アジア大会サッカー決勝【感想】

トレード雑記第329弾、

 

アジア大会サッカー決勝【感想】

男女ともにサッカーのアジア大会決勝戦がおこなわれ、

男子は準優勝、女子は優勝となりました。

 

男子代表:日本1-2韓国

女子代表:日本4-1北朝鮮

 

女子は、

先制点から同点に追いつかれて、

その後に引き離して、得点を重ねた展開。

 

一方の男子は、

先制点から同点に追いつかれて、

その後も攻めの糸口が見つからずズルズルと下がったうえでの失点。

 

そういう意味では、わかりやすく対照的な結果となりました。

 

女子代表は優勝!

女子代表は国内リーグでプレーする選手が中心の「二軍相当」とはいえ、

本人たちはそれ以上に優勝に向けて一丸となっている感覚がありました。

 

興行的に可能かどうかはわかりませんが、

先日の女子W杯のメンバーと今回のアジア大会のメンバーで試合を組んだら面白いかもしれません。

 

前者は海外チーム所属が多いので実現性は乏しいですが、

女子サッカーの盛り上げという意味で価値のある試合となりそうです。

 

まだまだ注目度が低い女子サッカーですが、

こういった興行を繰り返すことで選手の刺激にもなりますし、底上げにもなります。

 

よくわからないレベルの海外代表との対戦よりも、

日本代表同士の対戦は、新しい女子サッカーのファン獲得に繋がるように感じます。

 

男子代表は準優勝!

試合前の予想どおり、韓国代表とはレベルが違い過ぎて、

終わってみれば得点差以上の完敗、大きな差が見えた決勝戦となりました。

 

冷静に考えると、大善戦と言っていいと感じます。

 

とはいえ、すでに多くの識者によって、

準決勝までの課題(DF陣のパスワークなど)が修正できず、

決勝相手の韓国代表にビビり散らかした結果の「戦う意欲が見えない自滅」。

 

今回招集メンバーとは同年代で、

パリ五輪を目指すメンバー(=U-22日本代表)は、

10月の親善試合に向けてアメリカに出発しました。

(10/14U-22メキシコ代表戦、10/17U-22アメリカ代表戦)

 

10月5日に発表された遠征メンバーは、つぎのとおり。

 

 

3月の代表戦でA代表デビューしたバングーナガンデや、

先日、名門バイエルン・ミュンヘンでトップチームデビューした福井など、

海外チーム所属メンバーとJリーグ所属メンバーが半々といった感じ。

 

海外遠征を終えると、11月18日には、

U-22アルゼンチン代表を日本に迎えての親善試合が組まれています。

 

来年のパリ五輪へと続くU-22の戦いですが、

アメリカへの海外遠征組が世代別U-22代表の主力、

アジア大会で戦った選手たちががサブという位置づけだと思います。

 

今回のアジア大会のメンバーから、何人がそこを割って入ってこれるのか、

現状では厳しい気持ちもありますが、今回の経験から大化けする可能性もあります。

 

そしてその上には年齢制限のない日本代表(=A代表)がいて、

そのメンバーは海外の中堅~強豪チームで戦力となっている選手たち。

 

今回のアジア大会では悔しい思いをしたり、

辛辣な言葉を投げかけられたり、辛い経験となった選手たちですが、

3年後のW杯のピッチに立つ選手が出てくることを期待しています。

 

わたしはTverで視聴していたけれど、

解説の福田正博さん(元日本代表FW)の叱咤激励が良かったです。

 

日本代表のユニフォームに袖を通すのだから、

二軍だの三軍だのベストメンバーじゃないだの関係ない、

プライドと責任を持ってピッチに立たなければいけない。

 

本当にそのとおりですね。

 

おまけ.勝ちは勝ち、負けは負け!

一部の論調のなかに、日本代表は育成目的の三軍だから、

韓国に負けるのは当然、みたいな意見があったりします。

 

事実としては、そのとおりの部分もあるけれど、

今回の日本代表の監督、選手、チーム関係者、ファンにとっても、

相手の韓国代表の監督、選手、チーム関係者、ファンにとっても、

そこは「勝利は勝利、敗北は敗北」と理解することが大切。

 

韓国代表は、ルールに則り、ベストなメンバーを招集して、

限られた時間のなかでオーバーエイジ枠との連携を調整していました。

 

さらに、ケガの影響が心配されていた、

この年代のスーパースターであるイガンイン選手も素晴らしいプレーを披露しました。

 

日本代表もオーバーエイジ枠を使ってたら、とか、

アメリカ遠征に行く選手たちを出場させていたら、とか、

そういう論調は、あまり生産的ではないですし、

それ以上に、今回の大会で勝利して優勝した韓国代表に対して、

「三軍相手に勝って当然」みたいに嘲笑する必要はありません。

 

決勝戦は、韓国代表が強く、

日本代表の実力不足は明白でしたし、

粗っぽいプレーも日本代表の方が多かったように映ります。

 

アジア大会が若い選手の育成目的であれば、

なおのこと、敗北を敗北として受け止めて、

より質の高いプレーをするための改善点を、

チームのなかで議論してほしいと感じます。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

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