断捨離その17-練習という気持ちを持たない
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株の断捨離その17
練習という気持ちを持たない
Twitterでの先行公開を終え、今回から断捨離シリーズ新ネタに突入です!
記念すべき第1弾(通算第17弾)は、
わたし的に思いのほか重要だと考えている項目です。
もちろん、便宜上相手に伝わりやすいという理由で「練習」という表現を使うことはあります。
以前紹介した「しょぼい」利益と同じくらい使い勝手のいい言葉なので表現としては問題ありません。
ただし、練習という考え方は成長を妨げる危険性が高いので使う場合は注意が必要です。
トレードにおいて「〇〇する練習」の〇〇にあてはまるものはそれこそ星の数ほどあります。
たとえば、損切り、ナンピン、ショート(売りポジ)、両建て、順張り・逆張り、
スキャルピング、現引き・現渡し、買い増し、・・・、
さらには、ロットを増やす、利益を伸ばす、時間軸を伸ばす・縮める、
MACD、ボリンジャーバンドなど新しいツールを使う、・・・、などなど。
ありとあらゆる思考や行動に「〇〇する練習」という表現を使うことができます。
練習という表現それ自体はそこまで問題ではないと思いますが、
練習という考え方が次のふたつの思考とセットになっているとしたら非常に危険です。
【実践前】練習だから失敗しても仕方がない
【実践後】やっぱり失敗したけど経験にはなった
この考え方をしたことありませんか?
わたしは負け続けていた頃、ほぼ毎日こんな考え方をしていました。
練習だから失敗しても仕方がない → 最初から失敗する保険をかけている
本音は成功して利益をあげることを夢見ているのに、
やる前からダメだった時の保険をかけて失敗時の精神的苦痛を減らそうとしています。
やっぱり失敗したけど経験になった → 言い訳や慰めをしている
そして実際にやってみて失敗すると、経験になったからOKと自分を慰めています。
それどころか、その手法やツールは△△さんの言っていたことだし、
自分には合わなかっただけ、などと失敗の原因を他人のせいにしてたりします。
このような考え方をしているとトレーダーとしての成長を妨げるのではないでしょうか。
相場は真剣勝負の場ですので、練習の場ではないはずです。
練習をするのであればバーチャル取引アプリやエアトレードの領域だと思います。
ちなみに「練習」と似たような言葉で「挑戦」があります。
新しい手法やツールへの挑戦は素晴らしいことだと思います。
ただし、考え方としては挑戦と練習は似て非なるものだと思っています。
ある時期から練習という言葉を挑戦という言葉に置き換えていますが、
気持ちの部分のほんのちょっとの変化かもしれませんが、
トレードに対して甘えから覚悟に近い感覚が芽生えたことを思い出しました。