断捨離その13-負けているときに他人と比較しない
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株の断捨離その13
負けているときに他人と比較しない
さて、ここで紹介する断捨離は、
以前に負けまくっていたときに感じていた極めて残念かつ最低な思考についてです。
普段の「株の断捨離シリーズ」は、基本的に「〇〇やるべからず」といった断定的な否定行動や思考を扱っているわけではありません。
状況に応じてやってもいいけど、別にやらなくてもいいよね、
というような感覚で設定しています。
たとえば「ナンピンはやめるべき」とか「IPOはやらないべき」みたいな表現だと、
書いているわたし自身が読んでいても違和感しかありません。
そうではなくて、
別に無理してやらなくてもいいよねというニュアンスで、
そういう考え方もありだよねという感じ。
教科書的な「やるべき/やらないべき」みたいな重圧から解放される感覚で書いています。
(そういう思いでシリーズのタイトルをつけたわけです、伝わっているかなぁ・・・)
ただし、本日紹介する断捨離は「やらないべき」に限りなく近いと思います。
トレードで負けまくっていたときの経験談です。
「なんでいつもわたしだけが負けるんだ!!」
「わたしが負けているということは同時に同じだけ勝っいる人がいるのか!!」
「くそ、悔しい!!」
といった感情になっていたわけです。
今から思えば被害妄想のようなもので、
単純に下手くそだっただけなんですが・・・、
当時は本気でワントレード負けては誰か他人のせいにしていました。
そしてブログやYouTubeなどで株やFXのチャンネルを見ては、
勝っている人に対して、羨み、妬み、などの感情が湧いたり、
負けている人に対して、同じ人がいてよかったなどと変な安堵感を抱いていたわけです。
さらにひどく爆損したときなど、自分よりも負けている人を見つけては・・・、
「シャーデンフロイデ」(≒他人の不幸は蜜の味)のような残念な精神状態に陥ったこともありました。
その後に「自分はなんて情けない考え方をするのだ・・・」と、
自己嫌悪に陥って反省するまでがルーティーンです。
本当に、最低の考え方だと思います。
何ひとついいところがないのではないでしょうか。
ちなみに最近も負けまくっているわけですが、
今は不思議と他人と比較する感情は湧いてきません。
完全に自分との戦いといった感じで迷走していますが・・・。
勝っているときに刺激になるなら比較もあり
そもそもトレード成績は他人と競争するようなものではないと思っています。
負けが込んだからといって、もし上記のような情けない思考に陥ったときは、
いったん相場から退場して頭を冷やした方がいいと思います。
とはいえ、自分自身がしっかりと利益を上げており、
トレード仲間(リアルではなくてもブログやTwitterでの知り合いもあり)など、
お互いがお互いに切磋琢磨できるような状況であれば、比較もありだと思います。
そこでの比較は、利益の金額といった結果について比較するというよりは、
トレード手法、エントリーのタイミング、使用ツールなど、
あるいはもっと本質的な相場への考え方とかそういったところでの比較。
つまり、利確・損切りなどトレード収支の結果を比較するのではなく、
その過程や心構えなどで参考になるところは貪欲に吸収すればいいという感じですね。
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