断捨離その37-「やれやれ売り」で満足しない

やる必要のないことをやめる

株の断捨離その37

 

「やれやれ売り」で満足しない

以前よくやったし、今でもやっぱりよくやるやつです。

 

「やれやれ売り」ってある種の造語、スラングのたぐいかと思っていたら、

ちゃんと証券用語として認知されていました。

 

ネットで調べたら野村證券ほか多くの証券会社の用語解説集ページにありましたので、

それだけ多くの人が体験しているんだぁって安心した・・・らダメですね。

 

ぜひ各証券会社の用語集等から「やれやれ売り」を読んでください、

顔が赤くなるわ、耳が痛いわ、心を見透かされているんじゃないかって気持ちになりますw

 

念のため、やれやれ売りの要素を紹介すると、

1.エントリーして含み損となる

2.含み損を損切りせずに買値に戻るまで待つ

☆.お祈り&orナンピンをおこなう

3.買値に近づいたところでイグジット

といった感じです。

 

含み損になった後に「お祈り」が通じて、

戻ってきたところでイグジットすることから別名「戻り待ち売り」ともいうみたい。

 

あわせて相場としては、

やれやれ売りが多くなるポイントで戻り基調が抑えられ株価の上昇が抑えられるパターンと、

一方で、こうした売りを吸収することで株価が上昇するパターンの両方が示唆されます。

 

前者は、やれやれ売りが出来そうって安堵した瞬間に株価が下がってさらに狼狽するやつ、

後者は、やれやれ売りが出来たってホッとした瞬間に株価が上がって何でだよ~ってやつ。

 

やれやれ売りが成功すると危険

やれやれ売りが成功するとホッと胸をなでおろすことが多いです。

(わたしはだいたいそんな感じで、その後少しの時間ぼ~っとしちゃいますw)

 

大損や爆損を覚悟したトレードが、なんとか微損、あるいは同値撤退、

うまくいけば微益に!って感じで逃げられたわけですから、そりゃめっちゃ嬉しいです。

 

ですが、多くの皆さんがご存知のように、

このやれやれ売りが成功すると危険なことが多い。

 

より適切に表現すると、

やれやれ売りの成功は大きなミスから目を背けてしまいがちです。

 

さきほどのやれやれ売りの要素を「順番を逆から」解説します。

 

3.買値に近づいたところでイグジット(危険度:☆)

 

ほとんどの場合、エントリーする段階では利確ポイントでのイグジットを想定するんだけど、

それが含み損になると、返済の指値をずらしませんか?

 

イグジットのパターンとしては、

1.当初の想定どおりのイグジット(利確の場合、返済の指値をいれていたらずらさない)

2.当初の想定から買値付近に変更(←今回の話のやつ)

3.買い板にぶつけて損切り撤退

4.当初の想定どおりのイグジット(損切りの場合、損切りラインで損切り)

5.諦めて投げ売り(成り行き売り、逆指値を入れて放置など)

があります。

 

1.(と4.)は計画的なトレード、

3.は状況によるけれど、ほとんどの場合、致命傷を回避できるトレード、

5.は、1~4.のすべてが不発に終わった際に発生することが多いトレード。

 

なお5.には3.に近く指値で逃げられないと判断して成り行き売りで逃げるケース

もあるので一概に言えませんが、思考回路停止による最悪トレードになる危険が高い。

 

で、今回の2.やれやれ売りを考えると、

どうしてもやってしまうのが、指値を買値付近までずらすやつ。

(返済予約の指値をずらす物理的なやつ以外でも想定利確の価格を下げる考えはほぼ一緒)

 

これをやってしまうと、

爆損←→微益

の期待値大幅マイナスのトレードになってしまう。

 

わかっていてもやってしまうので危険度☆ひとつ。

 

2.含み損を損切りせずに買値に戻るまで待つ(危険度:☆☆)

☆.お祈り&orナンピンをおこなう(危険度:☆☆☆)

 

やれやれ売りは別名「戻り待ち売り」と紹介しましたが、

関連する用語で「戻り待ちに戻りなし」という格言もありますよね。

 

もう少しで同値撤退できるって感じの値動きが2、3回続くとすごく期待するけど、

下にいったら「なんでやね~ん!」って声が出るくらいのドキドキタイムが展開されて、

その後は一切戻らず、気がついたら絶賛含み損拡大中になることがよくあります。

 

お祈りの度合いが強ければ強いほど、そういう期待をしてしまうし、

ナンピンもしていたら少しの値動きで損益が大きく変動するので、

冷静な思考と行動からますます離れてしまう危険があるように思う。

 

そして、やれやれ売りがなんとか成功した後に・・・、

株価が上昇するとイライラはさらに高まったりもします。

 

そういった感じで、それぞれ危険度☆ふたつと☆みっつ。

 

1.エントリーして含み損となる(危険度:∞)

 

実は基本的な話で、やれやれ売りの大前提だけど、

見落とされがちなのが「含み損」になっているという状況そのもの。

 

成行注文ではなくて指値注文でエントリーする人の多くは、 ← わたしも指値注文派

逆張り思考の人が多いと思う。

 

だからエントリー直後に含み損となるケースは少なくないんだけれど、

その含み損の金額や含み損である時間が一定の想定範囲を超えた場合に、

やれやれ売りに気持ちが向かってしまうイメージ。

 

たとえばゼロ秒ピンピンだと含み損の瞬間があったとしてもまったく気にならない。

 

そこまで極端ではなくても、

買値付近で反発して含み益がでている状態であれば、

こちらも落ち着いてトレードできる。 ← 含み益に耐えきれずチキン利食いも多いけどw

 

で、経験則だけど、やれやれ売りが成功しちゃうと、

このエントリーのミスを見過ごしたまま次のトレードをするので、

結果として、それまでの利益をすべて吐き出す致命傷となるケースが多い。

 

そして反省するんだけど、

「お祈りする前に損切りしておけばよかった」

「しかも、なんでナンピンしちゃったんだよ」

「少し戻ったところで諦めて損切りしとけば」

みたいな感じになりがち。

 

その反省は間違っていない場合が多いと思うけど、

「そもそも最初のエントリーが酷すぎる」

というケースが100%に近いと思う。

 

そういう意味で危険度無限大。

 

(現状のわたしのレベルでは)解決策はないので、

いかに中途半端なエントリーをしないかが大切だと思う。

 

もちろん手数が多くて、少々雑なエントリー&イグジットでもトータルで利益を計上

って人もいらっしゃると思うので何の参考になるのかわかりませんが、

わたしのように手数が少ない人にとってはエントリーの精度は生命線だと思います。

 

実際に中途半端なエントリーをした2月8日(月)は見事に負けましたしw

 

先月をふり返っても、負けているトレード、銘柄、日、週などは、

エントリーが中途半端だったり、変に前のめりだったりというのがお決まりのパターン。

 

あらためて明日以降のトレードにつなげられるように予習&復習がんばります!

 

おまけ-決算シーズン

IFISの情報をみると、明日12日(金)は742社も決算がある・・・。

 

全部把握することは不可能だと思うので、

とりあえず場中決算の銘柄だけは把握して触らないように注意しようと思います。

TRADER’S WEBの決算発表スケジュールで確認可能です)

 

あとは、10日(木)の決算484社のなかにわたしが大好きなBASEがあったんだけど・・・、

かなり渋めの決算でptsで約18%(2000円幅)と急落してる。

 

株式分割(5分割)もあわせて発表されたみたいなので、

分割後の価格帯が1000~2000円台だと、あまりトレードできなくなりそう。

 

最近、監視銘柄が減っている(≒出来高ない銘柄を外してる)ので、

監視銘柄の入れ替えなんかもやっていこうと思います。

 

なんか週末気分ですけど、明日は金曜なので相場ありますねw

 

BASEもだけどマザーズ超値がさ株の代表銘柄AIinsideもptsでかなり下げているし、

明日のマザーズは荒れそうですね。

 

慎重にそして勇敢に、

頑張っていきましょう!

 


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