評価と応援-銘柄に惚れるな!?

トレード雑記第222弾、

 

評価と応援-銘柄に惚れるな!?

株式投資・トレード用語のなかで有名なもののひとつがこれ。

 

銘柄に惚れるな!

 

銘柄選定ではよくあることで、

「(特に最初の頃は)あ、この会社知ってる!」から始まって、

その銘柄を購入してみると愛着が湧いてきて・・・、・・・。

 

からの、含み損がぁ・・・、

みたいな展開です。

 

「投資あるある」のひとつかもしれませんが、

銘柄に肩入れするな、入れ込み過ぎるな、みたいな教訓として活きてくるフレーズ。

 

ところが、

これを実践するのはなかなか難しい・・・。

 

なぜ、実践するのが難しいのか、

「評価」と「応援」というふたつの概念で考えてみたい、というのが今回のテーマ。

 

評価と応援の違い

単純化して書けば「評価」と「応援」は異なる概念です。

 

評価は、客観性のある評価項目によって決定するものですし、

応援は、主観的な感情が前面に押し出されたものとなります。

 

とはいえ、ここでのポイントは、

「評価」と「応援」の両者は厳密には不可分だと理解することです。

 

書き換えると、評価のなかには応援が含まれているということ。

 

そして、応援には「プラスの応援」と「マイナスの応援」が存在して、

マイナスの応援には、「批判」「妨害」「ブーイング」「野次」など、

いわゆる応援の対義語となるような感情や行動が該当するイメージです。

 

さらに応援(プラス、マイナスを含む)しない状況は「無関心」と表現でき、

「好き」の反対は「嫌い」ではなくて「無関心」という考え方と似ています。

 

まとめると、

評価と応援は異なる概念だけど、

同次元で別個に存在していて対立するものではなくて、

評価のなかに応援が含まれるというイメージとなります。

 

ですから、結論を書くと、

「銘柄に惚れるな!」を100%達成することは100%不可能です。

 

正確に書けば、

「惚れる」(≒応援。もちろんプラスの応援)感情が生じると「買い」の選択をして、

批判的な見解(≒マイナスの応援)をすることで「売り」の選択をしているわけです。

 

それ以外の多くの銘柄に対しては、「無関心」ということになります。

 

結局のところ、

「応援(or批判)をしている」≒「注目している」ということになりますし、

そのための「評価項目」(プラスの場合もマイナスの場合も)を取捨選択して、

一定の評価を下している、という状況になります。

 

どれだけ評価項目が客観的な指標であっても、

その評価項目を選択(≒採用)する行為は主観的であるからです。

 

その評価項目が、

売上、利益、ROE、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、などなど、

なんでもいいですし、「何も選択していない」も立派な選択のひとつです。

 

まとめ-囚われないために

デイトレードだとそこまで気にならないことも多い「銘柄情報」ですが、

スイングトレードだとどうしても気になってしまうといったところから、

「銘柄とは何ぞや?」、みたいなことを考えていた内容が今回のプログ。

 

主観的な要素(≒応援や銘柄に惚れる感情)を一切排除して、

客観的な指標を用いて冷静沈着なロボットのようなトレードを、

みたいなやり方をひとつの理想像としてそれを追い求めていると・・・、

 

めちゃくちゃ疲れるよね!?

 

というお話。

 

人間は感情で動く生き物だし、

好き嫌いがあるから売買するんだし、

評価と応援なんて厳密には分けられないし、

それを理解していれば分ける努力もしなくていいし、

「銘柄に惚れた結果、損をした」なんて悩まなくてもいいし。

 

「損をした理由」「失敗した理由」を考え始めたら・・・、

いくらでも湧いてくるので、しっかり反省することは大切だけど、

いい意味で考え過ぎないことも大切かなぁと感じる今日この頃です。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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