アンジェスによるコロナワクチン開発中止

トレード雑記第165弾、
アンジェスによるコロナワクチン開発中止
2022年9月7日、製薬ベンチャーのアンジェス(大阪府茨木市)が、
コロナワクチン開発の中止を発表しました。
2020年3月から開発を進めてきたらしいので、
約2年6か月を経ての決断ということになります。
日本企業による国産ワクチンの開発ということで、
当時は大変話題になりました。
どのくらい話題になったかというと、
コロナの恐怖に蔓延していた日本において、
大阪府の吉村洋文知事が全面バックアップかのようにふるまい、
連日連夜メディアで救世主扱いされていた・・・、そんな感じです。
それもあってか、アンジェスは上場企業でもあったのですが、
当時の新興マザーズ市場の銘柄で、出来高は「もちろん」ダントツの1位。
東証1部の銘柄を含めても1日の出来高が全体でも3位くらいになったような記憶があります。
(記憶が曖昧だけど、株式併合前の「みずほ」がいなければ1位になった日もあったような・・・)
要するに、あの時期において言えば、
日本を代表する銘柄、企業といっても過言ではなかったわけですね。
一方で、製薬ベンチャーのなかでも、特にアンジェスには、
「大きなことを言ってお金を引き出す能力はピカイチだけど、必ず成功しない」
という評判も常に言われ続けてきた記憶が・・・。
結果的に、今回も、そうだったわけで、
笑い話として言われてきた「本業は株券印刷業なんでしょ!?」
みたいなネタにされそうな気がしないでもない。
当時から「絶対に手を出してはいけない銘柄のひとつ」と揶揄されていたので。
国産コロナワクチンの開発中止は残念なニュースではあるけれど、
株式投資・トレードの視点を持っている人(≒当時の相場を知っている人)と、
そうではない人とでは、今回の開発中止について受け取る印象や感想について、
だいぶ異なるんだろうなぁ、と思います。
なんとなくコロナ・バブルの終焉というか、
あの頃のアンジェスの急騰と暴落を見ては、
今後の教訓がたくさんあるかもしれません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
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