「オウンゴール」の取り扱い、変わらないかなぁ・・・。
トレード雑記第449弾、
「オウンゴール」の取り扱い、変わらないかなぁ・・・。
近年のサッカー観戦でなんとなくだけど、かなり気になり始めたこと。
たとえば、EURO2024でも得点ランキングは、
大会得点王は、3得点の6選手となるのですが、
オウンゴールが10得点もあって、ネタにされていたりします。
もしかすると同じように感じている人もいらっしゃるはず、
ということで、サッカーの「オウンゴール」について。
1.「オウンゴール」って何!?
そもそも、日本語訳としては長らく「自殺点」と表記されてきたけれど、
字面の強さもあって、1994年からカタカナ表記のオウンゴールがそのまま使われるようになりました。
(きっかけは、サッカーファンなら誰もが知っている悲しい事件)
意味合いとしては、
「守備側」の選手が自陣のゴールにシュートを決めてしまうこと。
オウンゴールを大まかに分類すると、
①意図的なもの・無気力なもの
②守備陣の連係ミスやクリアミスなど失敗に起因するもの
③プレーのなかで守備陣の体に当たってコースが変化したもの
の3種類が考えられます。
①は論外で、
八百長などの疑いがかけられるレベルの悪質なもの。
②が一般的なオウンゴールの代表例で、
DFがバックパスしたら、GKが取れなかった、あるいはゴール前にいなかった、みたいな感じで、
そのままボールが入ってしまう連係ミスのパターンがひとつ。
もうひとつの代表例は、
一生懸命にクリアしようとしたDFのキックやヘディングが、
ものの見事にと言うと失礼ですが、あまりにもきれいに自陣ゴールに吸い込まれるパターン。
③もオウンゴールの代表として扱えるやつで、
攻撃側のシュートがDFの体に当たって、そのままゴールに入ってしまうパターン。
これも細かく書けば、
シュート自体がゴールに向かっていて、DFに当たらなくても入っていたパターンと、
シュートはゴールから外れていたけれど、DFに当たったことでゴールになってしまったパターン、
のふたつがあります。
また、体に当たってコースが変わるといっても、
ほんの少しコースがズレただけというものから、
大きくコースが変わる、というものまで千差万別です。
2.VARで「オウンゴール」が増えてる!?
そのなかでわたしが疑問なオウンゴールのパターンは上記の③。
①は論外、②は致し方ない。
だけど、③は、もしかすると、VARの導入によって、
これまでだとシュートした人のゴールが認められていたケースでも、
守備側の選手に当たっているという判定で「オウンゴール」となるケースが、
少なからずあるような気がしてしまうからです。
もちろんVAR導入前と導入後におけるゴール数について、
その変化を分析したわけではないですし、「なんとなくの勘」以外の根拠はないんだけど。
たとえば攻撃の選手と守備の選手がもつれ合うような泥臭いシュートでも、
以前はシュートした選手のゴールになっていたように思うのですが・・・、
日本代表だと最近引退した岡崎慎司さんのゴールシーンとかイメージしやすいけれど、
ああいうプレーもVARで厳密に精査すると、最後にちょっとだけ守備の選手に当たったからオウンゴールとか。
さらには、とんでもなくかっこいいゴラッソ(≒スーパーシュート)が、
こちらもちょっとだけ守備の選手に当たっていたからという理由でオウンゴールとか、
なんか「サッカーがつまらなくなっていないか?」って思ったりもします。
ゴールが認められるケースと、
認められない(=オウンゴール)ケースの差が、
いまいちよくわからなかったりします。
明らかなオウンゴールのケース(上記②を主にイメージ)は仕方ないけれど、
上記③のようなケースは極力ゴールを認める方がゲームとしても個人記録としても、
その方がよりエキサイティングになると思うんだけどなぁ・・・。
ちなみに、わたしは、VAR導入に賛成の立場だけど、
枠にボールが飛んでいた場合は、守備側の選手のタッチがあっても、
原則としてシュートした選手のゴールでいいと感じています。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。