断捨離その27-情報収集にのめり込まない

応援よろしくお願いします!

株式デイトレードランキング

 

やる必要のないことをやめる

株の断捨離その27

 

情報収集にのめり込まない

いろいろと丁寧に注釈をつけないと誤解されるような表現ですね。

 

以下、抽象的でわかりにくい話が続きますので、

お暇な方はお付き合いいただき、

お忙しい方は本編「トレードで参考とする情報とは」に読み進めてください。

 

そもそも「情報」そのものに価値はありません。

というのがわたしの考え方です。

 

その情報を価値あるものにするためには、

情報の受け手の解釈や行動に依存します。

 

たとえば、

古代エジプト文字で書かれた日記、

アンモナイトの化石(当時の土つき)、

有名スポーツ選手のサイン色紙、

絵画、仏像、骨とう品・・・。

 

他にも流行となるような洋服やアクセサリー、料理、ゲームなど、

どんな領域でもそうでしょうが、そのもの自体にどれだけ価値があるのかないのか、

正直よくわからないというものも少なくありません。

 

結局のところ、

受け手にとって有益であれば価値ある情報ですし、

そうでなければ何の価値もありません。

 

またその情報の価値は不変ではなく、

別の新しい情報によって価値が大きく変化したり、

受け手の捉え方の変化や成長によってもその情報の価値は変化してしまいます。

 

たとえば、スポーツなどの成績は塗り替えられることで相対的な価値は変動しますし、

子どもの頃に夢中になっていたものやことが成長するにつれ一気にさめることもあります。

 

ちなみに2020年の流行語大賞を受賞したのは「3密」です。

「密閉・密集・密接。新型コロナウイルス感染予防のための標語」とのことですが、

願わくば、2021年はこの言葉(情報)の価値が減少しなんならなくなってほしいと思います。

 

トレードで参考とする情報とは

ここまで、情報なんてそれ自体は無価値で受け手の解釈や行動によって変わる、

という話をしてきましたが、その上でトレードで参考とする情報を区分します。

 

トレードで参考とする情報

1.トレードを始めるための情報:証券会社の選び方、注文方法など

2.トレードで参考とする情報(A):ファンダメンタル分析(会社の業績評価方法など)

3.トレードで参考とする情報(B):テクニカル分析(移動平均線、MACDなど)

4.トレードで参考とする情報(C):メンタルや心構えなど

5.トレードで参考とする情報(D):有名トレーダーによる銘柄紹介など

6.トレードで参考とする情報(E):トレーダーの生活や将来の情報(現役、成功者など)

 

他にもあるでしょうが、ざっくりこんな感じだと思います。

 

そのうち1.は、トレードを始める人にとって最も価値ある情報と言えます。

同時に、始めてしまえばほぼ無価値となる情報でもあります。

 

6.についても気になる情報のカテゴリーだと思います。

トレーダーの末路は悲惨、成功者は皆無、トレードは博打みたいな情報しか持たない人が、

トレードしようとは思わないでしょう。

 

一方で、トレードで成功して億万長者になった人などの体験談は人気コンテンツですし、

現役トレーダーの「1日のルーティン」「お金の貯め方・使い方」みたいなコンテンツも、

YouTubeやブログなどで無料公開されていて人気となっています。

 

これらの情報も、自分のトレーダーとしての理想や目標を設定するうえで重宝されますが、

定期的・不定期的に自分の将来を見つめ直す際に活用される情報で、

毎日のように一生懸命に情報収集をするといった種類のものではないと思います。

 

のめり込むとマズい情報とは

今回の断捨離のテーマとしているのめり込むとマズい情報とは、

2.トレードで参考とする情報(A)から4.トレードで参考とする情報(C)、

つまりファンダメンタル分析、テクニカル分析、メンタルなどに関する情報です。

 

なお、5.トレードで参考とする情報(D)の、有名トレーダーによる銘柄紹介は、

やや異質ですので、あらためて別の断捨離で紹介します。

 

2.~4.の情報は、

いわゆる株の入門書には用語や簡単な解説などが紹介されており、

その用語をネット検索したり、タイトルに含む書籍を新たに購入したりと、

情報を深めることができます。

 

たとえば、入門書で「ローソク足」に興味を持ったら、

「ローソク足の見方」とか「ローソク足で相場を読む」とか

「ローソク足を活用して1日〇円の利益」とか、いくらでも関連する情報は出てくるはずです。

 

それこそ、株用語や分析手法ごとに星の数ほどの追加情報、応用編、上級者向け、などなど

星の数ほど出てくると思います。

 

株を始めた頃は、そういった専門用語や手法を知ることが楽しくて楽しくて、

何冊も書籍を読みましたし、ブログやYouTube、ネット検索をおこないました。

 

その結果、

 

まったく勝てませんでしたwww

 

そして、勝てないのは情報不足だと考えて、

さらに情報収集に明け暮れた時期がありました。

 

もう勘のいい皆さんはすでにおわかりのように、

どんなすごい情報、価値ある情報と言われている情報でも、

わたし自身が解釈できていなかったり、その情報どおりに行動できなかったり、

要するに情報収集に明け暮れているだけで満足してしまっていて、

情報を使いこなせていないというところが根本的に問題だったわけです。

 

新しい情報を知っただけで上達したように勘違いするやつ、

同時に知らないという状況は不利だからもっと情報が必要だと不安になるやつです。

 

しかも、そこで得た情報が、別のことを表現していたり、まったく正反対のことを指し示していたり・・・、

 

実力不足のくせに情報過多に陥ってしまいさらに混乱するという悪循環!

 

結局、どんな領域でも最低限の情報は必要でしょうが、

それ以降は、今持っている情報を上手く解釈して行動に結びつけるかといった部分が、

より重要になってくるように思います。

 

現在でもトレードに関連する情報収集は続けていますが、

書籍などに書かれている手法を盲目的に使用するようなことはなくなりましたし、

情報収集自体を目的としてしまうような状況にも陥らなくなりました。

 

まだまだ収支トントンの状況ですので、

現在のやり方や考え方が正解かどうかはまったくわかりませんが、

情報収集にのめり込んで、それ自体を目的と勘違いしていた時期と比較すると、

メンタルもトレード収支もだいぶマシになっているように思います。

 

2件のピンバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。