二番煎じ「無修正」企画の醜悪!?
トレード雑記第324弾、
二番煎じ「無修正」企画の醜悪!?
最近のブログで麻雀最強戦主催の竹書房を絶賛する内容が続きましたが、
わたし自身は、良いものは良い、ダメなものはダメというスタンスです。
より突っ込んだ表現をすると、
ある物事の良い部分もあるし、悪い部分もある、という考えで、
ブログを書くときは良い部分に注目して書くようにしています。
悪い部分に注目して、「ここはダメだ!!!」
と告発することにあまり意義を感じないのと、
「〇〇すべき!」「△△あるべき!」みたいな・・・、
そういう論調が好みではないからです。
閲覧数を稼ぐことが目的であれば、そういう論調の方が「ウケる」とは思いますが。
そんななかで、今回のブログは、
全面的に「ダメなものはダメ!」という批判です。
しかも、採り上げる題材は、
先日のブログで絶賛した「麻雀最強戦の読者アンケートに基づく大会」の第2弾企画。
(アイキャッチ画像は、麻雀最強戦アンケート告知のnoteより引用)
今回のケースを株式投資・トレードで例えると、
「買い目線」での情報収集・処理と「売り目線」でのそれだと、
微妙に異なる情報に着目していることに我ながら気が付くことがありますし、
好材料が出てストップ高、からの悪材料でストップ安、みたいな感覚にも似ています。
ということで、久しぶりのボ〇クソ辛辣な内容のブログとなります。
1.読者投票アンケート企画の「闇」の部分!?
すでに「光」の部分については先日のブログに詳しく書いています。
☆先日のブログ
「アイデア」と「チャンス」と「ビジネス」と!(2023年9月22日公開)
「ビジネス」と「ファンサービス」と!(2023年9月25日公開)
そこで紹介した第1弾企画としては「大成功」したと認識していますが、
何も修正を加えずに第2弾を実施したことで「闇」の部分が強調されることになりました。
ポイントは大きく次の2点。
①強制参加による心理的負担
②票数が少ない人(≒少なかった人)への配慮
わかりやすい②から説明すると、
多数の票を集めてスポットライトを浴びた上位得票者は報われますが、
そうではなかった人は悔しさ、悲しさ、恥ずかしさ、憤りが生じるのがこの手の企画です。
思っていたより票数が少なかった麻雀プロにとっては、
今後の仕事(≒ゲストなど営業活動)に影響することすら考えられます。
こういった「敗者」への配慮が微塵も見られないのが、この手の企画の恐ろしさ。
「プロなんだからファン商売だろ、人気投票くらい我慢しろ!」
という正論も聞こえてきそうですが、
麻雀プロは麻雀のプロであって人気投票コンテストのプロではありません。
そしてなにより悲惨なのが①の要因で、
竹書房で「勝手に」リスト化されて指名一覧から投票するようなシステムで、
麻雀プロは「強制参加」させられている(=させられた)わけです。
たとえば、大学生になって、
いきなり「ミスコン」に強制参加させられたら文句のひとつも言いたくなります。
第1弾のときに、
そういった文句や批判の声が表面化しなかったのは対象者が「若手女流プロ」だったから。
「出させてやるから恩を感じろ!」「お前たちでもSNSで宣伝しろ!」
「嫌なら・・・、次から呼ばれることはないよ!」
という類の「無言の圧力」があったから(≒そう受け止められる企画だから)、
「若手」プロ(この場合、性別はあまり関係ない)にとっては何も言えなかったわけ。
否定的な発言をしようものなら、
「負け惜しみを言うな!」「プロ意識が足りない!」
など、さらに辛い状況になるのが火を見るよりも明らかだから。
そういった「敗者となる(≒なった)人」の声なき声を、
くみ取ることがで出来てこその人気投票企画なんだけど。
ちなみに、類似例でよく出るアイドルグループAKBの総選挙も、
ある時期から「立候補制」にシステム変更されていたはずです。
人気投票のプレッシャーやストレスが尋常ではなく、
心身の不調につながるリスクがあったからというのは想像に難くありません。
そして、そういった課題点、修正点を踏まえて第2弾企画に繋げる必要があったわけで、
「事前に出場希望アンケートを取っての立候補制」というのはひとつの落としどころだと感じます。
それが、何ひとつ修正されないまま(≒傍から見ていたらそのように見える)、
節操がなさすぎるくらいの醜悪な展開が、今回の「無修正」二番煎じ企画。
2.売れっ子「人気麻雀プロ」の辞退が続出!?
今年度出場者のなかから、読者アンケートでもう一度見たい人を投票する企画。
第1弾との大きな違いは、
すでに出場経験のある「招待選手」クラスの売れっ子「人気麻雀プロ」がリスト化されたこと。
(今年度出場して敗退した人のリベンジ枠なので必然的にそういう人選となる)
前回の若手女流プロが相手であれば、
勝手に名前を乗せようが、他の仕事が入っていようが、
そんなもん断ってでも麻雀最強戦を優先するよね、それが麻雀プロだろ、
喉から手が出るほど出場チャンスがほしいだろ!?
みたいな強権が成立した(≒したように見えた)けれど、
人気麻雀プロが相手だと、そう簡単にはいかなかったという感じ。
リストに掲載された約60名の麻雀プロのうち、
発表から1日も立たずに辞退者が続出する状況に。
SNS(Twitter、今はX)だけでも、
白鳥プロ、滝沢プロ、仲林プロ、岡田プロ、丸山プロ、小宮プロなど、
理由はそれぞれですが、辞退を表明しています。
この人たちに投票すると、たぶん「死票」になりそうです。
さらにリストには、
Twitterをやっていない人(萩原プロなど)もいますし、
レジェンド枠で森山プロ(連盟会長)など重鎮もいます。
また、第一線で活躍する多井プロなどもいれば、
タイトル獲得経験のない若手~中堅プロもいます。
これらの麻雀プロを同じ土俵で人気投票することは、
あまりにも失礼すぎやしないでしょうか。
「ミスコン」に味を占めた学生団体レベルの人たちが、
「学長とか教授たちも人気投票しようぜ!」みたいな軽いノリでやった企画で、
当たり前のように辞退者続出、すでに企画として破綻しているように映ります。
3.読者にも失礼!?
今回の二番煎じ企画には、注釈として、
「スケジュールの都合などで出られない場合は3位以下のプロに順次オファーいたします」
と表記されています。
「最初に麻雀プロの都合を聞いてからリスト化しろよ!」という正論とともに、
その「死票」が生じる可能性をちゃんと理解したうえで企画を進めているわけです。
馬鹿ではないから予防線を張っているわけですが、
馬鹿だからこういう企画を進められるのかもしれません。
雑誌を購入して投票する読者に対しても極めて失礼な企画。
しっかりと改善点を修正して第2弾企画に繋げれば、
それはそれで面白い企画として継続されたと思います。
今回は、何も考えずに無修正のまま重鎮たちまで巻き込んだ低俗な企画となったので、
さすがに水面下でトラブル処理がなされそうです。
個人的には、多井プロがこの件について発言したときに、
「各麻雀団体と竹書房のあいだで結論がでたかな!?」と判断できそうです。
追記。
先日Twitterで多井プロが高額自腹投票するくらいしかインパクトがない、
と投稿しましたが、もちろんネタです。
多井プロのように毎年出場権があるプロにとって、
読者アンケート投票で1位を獲りに行く価値はほとんどありません。
1位になっても「やっぱりね」でしらけムードとなりますし、
かといって無名の若手に負けたら、それはそれで大変です。
企画を盛り上げるエンターテイナーとして、
金持ちキャラの一面がある多井プロですから、
トラックで竹書房に行って「雑誌を全部よこせ!」くらいのネタにすれば、
いったんね、いったん企画として成立させることができるかもしれません。
このままだと竹書房も麻雀プロも共倒れになりそうなレベルの企画なので・・・。
「何連続ストップ安!?」を記録更新するくらいの悪材料企画ですから、
これから新しい材料がリリースされることを期待して待とうと思います。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
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