断捨離その21-両建てをしない

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株の断捨離その21

 

両建てをしない

両建ての説明については、

東海東京証券の証券用語集がシンプルで分かりやすかったのでホームページの画像を添付します。

 

 

最後にメリットが記述されていますが、

想定外の暴騰や暴落に巻き込まれた際のリスクヘッジとなるというのが一番のメリットです。

 

 

デイトレードでも両建てを駆使して大きな利益を上げている人はたくさんいますので、

身につけることが出来たら大きな武器になるとは思うのですが・・・。

 

以前「断捨離その3‐負けている日にショートしない」でも触れましたが、

ロング(買建て)でしっかり利益を上げられないからといって安易にショート(売建て)をおこなうのは危険と書きました。

 

ましてや、買建てと売建てを駆使して利益を上げる両建てにはあこがれもありますが、

実際のところ相当難しいのとメリットが享受できないのでわたしは途中で諦めました。

 

そういうレベルのわたしではありますが、

両建てについてメリットとデメリットをまとめてみました。

 

両建てのメリット

1.豊富な建玉を売り買い両方で保有することで長期安定的に利益を上げられる

おそらくこの点が両建てをする一番の目的だと思うのですが、

残念ながらそれだけの資金量がありませんので私には実行不可能です。

 

機関投資家や資金量が豊富な超絶上手い大口個人投資家が実践している投資方法だと思います。

 

ある程度長期的な視点から底値付近と天井付近で大きなポジションを確保したうえで、

相場にあわせてポジションを大きくしたり(≒買い増し)小さくしたり(≒利確)と、

バランスを取りながら継続して利益を上げていくスタイルです。

 

極端に言うと、相場や値動きを作る側が実践するトレードスタイルですので、

基本的に相場の値動きに受け身な弱小個人投資家にはほぼ不可能といっていいスタイルです。

 

機関投資家や大口個人投資家が利益を上げやすい理由のひとつがこのトレードスタイルを実践できることだと思っています。

 

2.売建ての手数料を抑えることができる

こちらの方が馴染みがあるという人も多いと思います。

(というより上記1.を実践できる人はあまりにも限られているので)

 

すでに複数のブログやYouTubeで紹介されているので詳細は省略しますが、

売建ての手数料を少なく抑えるために、

売建て1回のエントリーにつき、株価が下がったところで買建てを複数回おこない

資金を回転させて売り買い両方で利益を得るスタイルです。

 

これを極めるとすごく大きな武器になると思うのですが、

次に示すデメリットの方が先に来ちゃうので実際にはなかなか難しいですね。

 

両建てのデメリット

1.利益が限定される

両建てを駆使して利益を上げている上手い人には当てはまらない内容でしょうが、

わたしの様なチキンだとどうしても買建てと売建ての利益幅が小さくなってしまいます。

 

たとえば5000円程度の銘柄で両建てしたりすると、

買建て4910円、売建て4980円みたいな感じです。

 

下がると思うからショートだ!!

ってやったはずなのに自分を信じられずに数十円くらいの値幅で両建てしてしまいがちです。

 

結局70円幅(約7000円相当)にしかなりません。

ここに手数料を云々考慮すると5000円程度しか利益にならないと思います。

 

メリット2を駆使して買建てを何回もエントリーしたとしても、

そこまで大きな利益にはならないと思います。

 

また、実際に大きく下落した場合、

たとえば4980円から4680円まで300円下がったとすると、

売建ては300円幅の含み益となりますが、一方で買建ては230円幅の含み損となり、

どこまでいっても70円幅の利益にしかなりません。

 

やっぱり下じゃねーか!!

買いポジ外してたら爆益だったのに!!

と叫んだことも何度かありますが、

両建てだから買いも売りもそこまでポジションを引っ張っていた部分もあるので、

なかなか上手くいかないわけです。

 

もちろん両建てをして売り買い両方で損失を出してしまうような残念なケースもありますから、

両建てを駆使して継続的に利益を上げ続けるのは思っている以上に難しいように感じます。

 

2.投資資金が拘束される

もうひとつ両建てで頭を悩ますのが、この投資資金の拘束です。

 

利益額は一定で変化しないにも関わらず、資金が拘束されて時間だけが過ぎていく感じですね。

 

その間、どうしても意識は両建てしている銘柄に集中してしまいますし、

他の銘柄に入りたくても余力の関係で入れないといったことにならないとも限りません。

 

最後に項目にするほどでもないのですが、

買建てを決済したつもりが、新規の売建てをしてしまっており、

知らない間に両建てになってパニックになるという経験を何度もしたことがあります。

(絶対にわたしだけではないはずです!)

 

まとめると、

両建ては、

豊富な資金量(とそれを扱えるだけの経験や度胸)を最大限に活用して、

買建て、売建て両方に対してエントリーとイグジットのタイミングやロットを調整しながら利益を上げ続けるという打ち出の小づちのようなトレードスタイルだと思います。

 

そしてその豊富な資金量を得るために(必ずしもそのことだけが目的ではないにしろ)、

小口の資金でトレードをしている弱小個人投資家にとっては、

身につけるべき優先順位はさほど高くないように感じています。

 

2件のピンバック

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