サッカー日本代表アウェー2連戦まとめ!

トレード雑記第624弾、
サッカー日本代表アウェー2連戦まとめ!
9月の国際親善試合は、
W杯共同開催国であるメキシコ代表とアメリカ代表との2連戦。
普段のサッカー専用グラウンドではなく、
メキシコ代表戦では野球場での実施となったり、
完全アウェーに加え、勝手の違うピッチの状況、ベンチ(ほぼベンチなし)設営など、
かなり面食らうことも多かったように感じます。
それらを含めてアウェーと言えばそれまでですが。
2連戦を視聴した感想を、簡単にまとめます。
対メキシコ代表戦 0-0 引き分け
1試合目はメキシコ代表戦。
FIFAランクでは日本代表17位より上位の13位。
中南米の強豪国で、
さほど背丈が高くないなど身体的特徴が日本人と似ているところから、
日本代表が目標とするチームとして古くから注目されていた代表チーム。
また、国内リーグが強いため、
いわゆる欧州組がそれほど多くなく、
情報も少ない(≒日本では入りにくい)ため、やりづらい相手。
試合自体は、
第一に、ピッチコンディションが悪くボールの動きがおかしい感じが気になって仕方なかった。
第二に、審判が笛を吹きすぎ・・・。
試合がすぐに中断するので、
両チームともリズムがつかめず、一見すると凡戦に。
そのなかでも、GK鈴木の安定したセーブ、
ケガ人続出のDF陣も板倉を中心に丁寧な対応、
なによりキャプテン遠藤の堅実な守備など順調な仕上がりを感じる一面も。
一方で、攻撃陣は評価し辛い・・・。
上田のポストは効いていたように感じるけれど、
最後まで得点は出来ず。
堂安と久保、南野の役割分担について、
(同時出場時はいつもながらだけど)よくわからない。
三笘の調子もいまひとつ。
先日、電撃的に代表復帰となった佐野海舟も、
そこまで目立った活躍はなく、まぁまぁな印象。
今回の試合は、
メキシコ代表もそこまでアグレッシブに攻めてきていなかったので、
調整試合として、まずまずといったところなのかもしれません。
後は、久保と板倉が故障したっぽい感じがとても残念。
(両者ともに大事ではないようで一安心ですが)
特にDF陣の離脱が目立つため、
レギュラー確約クラスの選手にとっては、
これからの時期はコンディション管理が最優先となってくるかもしれません。
対アメリカ代表戦 0-2 負け
2戦目も共同開催国であるアメリカ代表戦。
日本代表は北米の代表チームとほとんど戦った経験がないため、
FIFAランクをみても、毎度の如く「アメリカ代表はそこまで強いチームなの?」と感じるのが定番。
現在のFIFAランクは15位と、
日本代表(17位)より少し上。
とはいえ、アメリカは、どの競技もだいたいそうですが、
豊富な資金力と「フィジカルお化け」の選手が多数出てくるのがひとつの特徴。
(アメフト、バスケなどとんでもないフィジカルモンスターでいっぱい)
かつての日本のJリーグのように、
近年のアメリカはサッカーへの熱が高まっているらしく、
国内リーグに著名選手をたくさん呼び込んでリーグの底上げをしている最中。
その成果がどの程度でているのか、
ひとつの集大成として来年W杯を捉えている、はず。
メキシコ代表戦から中2日、
アメリカ国内の移動だけれど、時差がある・・・。
日本にいると、まったくピンとこないけれど、
過酷な環境であることを再認識できるし、来年W杯に向けた良いシミュレーションになりそう。
さて試合内容は、
と、その前に・・・。
スタメン11名全員変更!?
以前も書いたけれど、
こういうターンオーバーだと別チームの試合になるので、
改善点とか調整とかいう次元の試合にはなりようがない。
本当に繰り返しになるけれど、
GK鈴木、主将で守備的MF(orDF)の遠藤、
攻撃陣の1~2名くらいは固定にしないと、と思う次第。
こんなやり方だと結果うんぬんよりも、
何が良くて何がダメで、どういう改善をして、
誰と誰が連携が良くて、あるいは悪くて、みたいなものがまったく判断できない。
肝心の試合内容も、
伊東と前田が駆け回るだけ(に映る)、
望月の高さは武器だけど足元の守備は不安、
長友の積極的なクロスはあるけれど、守備・攻撃ともに不安、
GK大迫とDF陣が常に不安定、みたいな感じ。
せっかくのアウェー2連戦、
FIFAランク的に「同格からちょい格上」の準強豪国、
だったのに・・・、なんかパッとしない2連戦となりました。
何より攻撃陣から得点の匂いがしない!!!
こういう試合が続くと、
どうしても失点シーンが目立つけれど、
それ以上に深刻なのが2試合で無得点というところ。
もちろん、メキシコ代表、アメリカ代表は、
ともに日本と格上(よくて同格)のチームなので、
アジアの国々との大量得点ばかりの試合ではなくて、
アウェーで善戦できたところには大きな収穫があったといえるわけですが。
しかし、なんというか、
こういうターンオーバーの仕方(試合ごとに選手を大幅入れ替え)だと、
親善試合とはいえ対戦相手国にも失礼に映るのが懸念点。
実際、アメリカのファンの反応には、
「日本はアメリカを舐めているのか?」
みたいなコメントも少なからずあったわけで・・・。
親善試合は非公開の練習試合ではないのだから、
たとえば、せめて、前後半でターンオーバーとか、
短い時間でも主力を出すとか、そういうやり方をしないと、ね。
なんならアメリカにいるサッカーファン、
アメリカ人もいれば日本人の現地在住者もいるわけで、
そういうファンの期待をスタメン発表段階で裏切っていてはシャレにならない。
逆の立場で考えると、
ホーム(日本開催)で強豪国を迎えて、
相手チームが控えメンバーばかりだと興ざめするのは間違いないのだから。
たとえば、もし来月、ブラジル代表戦において、
ベストメンバーは来日せずにU-23レベルで来られたら腹立つわけで、それと同じ。
最後に、
もしかすると、
ケガ人・故障者多発で、
水面下で試合出場にストップがかかっている選手が少なくないのかもしれません。
また、中2日(時差の関係で実質1日半程度らしい)による調整失敗の可能性もないわけではない。
これからの時期は、
W杯を見据えた情報戦でもあるので、
あえて非公開情報をバカ正直に公開する必要はない。
わたしたちのような一般のファンには詳しい情報が入ってこなくてモヤモヤするけれど。
選手選考から試合運びまで、
やりくりをしなければならない森保監督以下首脳陣は大変というお話。
(おそらく退陣論が再燃しそうですし、そういう声とも対峙しないといけない)
いずれにしても、この手の親善試合で無双して、
気持ちよくなって本番のW杯でボロ負けだと最悪なので、
本番はもっとエキサイティングな試合になると信じるしかありません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。