麻雀とトレード-読みの深さ
トレード雑記第50弾、
麻雀とトレード-読みの深さ
以前にも2本ほど麻雀とトレードについてはブログにしているけれど、
今回はより直接的な卓上の技術や考え方の話について。
トレードも麻雀も初級者のお前が言うな案件ですが、
まぁトレード雑記だし、そのあたりは適当に読み流してくださいw
以前の記事はこちら。
ちなみに、気合いを入れて(!?)ブログを書いていたら、
けっこう長くなっちゃたので先に結論w
わたしのなかで麻雀とトレードの共通項に追加しました。
1.自分の実力を勘違いしやすい(≒運の要素が介在するため)
2.放銃(≒一人負け)は最悪なので可能な限り避ける
3.「配牌オリ」(≒逃げ)の技術は大切である
4.「人読み」の精度が勝敗を分ける
5.結果より「プロセス」を重視する
6.負けない戦いを展開しつつ、勝ちにいくときは確実に勝ち切る
麻雀で強い人とは!?
たとえば将棋だと駒の初期配置が決まっていて、
自分の駒も相手の駒も見えている状態でスタートします。
つまり100%実力の世界で
素人(アマチュア)がプロに勝つことはほとんど不可能です。
もちろんアマチュアでもアマ棋戦のタイトル(アマチュア名人など)を獲得するような、
トップレベルのアマ有段者(ほとんどがプロ一歩手間までいった元奨励会員)の場合、
プロに勝つこともたまにはありますが、本当にごくごく稀な出来事です。
一方で、麻雀は、配牌が常にバラバラで、相手の手配も見えない状態からスタートしますし、
対局は4人での戦いなので、自分以外の3人のケアをしつつアガリを目指す必要があります。
短期決戦だと、配牌が良くて、そのまま大勝ちして逃げ切りも可能となりますので、
アマチュアがプロに勝つことはそこまで珍しいことではありません。
(プロとアマチュアが参加する麻雀大会でアマが優勝することもあります)
そういうこともあるので、
自分の実力を「勘違いしやすい」のも麻雀の特徴のひとつですw
「プロの〇〇に勝った」とか「プロの〇〇は弱い・下手」とか、
そういう発言が出やすい競技です。
麻雀という競技としての特徴を踏まえたうえで、多くのプロは、
長期戦(50半荘とか)をすれば限りなく実力どおりの結果になる、
その場合、プロ(それもトッププロ)が勝つという感じでプロの強さを表現します。
麻雀で勝ち続けるために必要なこと
そして、この長期的な視点から麻雀でトータルで点数を稼ぐ(≒勝ち続ける)ためには、
1.相手に放銃しない(≒相手のアガリ牌を捨てると「一人負け」)
2.自分でアガリを確保する
3.相手を降ろす(≒自分の手が高い・速いと見せかけて諦めさせる)
というテクニックが大切になります。
前述したように、麻雀は4人競技ですので、
単純計算アガリを持ってくる確率は25%です。
つまり75%は自分が上がれないわけですが、
自分があがることよりも、相手にあがらせないことが大切な要素で、
その際、一人負けとなる放銃(≒自分の捨て牌をロンされること)は最悪。
言い換えると放銃回避率が高いプロが強いプロとも表現できます。
このあたりが麻雀「プロ」と一般的な打ち手「アマチュア」との考え方の違いです。
直近のケースだと金曜日(10/22)のMリーグで、
今年度新加入の伊達朱里紗(だてありさ)プロが、
麻雀で一番点数の高い役満「四暗刻」をテンパイ(≒あと1牌でアガリ)していたのに、
相手の当たり牌を持ってきた瞬間に降りる選択をして放銃回避した一局は伝説となるはず。
もちろん、麻雀の華は「役満」ですし、大物手をものにして一気に大トップに!!
みたいな麻雀は見る者を魅了しますが、
こういう派手な戦いはラス(4位)になる危険も高く、
トータルで勝ち切れない場合も少なくありません。
(麻雀の雀風、雀士の人気などは、また別の要素になると思います)
そして、この「相手に放銃しない」ために大切となるのが、
相手の手配を読む「読みの深さ」となります。
多井隆晴プロの読みの深さ
この読みの深さにおいて、
現役の麻雀プロで最高の精度を誇るのが多井隆晴プロだと思います。
多井プロは麻雀団体RMUの代表でプロ歴27年、現在49歳、
獲得タイトルも多く、自他ともに認める現役最強雀士で麻雀界の第一人者。
ファンの多さもさることながら異常なくらいアンチも多い雀士ですw
アンチが多い理由は、
〇強すぎること(雀力でのアンチはほぼ皆無。彼を弱いという人はまずいません)
〇歯に衣着せぬ物言いで、いわゆる上から目線でビッグマウスなこと
〇牌をきるとき(捨てるとき)によく長考すること
〇ポーカーフェイスの真逆で顔にすぐ出ること
などです。
要するに強いけれど態度が悪い、みたいな意見がほとんどw
最近では「たかちゃんねる」というYouTubeチャンネルで、
ゲーム配信なんかをやっていますが、10月21日のMリーグ終了後、
普段はやらない真面目な(!?)ふり返り配信をしていました。
(自宅で一人でやっている牌譜検討を初めてYouTubeでやったらしいです)
Mリーグの対局終了後、収録スタジオ(だと思う)に移動してのライブ配信だったのですが、
開始が24時過ぎ、終了が27時(深夜3時)頃にも関わらず一時8000人超が視聴していました。
最初だけ視聴して途中で寝ようと思っていましたが、
その読みの深さ、冴えが抜群すぎて結局最後まで見てしまいました。
(翌朝はもちろん寝不足で、相場監視を諦めてノートレwww)
内容は、当日の対局をソフト(配牌や手順を再現できるやつ)で確認しながら、
そのときの打牌選択や相手の手牌を読むことで、対局時の感覚を確かめるというものです。
(動画については2021年10月24日10:00現在、YouTubeにて視聴可能)
そこでは、
〇わずか数巡しか進んでいないのに、〇〇さんは字牌がいくつあるなどと言い当てる
〇捨て牌から△△さんの手役はコレ、何待ちなのかを言い当てる
〇捨て牌からその人のテンパイの速度やタイミング、高い手なのか安い手なのかを言い当てる
みたいな感じで、
対局相手3人の手牌や思考を丸裸にしていく感じ。
もう、笑うしかないですw
捨て牌から手牌の読みはもちろん、
そこには対局相手の性格や打ち方の特徴を把握して読みの精度を高めているところもあって、
圧巻の一言です。
また、多井プロが配信で繰り返し発言されていたのは、
「結果なんかどうでもいい、麻雀はプロセスが大切だから」
ということ。
実力、実績のある雀士、新進気鋭の若手雀士などが集まるMリーグでも、
初年度から3年間のトータル成績トップを誇る人の言葉は重いですね。
トレードとの共通項
短期的に見ると変動はするけれど、
長期的に安定して勝ち続けるという意味では、
100%実力がものをいう将棋よりも、運の要素が介在する麻雀におけるプロの思考は、
トレードにおいてすごく参考になると思います。
(タイトルにはしていなくてもプログでは)これまでに何度か麻雀とトレードの共通項、
みたいな話題はしてきましたけれど、今回もそこに追加します。
項目の重複もあると思いますが、多井プロのふり返りライブ配信をみて感じたことです。
1.自分の実力を勘違いしやすい(≒運の要素が介在するため)
2.放銃(≒一人負け)は最悪なので可能な限り避ける
3.「配牌オリ」(≒逃げ)の技術は大切である
4.「人読み」の精度が勝敗を分ける
5.結果より「プロセス」を重視する
6.負けない戦いを展開しつつ、勝ちにいくときは確実に勝ち切る
1.はあらためての戒めです。
地合いがいいだけなのに実力と勘違いして、エライ目にあったことは数知れませんのでw
2.3.は負けない戦いの組み立てが中心ですが、
「爆損をしない」「休む≒逃げることも大切」「チャンスが来るまで待つ」といった感じ。
併せて4.5.を検討すると、
「相場全体や指数(海外のそれを含む)の動向」「個別銘柄でトレードしている相手の思考」など、
多様な視点からの分析をおこなうことが大切。
多様な視点には、
鳥の目・・・大きく俯瞰する視点
魚の目・・・流れを読む視点
虫の目・・・小さく細かい視点
蝙蝠の目・・反対から見た視点
などがありそうですね。
そして、6.しっかりと読みを入れたうえで、
勝ちにいくときはリスクを取らないといけない、
ということが必要になってくると思います。
ある意味では目新しい内容ではないのかもしれませんが、
どの業界においても第一人者と呼ばれるトッププロの話はすごく勉強になりますね。
わたしなりに、取り入られそうなところから活用してみようと思います。
おはようございます。
今日はUPが早いですね!
しかもかなりの力のこもった内容ですし!
私は麻雀は死ぬほど打ってきましたので、
内容は凄くわかりやすいです!!!
初心者はすべての局で上がろうとして、放銃しまくり
自滅する。
中級者は手作りを覚える。
上級者は降りるのがうまい。
こんなことを雀荘のマスターから聞いた記憶があります。
さらに「麻雀勝つには弱い打ち手をみつけて、その打ち手を負けさせればいい」
とも言ってました。
プロは目先の1勝よりも継続的に勝つこと(勝ち続けること)を最優先なんですよね。
1回の運勝ちなら素人がプロに勝つことはあってもそれは続かない・・・
奥が深いですよね。さらに他の対戦者の心理も読まなければならないところも
正にトレードそっくりですし・・・
継続的に勝ちづづける(退場しない)そして(多かれ少なかれ)利益を出し続ける
それが「専業トレーダー」なのだと改めて認識しました。
やはりトレードする以上はそこを目指す努力は惜しまない、
そう自分に言い聞かせるのに読み応えのある内容でした。
毎日の更新本当に大変でしょうが、ここに間違いなく一人は
それを心待ちにしているおっさんがいますので、
これからも(無理をされない範囲で)続けてくださいね!
いつもありがとうございます。
おはようございます。
じ、実は・・・、昨日のうちに書き上げていたので、
今日は最終チェックして更新ボタンをポチッとしただけですw
(週間収支のブログをあっさりした分、こちらに文章量が偏りましたw)
いろいろと文字にすることで自分の頭を整理できるので、
今のところはこのスタイルを続けようと思っています。
麻雀(将棋もですが)は専門用語が多すぎて、どこまで説明を入れるかで、
すごく読みにくくなったり、逆に無駄に長文になったりとバランスが難しいです。
はじめて紹介するネタだと、どうしても紹介が多くなるので・・・。
わたしも雀荘のマスターの意見に賛成です、
オリの上手い人がまさに上級者ですよね。
カジノかなんかの話で、
「カモ(弱い人)が見つからなければ、自分がカモだ!」
っていうやつとも共通すると思います。
継続性とか安定性って「ギャンブル」と正反対の要素だと思うのですが、
この両方のバランスがいいのがトレードの魅力なのかもしれません。
お互い相場からカモられまくらないように、
明日からも注意深くいきましょう!
>いろいろと文字にすることで自分の頭を整理できるので、
この一文の意味、本当にめちゃくちゃわかります!!!
漠然としたイメージをはっきりさせるとでも言えばいいのでしょうか。
(私もコメ欄に考え方や手法を書かせて頂いているのも凄くためになっています。)
感覚でINすることからの脱却をしたいという思いから、
それをしっかり文章にすることで、再現性の高いINができると考えたからです。
恐らくそのほうが勝率も上がると思います。
またすうさんのブログのコメ欄汚しにならないよう、
(なっているかもしれませんね…すみません)何度も文章化する時に自分の頭の中で
考え方を整理できることも大変助かっています。
いつも丁寧な返信コメント、ありがとうございます。
人によっては得意不得意とか苦手意識はあるかもしれませんが、
わたしの場合、文字にすることで漠然としたものが整理されるタイプです。
お互い自分のプラスになるように、
うまくブログ(ほかのSNS等も同じですが)とつきあっていきましょう!
あと「コメ欄汚し」はお気になさらないように。
そもそも「汚し」の認定は、下品、誹謗中傷、意味不明な文章を送ってきたり、
他の人のコメント(やブログ本文の内容)に対して、マウントをとったり、
批判的なコメントばかりするやつだと思います。
現状わたしのブログでは、毎回のようにコメントをいただくのは、
アラフィフさんだけですから、むしろすごくありがたいですし、
コメ欄汚しになることなんか100%ないですよ。
著名人やプロの作家でもない素人のわたしが書いた文章に、
毎回のようにコメントをいただくというのは、本当にうれしいです。
お言葉に甘えてまた気が付いたことを書かせて頂きます。
「買い」で入るときの強い根拠になりうる条件(使用チャートは5分足)
①VWAPが上向きの方向
②株価(ローソク足)がVWAPの上で推移
③5本25本線がVWAPの上(出来れば方向は上向き)にある
④株価の上昇が前日比2%未満でIN(ⅰ)2%以上3%未満でのINは黄色信号(ⅱ)3%以上なら赤信号
⑤なるべく地合いプラス
この条件①~④を満たしている状態ならかなりの勝率が望める強い根拠になりうるかと
思います。⑤がついているならほぼ鉄板です。
2%未満の状態でINが出来て、含み益になったら利伸ばし
(ⅰ)に近づいたら利確注文をつくり利確準備場合によっては利確、
(ⅱ)の状態に近くなったら絶対に利確
(ⅰ)ではいるならほぼスキャ(含み益になったら即利確)
(数値はあくまで過去5日間の数値から計算しただけなので数値は使う状況・銘柄次第で変更する)
というのが私なりの検証です(過去5日分21銘柄)
本にはチャート形状のみでのINが書いてありましたが、
これはおそらくリバウンド(VWAP下)でのトレードも想定しているからだと考えて、
出来るだけリスクを減らすために「VWAP上でのIN」条件を追加してみました。
言い換えれば、売り方は上記の条件が満たされているときは「売り」で入らない
(入りにくい)ポイントでもあります。あとは私がこれを厳守するかどうかですw
お暇な時にでも、5分足チャートを眺めて頂いてチャート上での検証・確認をしていただく
感じで大丈夫です。
考え方を押し売りするつもりは全くありませんので、
あとはすうさんがこれ使える、使えないの判断をなさってくださいね。
(すうさんの役に立てればいいなぁくらいで書かせて頂いてますので)
とりあえず私は今週この①~④の条件を満たす状態を見つけたら「買い」で入って
検証してみるつもりです(先の検証はあくまで過去のチャート上での検証ですので)
今週のご武運お祈りいたします!!!
ふ、深い・・・、深すぎます・・・。
やっぱり指標を複数組み合わせてエントリーのタイミングを待つことは重要ですね。
わたしは雰囲気で、なんとなくエントリーが多いので、
もう少し分析を深めたいと思います。
ご指摘の方法は、GUかつGUし過ぎていない銘柄で、
上昇過程に上手く乗るためには必須の考えかもしれませんね。
わたしのように、無駄に下がってくるのを待っているだけだと、
見えてこない視点ですので、すごく勉強になります。
実際は、勉強→練習(エアトレ)→実践、までのハードルというか距離が、
思いのほか長くて検証できずじまいになることもしばしばです。
そんなことを言っていても始まらないので、
来週はまたゼロからの気持ちでいろいろとチャレンジしてみたいと思います!
頑張りましょう!!!
文章化すると大げさに見えますが、あんまり深くはありません(汗)
もっとシンプルに書くと、VWAPを5分足チャートに表示させて、
「VWAPが上向き、ローソク足がその上の位置で推移している時に、VWAPに近くなったら買う。
VWAPを割ればロスカット」
ただそれだけですw(INするポイントもロスカット条件もわかりやすいかなぁと)
文章を書きすぎて難解なものになってしまいました…
今日はめっちゃめちゃ暇で(掃除洗濯が終わったら何もすることがありませんでしたwww)
先週分の私の株価ボードに登録している計180銘柄、5日分の5分足チャートを先ほど全部見終わりましたwww
確率的には(銘柄にもよりますが)6割から7割の勝率が見込めるINのポイントだと感じました。
(チャートの検証結果として、考え方の共有の目的で書き込ませて頂きました。)
何事もSimple is best がいいので、追記いたします。
今週私なりに実践で検証して、結果はまた報告しますね!
明日からまた戦いですが、頑張りましょう!
お疲れ様です。
シンプルなマイルールが一番ですよね。
いい意味で参考にさせていただきつつ、
わたしなりの基準を作り上げたいです!!!
ご丁寧な追記ありがとうございます。
監視銘柄・・・、
どんどん減少していって、実質10~20銘柄しかみていませんw
(しかも実際にエントリーする銘柄だと3~5つ程度www)
さぼり気味ですので、自分で自分に喝を入れて、
明日から頑張ります!!!
アラフィフさんの爆益結果報告、楽しみにしています。
とはいえ無茶はなさらないように、
お互い今週も頑張りましょう!