上昇と下落の2択なのに、なぜ負けるのか!?
新シリーズ「トレード雑記」第2弾。
第1弾はこちら。
今回のテーマは、
株価は上昇と下落の2択なのに、なぜ負けるのか!?
前回のトレード雑記を読んでいただいていれば、
わたしなりの回答の予測はつくと思いますw
株価は「ヨコヨコ」を除けば、上昇と下落しかないわけです。
だけど、
「どこまで上昇するか?」≒「どこで反落するか?」
「どこまで下落するか?」≒「どこで反転するか?」
は、わからないわけです。
何を当たり前のことをって思われるでしょうが、
第1弾のトレード雑記で明記したように、
トレードは最低2回以上の意思決定が必要になるからです。
2回以上と回りくどく表現しているのは、
最低でもエントリーとイグジットの2回の意思決定が必要なことはもちろん、
さらに、買い増しやナンピンなどポジションを増やす意思決定と、
一部利確や一部損切りなどポジションを減らす意思決定を加えると、
ひとつのトレードで無数の意思決定が必要になってきます。
もし、上昇か下落かを当てるゲームであれば、
意思決定は1回のみのギャンブルと同じ仕組みになります。
そこに大きな違いがあるので、
上昇か下落かの2択に対して正しい意思決定ができても、
その後の意思決定によっては負けることは十分にあり得る!
ということになります。
つまり、「株価は上昇と下落の2択」という意思決定1回のギャンブルには勝てても、
最終的なイグジットまで複数回の意思決定が必要なトレードには負けるということ。
意思決定の回数が増えれば増えるほど、
実力(投資資金の多寡を含む)がものを言う世界。
わたしのように100株程度でちょろちょろin&outを繰り返しているのは、
おそらく最もギャンブル要素が高いトレードになってしまっていて、
一方で、たとえば1万~10万株単位で買い増しや一部利確などポジションを調整しつつ、
利益を得るといった機関投資家や大口の個人投資家はギャンブル要素の低いトレードになる。
言葉にすると残酷すぎるくらい残酷なわけですし、
わたし自身それがわかっていても、ちっとも勝てていないから、なんとも言えないけれど、
トレードがそういう世界であることは自覚しておいた方がいいのかもしれません。