断捨離その28-メディアの銘柄紹介を鵜呑みにしない

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株の断捨離その28

 

メディアの銘柄紹介を鵜呑みにしない

昨日紹介しました「断捨離その27-情報収集にのめり込まない」のなかにある、

5.トレードで参考とする情報(D):有名トレーダーによる銘柄紹介など

に関連する断捨離です。

 

トレードで参考とする情報

1.トレードを始めるための情報:証券会社の選び方、注文方法など

2.トレードで参考とする情報(A):ファンダメンタル分析(会社の業績評価方法など)

3.トレードで参考とする情報(B):テクニカル分析(移動平均線、MACDなど)

4.トレードで参考とする情報(C):メンタルや心構えなど

5.トレードで参考とする情報(D):有名トレーダーによる銘柄紹介など

6.トレードで参考とする情報(E):トレーダーの生活や将来の情報(現役、成功者など)

 

昨日は小難しく抽象的なブログになったので、

今日は簡潔にいきます!!(のつもり・・・)

 

メディアの種類は多種多様

ここで想定しているメディアは、

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書籍などのいわゆるオールドメディアとともに、

YouTube、ブログ、Twitterなどのニューメディアを含んだ媒体の総称です。

 

一方で、著名なトレーダーや投資家などが運営されているスクールや商材は含みません。
(含まない理由は単純で、わたしが活用したことがないので言及できないだけです)

 

金額としては、無料のものから高くても数千円(書籍や雑誌代など)程度を想定しています。

 

メディアも紹介者も「ビジネス」である!

これらのメディアでは定期的に銘柄紹介がおこなわれます。

 

今の時期だと、

「億り人が選ぶ2021年の注目銘柄3選」

みたいなやつです。

 

もしここで紹介される銘柄が、

(株)キーエンス(証券コード6861、以下同じ)

(株)ファーストリテイリング(9983)

(株)任天堂(7974)

だったらどのように感じるでしょうか。

 

いずれも業界を代表するリーディング企業ですし、

注目に値しないわけがありません。

 

とはいえ、次のような理由で紹介されることはまずありません。

 

読者(視聴者、リスナーなど)が求める情報ではない!!

 

よりはっきり表現すると、

購入者が限定:株価5万円超(100株でも最低500万円以上の投資資金が必要)の超値がさ株

目新しさ皆無:時価総額トップ10に入る企業のため、常時注目されてしかるべき銘柄

であるため、

多くの個人投資家にとって興味関心を刺激する銘柄紹介とはいえません。

 

当然、このような銘柄紹介を繰り返しているとそのメディアは衰退するでしょうし、

紹介者は他のメディアから声がかからなくなるはずです。

 

そのため、

テーマ株といわれる銘柄(EV(電気自動車)、水素、ワクチンなど)や、

たとえばファストリに素材を納入している企業など関連銘柄などで、

株価が高くても1万円未満の銘柄を中心に紹介されることになります。

 

「たとえば任天堂は高くて手が出ないという個人投資家でも、ゲーム会社の連れ高や、

グッズ会社など任天堂の商品展開を想定して先回りして購入するのが株式投資だ!」

みたいな話を聞くと「ほぉ~、そうなのかぁ」って思ってしまいます。

 

このような発言は間違っていないと思いますが、一種の営業トークでもあり、

ビジネスとしての側面からの発言であることも理解しておく必要があります。

 

求めている情報に群がるのはリスクも高い

一方で「投資資金10万円で狙う超優良株」みたいな特集記事もよく見かけました。

 

わたしのような投資資金が少額の個人投資家が求める情報をドストレートに特集したものです。

 

実際のところ、メディアで紹介されたことも相まって株価が上昇することは少なくありません。

メディアに紹介されたという事実自体が材料となり株価上昇につながったりするからです。

特にYouTubeやTwitterなど即時性の高いメディアで有名投資家が紹介するとその傾向は強くなります。

 

そのまま上昇していくこともありますが、

一般に「イナゴタワー」と呼ばれるように、銘柄に最初だけ群がって急上昇したのち、

急降下して二度とその株価まで戻ってこない(戻ってきても数か月~数年後)ということもあります。

 

このようにメディアで紹介されている銘柄は、

ある意味では多くの人が注目している銘柄であり、

買いたくなる要素がふんだんに詰まっている銘柄でもあります。

 

昨日も書きましたが、

情報収集すること自体は素晴らしいことですが、

その情報をそのまま鵜呑みにしてトレードをするのは大きなリスクがともなうと思います。

 

メディアで紹介される銘柄についても、そのまま鵜呑みにせず、

自分なりにしっかり解釈して、自分の判断で購入したいものです。

 

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