便利になるとコストがかかるんだよね

トレード雑記第152弾、

 

便利になるとコストがかかるんだよね

とてもくだけた(?)タイトルにしてみました。

 

深刻に書くと長文になりそうなのと不勉強でボロがでそうなので、

このくらいが落としどころ、というぶっちゃけ妥協の産物ですね。

 

小さな話と大きな話、そしてトレードの話の3本立てです、

お時間ありますときにご一読ください。

 

 

1.無料漫画アプリって便利だよね!?

まずは小さなお話から。

 

ここ1、2年、わたしがハマっているものに「無料漫画アプリ」があります。

 

ちなみに、小説など電子書籍にもチャレンジしたんだけど、

どうしても頭に入らなかったので、わたしの場合、活字媒体は書籍で、

漫画はほとんどアプリで、という使い分けをしています。

 

使ってみると、めちゃくちゃ便利です。

 

(漫画の保管)場所を取らない、移動中にスマホで読める、

無料部分が多いので過去の名作を懐かしさを感じながら読んだり、

最新の漫画なんかでも「どうせ無料だから試し読み」感覚で掘り出し物に出会うこともしばしば。

 

一方で、従来のコミック、つまり紙の媒体は、その値段が高騰しています。

 

単価が安いので、そこまで気にならないところもありますが、

以前(といってもずいぶん昔)は300円台で1冊購入できた気がするんですが、

現在だと500~600円台が主流(?)になっている感じがします。

 

良く知られている理由は、

某古本屋チェーンなどの全国展開、そしてアプリの登場です。

 

古本は、原則的に著者や出版社などに一切お金が入らないシステムですので、

街の古本屋さんが細々と展開しているくらいなら出版に大きな影響なかったのですが、

某古本屋チェーンの全国展開などによって、新品が売れないという事態に。

 

どうすることもできないので、

中古で流通することを見越して、最初から価格を上げざるを得ない、

というお話。

 

そして無料漫画アプリの登場。

 

少しメカニズムは異なるけれど、

無料で読めるのであれば・・・。

 

買わなくなりますよね、当然。

 

音楽もそうだけれど、「お金を出して娯楽を楽しむ」という文化が廃れることになる。

 

なんなら無料が当たり前で、途中から有料(課金)だと文句を言うレビューがあったりする始末。

 

一方で、(紙の費用や在庫が)無料なんだからと出版社や著者も「お試し」で公開している、

と思われるレベルの漫画が大量に出てくる始末。

 

無料なんだからクオリティに文句を言うな、ほんとその通りなんだけど。

玉石混交で石っころばかりだからこそ玉を探し当てる楽しさがあるんだけど。

 

お金、時間、その他、いろんな部分でコストが高くなっているように感じてしまうわけです。

 

2.猛暑、ていうか酷暑がつらい!?

続いては、すごく大きなお話。

 

暑い、とりあえず暑い、そんな日が年々増しているような。

 

で、暑いから室内はクーラーをガンガンに・・・、

というサイクルが回っている感じがします。

 

でも、冷静に考えると、

クーラーを「すべて」ストップしたら、気温は下がる(はず)。

 

室外機とかの熱放出が気温を高めている要因でもあるので、

家庭や企業、政府など、まとめて「すべて」ストップしたら、気温は下がる(はず、たぶん)。

 

しかも電気代も安くなる。

 

ただし、残念ながら、そうはならない。

 

大学とかで社会学か経済学とかを学んだ人なら理解しやすいけれど、

「共有地の悲劇」という状況が発生してしまうわけです。

 

公害とか排気ガスとか二酸化炭素とか、そういった問題を、

一番シンプルに説明できるのが「共有地の悲劇」です。

 

みんなが共有地(≒この場合、外気温)を意識してクーラーをストップしたり、

あるいは順番に使用するようにすると理論的には気温が下がるはずなんだけど、

実際には・・・。

 

自分だけ、ウチの家だけ、ウチの会社だけ、わが国だけ、ストップしたとしても、

他の人・家庭・企業・国家が使用すれば結局一緒(≒外気温は下がらない)だし、

それどころかクーラーを使用しない自分たちだけが暑い思いをして、割を食うし、

じゃあ自分たちもクーラーをガンガン・・・、というサイクル。

 

結果的に、

気温は上がるし、電気の消費量&料金も高騰するし、

人にも自然にも良い影響を与えないし、熱中症で倒れたらシャレにならないし、

といった社会全体に大きなコストとなってのしかかってくるわけです。

 

3.トレードも便利になっているよね!?

現在では相場(株価など)は文字どおりリアルタイムで動いていて、

注文もリアルタイムで売買の発注ができるシステムになっています。

 

当たり前のように感じてしまいますが、

一昔前は、価格の変動は数分毎とかだったし、

電話で発注したりとか、1秒単位で生き馬の目を抜くようなトレードはなかったわけです。

 

本当にすごく便利になった!

 

って、考えるんだけど、

 

それじゃあその部分のコストはどうなっているんだろうか、

どこから回収しているんだろうか、

 

って、考えてしまうことがあったりします。

 

あいかわらず長くなってしまったので、

この続きは、また次回以降のブログで。

 

最後にアイキャッチ画像は、

「便利」の代名詞、コンビニエンスストア。

 

便利さと定価販売を等価交換したような絶妙なバランスを保つ、

いまや日本文化のひとつの象徴。

 

コンビニも考えさせられるところが多いけれど、それはまた別の機会に。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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2件のコメント

  • お疲れ様です。
    毎日生活の中で、いろんなコストがかかる場面が増えましたよね。
    ATMでの引き出しはたびたび使うとかなりの金額に
    なったりしますw
    出来るだけ金融機関に行くようにしているのですが、
    混んでいたりするとついコンビニでとなりがちです。
    出来るだけ不必要なコストをかけずに生活したいものです。
    ところで、最後のトレードコストですが、
    おそらく電話対応スタッフや証券自己売買部門のトレーダーを
    アルゴに変えるなど人件費が削られてる可能性がありますよね。
    便利になった反面、職を失う人がいるかも、と
    思うとなんだかなぁって考えてしまいます。
    いずれにせよ、トレーダーとして成功して
    日々のコストくらいは忘れて生活が出来るようになりたいですw
    毎日暑い日が続きますので、
    夏バテ・熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。

    • お疲れ様です。
      相当難しい相場での連敗阻止、おめでとうございます!!!

      ATMはめちゃくちゃ便利ですけど手数料を考えると、
      すごく損した気分になりますw

      人件費(ある種の職人芸がなせる業)がコンピューターに置き換わるのは、
      どの分野でも見られる光景ですけれど、もの悲しいところがありますよね。

      明日は祝日、体調管理に気をつけてリフレッシュしましょうね!

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