弱者の常識・強者の非常識-ファインプレー
トレード雑記第77弾、
弱者の常識・強者の非常識-ファインプレー
スポーツの世界はもちろん、将棋や麻雀の世界でも、
「ファインプレー」(fine play)と呼ばれる美技・妙技があります。
それは、ピンチを救う会心の一撃だったり、
勝利を決定づける印象的なプレーだったりします。
一般的に「ファインプレー」は、
1.圧倒的にピンチ(≒逆境)の状況に陥る
2.普段はできないような華麗な技を繰り出す
3.その技がピタリとハマって勝利を掴み取る
という流れで発生します。
このように考えると、
ファインプレーとは、
弱者に与えられた「一発逆転のチャンス」です。
その競技等において弱者であればあるほど、
ピンチに陥る機会がたくさんありますので、
結果として「ファインプレーのチャンス」(?)も数多くあるわけです。
一方で、強者はそもそもピンチに陥ることがほとんどないので、
ファインプレーの出現率が極端に少なくなっていたりします。
たとえば、大相撲では「横綱相撲」という表現があるように、
横綱は、相手の攻撃を正面から受け止めてその上で投げる・押し出すなど、
ある意味では「普通過ぎてつまらない」取組になります。
また、野球でも、守備のファインプレーが良くクローズアップされますが、
上手い(≒守備範囲の広い)選手だと胸元でなんなくキャッチできます。
言い換えると、
守備範囲の狭い(≒打球落下地点の判断は遅い、第一歩が遅いなど)選手ほど、
ギリギリのところでキャッチするというファインプレーが出現しうるわけです。
極端に言ってしまうと、
弱者ほどファインプレーがたくさん出現する!
弱者ほどファインプレーに頼らざるを得ない!
ということになります。
当たり前の準備をして、
当たり前のプレーをして、
当たり前のように継続できるのが、
強者が強者である単純明快な条件。
ちなみに、アイキャッチ画像は、
知る人ぞ知る伝説のファミコンゲーム『つっぱり大相撲』(テクモ、1987年発売)。
下の力士が、空中高く放り投げる技ですが、
なんと、投げられた側の力士は落下地点をコントロールして、
下の力士にぶつけることで一撃必殺の逆転技「あびせだおし」が成立しますw
(当然ですが、実際の大相撲の決まり手「浴びせ倒し」とはまったく異なります)
投げられて敗北がほぼ確定した後の最後の手段として、
起死回生の一撃となる(かもしれない)裏技です。
ちなみに失敗して落下地点を見誤ると・・・、
こんな感じで土俵にめり込む悲惨な結果にw
まぁ、古き良き時代のテレビゲームといった感じですね。
(画像は、いずれもインターネットより引用)
トレードにおけるファインプレー
そしてトレードでも・・・、
ある意味で「ファインプレー」と呼べるような、
トレードができてしまう場合がありますw
たとえば、
すごい含み損を耐えに耐えてのプラテン、とか、
ナンピンしまくってトータルプラスで乗り切る、とか、
爆損した後にロットを一気に上げて取り返す、とか、
だいたいそんな感じで、印象に残る「大立ち回り」です。
なんとか成功すると(≒ファインプレーを達成すると)、
ホッと一安心といったところです。
が、
しかし、
こういったトレードの後には・・・、
だいたい爆損をやらかしますw (← わたし調べw)
こういった経験はわたしだけではない、はず。
そもそも、ファインプレーをしている状況、
ファインプレーに頼らないといけない状況、
それ自体が「危険信号」なんだと思います。
2022年は、「さも当たり前」のように、
利益を積み上げるトレードを目指したいですね!
ファインプレーかぁ…
新年1回目のトレード雑記から考えさせられる記事ですね。
流石です!
結局負けたくない(ロスカットをしない)という行動が
更なる悲劇につながるんですよね・・・
私も気を付けます。
にしても、内容からもすうさんの今年のトレードに対して
強い決意を感じました!
明日もお互い慎重かつ大胆にプラスを目指しましょう!
今日も1日お疲れさまでした。
トレードにおいて、
いつもいつもファインプレー(派手なトレード)をしていると、
だいたい悲劇的な末路が・・・、という感覚です。
だからといって、逃げ回ってばかりでもダメですけど。
難しいですよね、
答えが出そうにありませんw
お互い頑張りましょう!