木を見て森を見る-デイトレだからこそ年間の値動きを俯瞰しよう
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「木を見て森を見ず」になっていないですか?
トレードに限った話ではないですが、
「木を見て森を見ず」ということわざがあります。
もともとは欧米のことわざで、
You cannot see the wood for the trees.
となるようです。
意味合いは、
細部にこだわるあまり全体像を疎かにしてしまう
というものです。
トレードに当てはめると、
目先の勝ちに目を奪われ過ぎていませんか?
直近の負けで心が苦しみ過ぎていませんか?
いずれも最近のわたし自身が感じていることなんですけど・・・。
完全に自分に対する問いかけとして書いています。
大きな視点から今年のチャートを俯瞰しませんか?
どうも負けが込んでくると、
そして少し抜け出したんじゃないかって考えが頭をよぎると、
いよいよ考え方が近視眼的になっちゃって、
目先の微益ばかりを追い求めるラットレースに陥ってしまいがちです。
デイトレードをやっていると、
日中足(5分足や15分足など)を見ることが多くて、
1週間や1か月くらいの値動きを見ることはあっても
日足で1年間をふり返ることってあまりないと思います。
だからこそ、
2020年の12月第1週を終えた今の時点で、
大局観を持って、今年のチャートをふり返ってみました。
たぶん年明けにも1年間をふり返るんでしょうけど、
なんとなくそれだと遅い・・・、
取り返しがつかなくなるような、
今やらないと12月を無駄にする気持ちがしたので!!
日経平均
マザーズ指数
いずれも日足チャートです。
大きな傾向は同じで、
新型コロナウイルスに関連したWHOテドロス事務局長のパンデミック宣言、
米トランプ大統領のヨーロッパからの入国禁止宣言などが重なった時期に大暴落、
その後は、今からふり返ると驚くほど堅調な右肩上がりのチャートです。
一足先にコロナ前の水準に戻したマザーズ指数は、
その後も上昇し続けて10月に高値を付けました。
ずっとヨコヨコしていた日経平均も11月に入りグングン上昇して、
11月には日経上昇、マザーズ下落といった日も多かったように思います。
トレード収支とチャートに関連はありますか?
詳細な数字は省略しますが、
月間収支とその月のチャートの値動きを改めてチェックすると、
かなり関連しているところがありました。
マザーズ銘柄を良くトレードしていますので、
直近だと8月、9月、10月は月間収支もプラスでした。
(ただし10月の終わりにドカン負けをくらいましたけど)
そして11月は前半にドカン負けを複数回くらってしまい、そのままマイナス収支。
チャートを見ると上下に大きく動いているので、
上手い方、得意な方はガッツリとれたであろう相場ですね。
わたしは実力不足に加えて相場観がまったく噛み合わなくてボロ負けでした。
「断捨離その22-順張りか逆張りかで悩まない」で紹介したことと関連しますが、
大きな視点でふり返ると、日足や週足で陽線になっているところで利益を上げており、
逆に日足や週足が陰線になっているところで大きな損失を出してしまっているようです。
当たり前すぎて、
恥ずかしいくらいの結論なので、
返って清々しいですが、
上昇トレンドだったから勝たせてもらっていただけ!
ということです!
今の相場環境で積極的に戦いますか?
個別銘柄は指数とは逆行するものもあります。
また年末にかけてご祝儀相場で上昇し続けることも想定できます。
一方で、2018年末のように、
最悪なクリスマスを経て大納会を暗~い気持ちで終えることも想定できます。
そんな単純な話ではないのでしょうが、
相場に逆らわないことはすごく大切だと思います。
毎日コツコツと利益を積み上げることを理想とするデイトレードだからこそ、
「木を見て森を見るトレード」を心がけていきたいですね!