千羽鶴って燃えないの!?
トレード雑記第120弾、
千羽鶴って燃えないの!?
平和の象徴、復興支援、そういった祈りを込めて「千羽鶴」を折って、
ウクライナの関係団体に届けるという運動があるみたい。
在日ウクライナ大使館に飾ってもらうを通り越して、
ウクライナ本国に送りたい、贈りたいみたいな運動に、
なっているらしい。
当然、賛否両論あるようですが・・・。
わたしの疑問、
というか論点はたったひとつ。
いつ贈るつもりですか!?
もし、これが戦争終結後の復興支援であれば、
それは関係各所と調整して贈ってあげたらいいと思う。
(窓口は、在日ウクライナ大使館かNGO団体などかな?)
喜ぶ人もいるだろうし、
そうでない人もいるだろう。
千羽鶴の持つ意味が、日本固有か万国共通かみたいな、
文化の違いといった論点もでてくるだろう。
そして、千羽鶴に限らず、食料、衣料品、医薬品、
遊具(トランプなどカードゲーム、ボードゲームなど)、
書籍(対象となる言語はわからないけれど)、など・・・、
贈りたい人と受け取りたい人がいて、
調整できる人(機関、コミュニティ)があれば、
それはとても素晴らしい行動だと思う。
何もやらない人がごちゃごちゃと口をはさむ話ではない。
ただし、いずれにしても、
それは戦争終結後のお話。
戦争継続中であれば、
そういう問題よりも、爆弾がいつ、どこに落とされるかわからない、
ミサイルが、手榴弾が・・・、みたいなことを想定する必要がある。
つまり、「火」「炎」というのは、生命の危険に繋がるわけ。
戦争による火災のことを「戦火」って表現するくらいだから。
で、おそらくだけど、千羽鶴の素材は「紙」だと思う。
形状は「鶴」でも、素材は「紙」、それも大量の紙。
万が一、千羽鶴の保管場所なんかが攻撃されて、
千羽鶴に引火して、そしてその炎が人間に・・・。
とかになったら本末転倒だし、
というか、シャレにならない。
東日本大震災の復興支援と比較して、
千羽鶴が善意かありがた迷惑かみたいな議論もされているようだけど、
そういう次元の話ではない・・・、と思う。
タイミング、そして想像力が大切、
というわかりやすい事例かもしれない。
この点は、トレードも同じかもしれません。
タイミング、銘柄、想像力、
すべて大切だといえそうです。
お疲れ様です。
この運動、私も常々疑問に思っています。
支援の本質は相手の状況に立って考え、
今本当に必要なものを送ったり、必要なことの
援助をすることだと思います。
今この段階で千羽鶴をどうのこうのは、
それを折っている人間、送る人間のただの自己満足に
過ぎない、もっと言うなら自己中心的な考え方の
現れじゃないのかとも思います。
なんか変な考え方が蔓延しているようで
残念な気持ちになりますよね・・・
お疲れ様です。
やりたい人はやればいいし、
そこは否定しないんですが、
タイミングとして今は静観するしかない、と思います。
冷たいように感じるかもですが、
一般人レベルだと「関与しない」というスタンスも大切だと思います。
もちろん、早期の終戦を願いつつ、
復興支援の段階になったときのために何ができるか、
準備しておくのはいいと思うんですけどね。