ発言の本質と対応策(2025年2月3日公開)
今回のタイトルにも「あらためて」といれているのは、
このネタも繰り返し書いてきた内容だから。
従来からある出涸らしレベルの課題(誹謗中傷、炎上狙いの擁護論者など)は、今回触れません。
今回のシリーズは、
ヒューマンエラーではなくシステムエラーと捉えることがポイントなので、
「SNS」についても、基本的にはそういうお話。
まずは、
Mリーグに関連してSNSを活用している主体を3つに区分。
①主催者、選手・監督などチーム関係者
②上記以外の麻雀プロ、麻雀プロ関係者
③一般人・ファンなど特定の利害関係のない人
①は、
Mリーグ機構や選手・監督などでわかりやすいはずなのですが・・・。
たとえば、
「スポンサー」など、
Mリーグ全体のスポンサーと各チームのスポンサーでは、
企業規模や発言力、発言頻度など、傍から見る限り大きな違いがあります。
後者のチームスポンサーは、
大相撲の「タニマチ」のような感覚ですから、
どちらかというと②に含めて考えた方がしっくりきそうです。
その他、②には、
麻雀プロで一定の発信力のある人、雀荘関係者、
グッズ製作、イベント関連、Youtube等での配信事業、
出版社や作家など麻雀関連の著作物に携わる人、などなど、という感じ。
さらには、美容院、アパレル、ジム、飲食店などなど、
スポンサードしているところはもちろん、そうでない店舗でも、
Mリーガーと関係性の深いところなど、大きくは②に含まれそうです。
とはいえ、SNSに限定すれば、
店舗側が積極的にアピールしているというより、
Mリーガー自身が「おすすめ」紹介している感じ。
(そのあたりの広告宣伝、ギャラの有無等はわかりません)
そして、
わたしのような一般視聴者は③。
人数は一番多く、匿名性が高いので、
有象無象、千差万別、多種多様なコメントが飛び交っています。
このようにSNSを活用している人たちを「3層」に分類しましたが、
ここで理解しておかないといけないのは、①②はビジネスとして、③は趣味として活用している事実。
目的、あるいは機能が、まったく異なるわけです。
たまに残念ながら頻繁に②の人と③の人がSNSで喧嘩をしていたりしますが、
ああいうやりとりは、ほぼ無意味ですし時間の無駄といって差し支えありません。
その答えもわかり切っています。
SNSで発信する目的や機能が異なるから
それ以上でもそれ以下でもありません。
そして、
③の人たち(わたしも含まれる)のコメントに制限を加えるのは事実上不可能です。
ただの趣味ですから、
「(誹謗中傷など)法律に逸脱した内容を通報する」ことはできても、
基本的にそこを変える方法はないといっていいと感じます。
一方で、①と②の人たちは「ビジネス」ですから、
「(自身および業界にとって)メリットがあるコメント」を続けることが大切となります。
特に②の人たちによるSNS、
そのコメント、メリットある???
って感じることが以前より多くなってきました。
ちなみに、
ブログを書く構想段階では、
「MリーガーにSNSは必要か!?」
「MリーガーのSNS活用は適切か!?」
みたいな問いかけを考えてはみたのですが・・・。
どっちでもいいかなぁって思って、
そういう内容を書くことはやめました。
数年にわたって肌で感じていることは、
本来は①に近しいはずの関係者②の人たちが、
③の人との口喧嘩を楽しそうにやっているけれど、
たぶん、そのうち、大きな問題になるだろうなぁ、という感想。
おまけ.岡田紗佳選手の発言に端を発した今回の騒動の落としどころは?
さて、騒動から約2週間、表立っての進展はなく、
先週に引き続き今週も伊藤友里さんは番組出演を控えている状況。
2/6現在、7日のインタビュアーが変更になっていたので、
いよいよ体調不良ではなく水面下で協議されている説が有力に・・・。
今回のブログシリーズと関連づけて中間的にまとめると、
1.「楽屋配信」での暴言・失言が大きな問題に発展
議論の余地がないレベルの暴言だけど、当初はそこまで深刻に捉えていなかった可能性あり
2.岡田選手が自身のSNSで「謝罪っぽいコメント」を投稿
SNS特有の友達に「ごめん!」みたいな「軽いノリ」が逆効果だったかも
3.岡田選手が登板後のインタビューで「謝罪っぽい発言」をする
インタビューの私物化については先日のブログのとおり
4.チーム公式SNSで定型文の謝罪文を発表した後、堀慎吾選手のnoteを公開
「堀さんさすが!」みたいな「いつものノリ」で乗り切ろうとしたけど、失敗した感じ
(一部の麻雀プロが持ち上げていたけれど、ビジネスの観点からは内容・タイミングともに疑問符)
これ、どこに落としどころを持っていくんだろう・・・。
楽屋配信もインタビューもSNSも、
岡田選手本人の対応もチームの対応も、
全部が全部ことごとく裏目になった感じで、
ある意味で「内輪ノリ」が「ビジネス」として通用しない最たる例かもしれません。
ここまでくると、
岡田選手本人というより、
サクラナイツというチームにペナルティがつかないと、
たぶん解決しないだろうなぁ、というのが率直な感想。
考えられる一番きついケースが「チーム撤退」(≒8チーム体制に戻る)、
次いで、森井監督交代(それを含めてチーム撤退の現実味が帯びるわけ)。
その次が、岡田選手の出場停止。
(仮にそうなると次年度退団が濃厚)
それ以外だと、チームポイントの没収。
たとえば▲100pくらいで手打ちになれば御の字だし、
そのくらいすればサクラナイツへの同情論・叱咤激励の声も出てきそう。
わたし個人としては、
誰か個人を罰するというよりは、
チームとしてのペナルティが実は一番穏便な落としどころじゃないかなぁ・・・。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。