高校野球「審判」の技術向上について

トレード雑記第622弾、
高校野球「審判」の技術向上について
2025年、夏の甲子園は沖縄尚学高校が優勝して幕を閉じました。
今年は(も?)優勝校以外のところで話題が少なくありませんでした。
代表的なものは次の3点。
1.広陵高校の1回戦勝利後の出場辞退
2.複数の試合における「誤審」騒動
3.夕方~夜間開催による選手および観客の体調管理と移動手段
ひとつ目は、
何度かこのブログでも採り上げましたが、
すでに警察の捜査が始まっており(広陵高校側の発表で警察に協力するとあったので間違いなし)、
その結果が出るまでは推移を見守る、というのが基本の流れ。
ふたつ目が今回のブログのテーマですが、
先にみっつ目について、簡単に。
選手の熱中症対策として午後の時間帯には試合をせずに、
夕方から試合を開始する形式がとられました。
想像以上に白熱した試合が続いたこともあって、
いわゆるナイターでの実施、22時頃まで試合がおこなわれている、という状況に。
甲子園に出場するような強豪校だとナイター設備のある練習環境なのかもしれませんが、
そういう環境にない高校とのあいだで有利不利が出てくるかも、という気持ちがひとつ。
ナイターに不慣れだとケガのリスクも高まりますし。
また、
試合後に選手たちはバス移動でしょうが、
観客はどうするんだろう、というのがもうひとつ。
兵庫県開催なので、
近場の人だと電車の心配はありませんが、
遠い人はどうするんだろう、という感覚。
あまり遅いと翌日にも影響します。
この点は選手である高校生にとっても、
観客である大人にとっても、それなりに影響しそう。
最終試合で、試合が盛り上がる終盤にかけて、
観客がぽつぽつと帰宅するような状況になると、
それこそ選手たちがかわいそうという感覚ですし、
時間を気にしながら観戦する側も気の毒になってきます。
とはいえ、今年のケースだと、
そこまで大きな混乱はなかったっぽいので、
こういった心配は杞憂だったのでしょうが、
一応そういったことも考えておかないとね、というお話。
さて、本題。
ふたつ目の、
審判の確保と技術向上のお話。
わたしの結論は、人間だから誤審は必ずあるので、
誤審を認めることと、再発防止の工夫が必要という立場。
それを審判個人に背負わせるのではなく、
主催団体(高野連)が整備する必要がある、という考え方。
最近の記事に、
実際に高校野球で審判を実施した人の講演記事がありました。
比較的小さな記事だし、
甲子園の盛り上がりとは時期がずれているので、
あまり人目に触れそうにないし注目もされそうにない記事。
佐賀県高野連が開催した研修会。
言い方は変ですが、
高野連はちゃんとやっているんだから、
こういう活動こそしっかりアピールすれば、と思う次第。
また、佐賀県高野連だけではなくて、全国で定期的に実施してほしいし、
審判の技術向上、高校野球の教育的活動こそ高野連の本分、だと思う。
誹謗中傷には訴えるぞ、
みたいなアピールよりも、よっぽど大切。
ネガティブな側面ばかりが採り上げられて、
「高野連不要論」みたいな極端な批判を好む人がいたりするけれど・・・。
実際には多くの関係者が、
より良い甲子園の開催に向けて、
日々努力をして工夫を凝らして活動をしているのだから、
そういった前向きな活動により焦点が当たることが望ましい、と思う次第。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。