Mリーグ新チーム「BEAST Japanext」参戦!
トレード雑記第277弾、
Mリーグ新チーム「BEAST Japanext」参戦!
Mリーグ閉幕後、オフシーズン一番の衝撃がこちら。
新チームの加入。
しかも1チームで、来期は9チーム体制。
いろいろと思うところがあるので、まとめてみます。
1.チーム名、ロゴのインパクト
2.ドラフト指名オーディションのバランス
3.チーム編成の方針
4.9チーム制の意味
5.オーディション候補者8名の所感
1.チーム名、ロゴのインパクト
新規参入企業は、BS放送局の「BS Japanext」。
「ジャパネットたかた」の関連会社とのこと。
そしてチーム名は「BEAST Japanext」に。
ロゴマーク(アイキャッチ画像、チーム公式Twitterより)をみると、
チーム名にBとSを含む名称で、企業名のアピールになっているし、
BとSの色を変えて、BSとEATとに分類できるつくりになっていて、
狼の横顔のようなマークのたてがみにもBとSの文字が入っていて、
めちゃくちゃかっこいい感じです。
2.ドラフト指名オーディションのバランス
チームは4名編成(男女混成)で、新チームのため優先ドラフト権があります。
つまり、選り取り見取りなわけですが、そのうちの1名の選手について、
オーディション(自己推薦→書類選抜8名→8名で麻雀→優勝者を指名)で選抜すると発表。
書類選抜の8名に対して、BS放送局らしくBS Japanextの生放送中に生電話で伝えるスタイル。
書類選抜された8名がこちら。
(8名はその生放送中に予選A卓とB卓に振り分け)
8名の顔ぶれをみると、
年齢・実績・性別がバラバラ。
良く言えば、この8名で2チームを組むことも可能なくらいバランスがいい!!
悪く言えば、これ、残りの3名確定していないのかなぁ、コンセプトとか合う?
という感じ。
予選卓の見栄えとしてはバランスが良くて100点満点だけど、
たとえば最年少の内田みこプロと最年長の山井弘プロに求める内容、
チームにおける役割が一緒ってことは、どう考えても無理がある・・・。
おそらくだけど、
4名中2名くらいはほぼ確定で、
もう1名はオーディションの内容や結果を踏まえて決める感じ。
もしかすると「優勝者以外でも選ばれるかも!?」みたいな。
そう思わせてくれるところもまた、BEAST Japanextの魅力だと思う。
それぞれの候補者についてのコメントは後述。
3.チーム編成の方針
だからこそ、チーム編成の方針がいまだに見えない感じ。
軸となる選手は誰か!?
まだわからない。
4人編成なので、
「勇者」(≒大黒柱、ヒーロー、主人公タイプ)、
「戦士」(≒ポイントゲッター)、
「魔法使い」(≒戦士とはタイプの異なるポイントゲッター)、
「僧侶」(≒大崩れせず冷静沈着、堅実な打ち手)
みたいな感覚があったりするわけ。
今シーズン優勝したABEMASだと、
多井プロ、松本プロ、白鳥プロ、日向プロがそれぞれに該当する感じ。
今回のオーディションの面子だと、
「勇者」タイプの候補者(ドラフト1位指名)は・・・、該当者なしなので、
別枠で内定済みだと思いますが、残りの3つのタイプはすべて含まれていそうな感じ。
優勝者が確定すれば、それに対応したチーム編成になりそう。
4.9チーム制の意味
わたし個人は、新チームが増えるなら偶数を想定していました。
多くの方がそう思っていたと思う。
今回、1チーム追加の9チーム体制となった意味は、
次年度さらに1チーム追加の可能性が大きくなった感じ。
さらには麻雀は4人で対戦するゲームなので、
12チームくらいになるのではないか・・・、と想起させます。
一方で、
8チーム体制となる、
つまり1チーム離脱する可能性も考えられます。
Mリーグでチームを維持することは、
ビジネスとしては赤字の可能性が高いですし、
企業にとって価値のあるコンテンツかどうかは判断しがたいところ。
10チームになってから8チームに削減される可能性はほぼないと思いますが、
9チームだと・・・、そういう可能性も少なくないと感じます。
現実的に、既存のチームのなかでも、
Mリーグの理念やコンセプトに、消極的、批判的なチームもありますから。
5.オーディション候補者8名の所感
①ベテラン枠→将来の監督候補!?
最も驚いたのは50代の山井弘プロ。
健康問題で50代以上の選手が卒業していくなか、
わざわざ候補者に選定するか、というのが第一印象。
とはいえ、
フェニックスの近藤誠一新監督の誕生で、
「選手→監督」のルートができたことも影響していそうです。
連盟の重鎮である山井プロが優勝してMリーガーとなれば、
それは数年後の山井監督の誕生を見据えた選考と言えるかもしれません。
同じような理由で、宮内こずえプロ。
公称年齢24歳をいつまで引っ張るのか、キャラがぶれている感がありますが、
麻雀の実績は十分、語りも◎、若手プロの相談役としての影響力、人脈あり。
宮内選手→宮内監督の流れになれば、女流プロ初の監督就任もありえます。
②旬な男性タイトルホルダー
ともに37歳、現役タイトルホルダーの竹内元太プロと浅井堂岐(たかき)プロ。
両者とも「戦士」タイプのポイントゲッター候補だと思いますが、
予選会での明暗は分かれてしまいました。
☆予選卓終了時点の状況(Mリーグ成績速報(非公式)さんのTwitterより)
浅井プロはA卓予選を3位で通過。
とはいえ、タイトルホルダーらしさは鳴りを潜めており、
目立ったインパクトは残せていないので、今後が期待されます。
竹内プロは、残念ながら予選敗退。
麻雀でインパクトを残せなかった以上に気になったのが、その発言。
書類通過者への生電話の番組のなかでも・・・、
まだ呼ばれていない石橋プロの名前を出すなど「番組クラッシャー」的な発言はかなりマズい。
また、他人への配慮に欠けるビッグマウスや、
予選終了後のTwitterで「相手を舐めすぎた。」発言などもそうですが、
生放送では扱いづらい要注意人物なのかもしれません。
最高位戦の人らしいなぁ、と言えばそれまでですが・・・。
③新進気鋭の旬な女性
菅原千瑛(すがわらひろえ)プロと内田みこプロ。
現在31歳の菅原プロはすでに複数のタイトル経験があって、
人気、実力どちらの側面も申し分ない若手女流プロ。
予選では役満「国士無双」を成就させる華のある「持ってる」人。
インタビュアーやMCなどの仕事もこなす万能タイプですし、
BEASTのモチーフが狼であることを意識した「赤ずきんちゃん」の衣装など、
画面写りを考えた自己プロデュース力にも長けています。
優勝できなくても、ドラフト指名される可能性のあるひとり。
内田プロは、現在26歳なので、
優勝してMリーガーになれば最年少となります。
予選ではあまり手が入っていませんでしたが、
我慢に我慢を重ねて、からの最後の逆転劇は、
こちらも「持ってる」人と言っていいと思う。
白鳥プロをはじめ、実力のある人からの評価が高く、
過去に放送対局での役満など勝負強さが垣間見える若手女流プロ。
ネックは「語り」が弱いこと・・・。
(雰囲気など)茅森プロに近い、という評価もありますが、
茅森プロは放送対局初出演で優勝するなどインパクトを残しているので、
今の話術のままでいくなら、そのレベルのタイトル実績がほしいところ。
④元・Mリーガーと実力者
分類が難しかったのであきらめたのが、
元・Mリーガーの石橋伸洋プロと、元・最高位の新井啓文プロ。
人気、知名度、実績十分の石橋プロのMリーガー復帰なるか、
といった期待があったわけですが予選ではボロボロの結果に。
過去のMリーグの結果も併せて数字(成績)をみて、
総合的に考えると、かなり厳しいと言わざるを得ない。
以前本人が語っていたように、
もう一度タイトルを獲ってから再挑戦が良かったかも。
終わってみたら・・・、
今回のオーディションは、
新規参入選手の強さを引き立たせる当て馬にされた感がないわけでもない。
新井プロ(啓文プロの方がしっくりくるけれど)は、
現在43歳、10年前に最高位のタイトルを獲得しており、実力者のひとり。
放送対局の経験も豊富で、語りも◎、
キャラクターも面白く、根強い人気がある麻雀プロ。
予選での麻雀のインパクト、
語りの丁寧さなど魅力を十分に伝えることができる人。
優勝できなくても、ドラフト指名される可能性のあるひとり(2人目)。
もちろん、優勝すればMリーガー確定ですが、
それ以外の人にとっては、麻雀の内容も問われるはず。
(今回残念な結果になっても、次回以降のチャンスに繋がるので)
現時点で予選A・B卓を通過した6名すべてにチャンスがあるわけですが、
「魅せる麻雀」や「語りの上手さ」が、指名要件で重要になってくると、
視聴者としては、より楽しいMリーグ視聴になるのではないでしょうか。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
2件のピンバック
「Mリーグをつくろう!」をやってみよう! | 負ければ養分~デイトレ後悔日誌
新Mリーガー・菅原千瑛(すがわらひろえ)プロ誕生! | 負ければ養分~デイトレ後悔日誌