刃を研ぐ

トレード雑記第24弾、

 

刃を研ぐ

ビジネス書の世界で大ベストセラーとなった『7つの習慣』(スティーブン・コヴィー)、

成長し続けるための条件として最後の第7の習慣として登場するのがこの「刃を研ぐ」です。

 

有名な書籍だし、たとえ読んだことはなくても、

そのフレーズは知っているという人も多いんじゃないでしょうか。

 

寓話として紹介されている「刃を研ぐ」にハッとさせられた人も多いと思う。

(初めて読んだときのわたしもそのひとりです)

 

だいたいこんな感じです。

 

森の中で木を倒そうと一生懸命にノコギリをひいている木こりに出会う。

あなた「何をしているんですか?」

木こり「見ればわかるだろう。この木を倒そうとしているんだ」

あなた「すごく疲れているようですが、いつからやっているのですか?」

木こり「かれこれもう5時間さ。くたくたさ、大変な作業だよ」

あなた「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。

仕事がもっと早く片付くと思いますけど」

木こり「刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精いっぱいだ」

 

この寓話から、大きく2種類のことが読み取れます。

 

1.目標(成果)に対して最善の努力(過程)を実践すること

2.成長の前提条件として準備を怠らないこと

 

木を切るという目標に対して、現状のノコギリで汗水流しながら切り続けるよりも、

一度休憩をして刃を研いでから切る方が効率が良いという傍から見ると単純明快なお話。

 

だけど、本人は目の前の仕事に追われて・・・、というのはよくあるお話だと思う。

 

頑張っている(ように見える)けれど成果が出ない時、あるいはそういう人への警鐘でもあるので、

自分自身や自分の上司・部下など会社を思い浮かべてドキッとする人も少なくないはず。

 

また普段からの準備として、

「肉体」「知性」「精神」「社会・情勢」への自己研鑽を怠らないことが大切で、

そのことが最大のパフォーマンス(さらによりレベルの高いパフォーマンス)を、

引き出すことにつながる前提条件という考え方です。

 

様々なシチュエーションで援用可能

大ベストセラーとなっただけあって、必ずしも仕事の場面に限定されず、

様々なシチュエーションで援用可能な寓話だと思います。

 

そんなことを考えていたら、

YouTubeのライブ配信やTwitterによく似た話があったので紹介します。

 

1.とあるYouTubeライブ配信者の小学生時代のテストについてのお話。

 

クラスメートは「黒板を丁寧にノートに書き写す」ことに長けており、

そのきれいなノートは良く褒められたけれど、テストになるとあまりいい点数ではない。

 

自分(配信者)はノートの取り方が適当でよく怒られてもいたけれど、

テストの点数は悪くなかった。

 

テストで点数をとることに対しては、黒板きれいに写すことはあまり関係がない。

 

というお話。

 

2.とあるトレーダーのTwitterによる地上から飛び立つお話。

 

地上を飛び立つという目標(成果)のために、

手をバタバタしていても絶対に目標を達成することはできない。

 

飛行機を利用する(作る、乗るなど)というように、

目標に対して努力(過程)の方向性を合わせることが大切になる。

 

というお話。

 

なお、ライブ配信はけっこう以前のことなので、かなりの部分うろ覚えですし、

Twitterはそもそも文字数が限定されますので、読み手(わたし)の解釈に依存する部分が大きいです。

 

ライブ配信者やTwitterの方に『7つの習慣』を意識しているのかいないのかについて、

確認したわけではありませんので、お二方の意図とは異なる可能性も大いにあります。

 

それでも、表面的な表現による細かな違いはあまり重要ではなく、

それよりもお二方の発言が本質を捉えていると思い今回ご紹介することにしました。

 

いずれにしても重要なのは、

成果を上げるために(本当の意味での)努力をしているか?

普段から準備を怠っていないか?

ということだと思います。

 

ミミガイタイデスケドネ・・・。

 


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