ウェルター級佐々木尽、散る・・・。

トレード雑記第589弾、
ウェルター級佐々木尽、散る・・・。
一般的な知名度は皆無に等しい佐々木 尽(ささき じん)。
東洋太平洋ウェルター級王者として、
WBOウェルター級世界タイトルマッチに挑戦したプロボクサー。
ちなみに、
ウェルター級の位置づけは、
軽い階級~重い階級を順に並べると、
ライト級-スーパーライト級-ウェルター級-スーパーウェルター級-ミドル級
となります。
ちなみに、
これまで日本人ボクサーで世界チャンピオンが出ていない階級のなかでは最軽量。
(ミドル級では竹原慎二さん、スーパーウェルター級では輪島功一さんなどが戴冠)
世界的にはウェルター級は中量級として、
選手人口がものすごく多い、いわゆる「花形階級」のひとつ。
そこに挑むのが、
23歳の日本人ボクサー佐々木尽。
2025年6月19日(木)、
いよいよ運命の世界戦。
日本国内では絶対的な選手である佐々木選手ですので、
この勢いのまま、世界タイトルにも手が届くのではという期待。
結果は、
想像以上に世界の壁は厚く、
ブライアン・ノーマン(アメリカ)に完敗。
中量級の迫力、パワー、スタミナ、スピード、テクニック、
考えられるすべての点で圧倒的な差があったように感じます。
5回TKO負け、
失神KOという派手な試合となりました。
かなり危険な倒れ方だったので、今後が心配。
早々に勝利が見込めない状況になっていたので、
もう少し早く止めてあげても良かったのに、という思いと、
佐々木尽でもまったく届かないか、という思いと、複雑な気持ち。
軽量級は井上尚弥選手が圧倒的だけど、
中量級からその上は、まったく世界と太刀打ちできないのがかなしい。
それはまたこれからの日本ボクシング界の課題。
今は何よりも、
佐々木選手の一日も早い回復を祈ります。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。