返済予約の魔力!?
トレード雑記第6弾、
返済予約の魔力!?
「返済予約」とは、
わたしがデイトレードで活用している松井証券「ネットストック・ハイスピード」の機能です。
利確の予約注文、損切りの予約注文を、それぞれ返済指値の値幅を独自に設定して、
エントリー時点でイグジットの指値を注文できる機能です。
利確と損切りの両方で返済予約を設定することもできますし、
利確のみの返済予約、損切りのみの返済予約も実施可能です。
おそらく各証券会社で名称は違えど同じような機能があると思います。
活用されている方もいらっしゃると思いますし、
活用されていない方もいらっしゃると思います。
わたしなりに返済予約の特徴、メリットやデメリットについて、
そして、「実は使い方間違えているんじゃね!?」と、
最近モヤモヤしているというか悩んでいることをまとめてみました。
ご一読いただけけるとうれしいです。
なお、松井証券を含めて各証券会社のツールや機能など詳細については、
各社のホームページなどをご参照ください。
あくまでもわたし個人が活用していて感じた内容が中心のブログです。
返済予約の特徴
1.エントリー段階(実際にはエントリーを検討する前段階)で、利確と損切りラインを確定できる。
2.利確注文は返済予約の株価で約定した際に執行される。
3.損切り注文は返済予約の株価に到達した段階で成行注文として執行される。
2.と3.はネットストック・ハイスピードにおける返済予約の初期設定です。
たとえば、1000円の銘柄に買いでエントリーして、
利確と損切りをそれぞれ20円幅で設定していたとします。
そのとき利確の場合は、指値注文のため1020円で約定します。
ただし1020円に到達しても板が厚く順番待ちで約定することなく、
残念ながら株価が下がってしまう可能性もあります。
一方で、損切りの場合は、980円に到達した段階で成行注文になりますので、
(連売りなどを除けば)必ず約定されます。
その際、一気に950円まで貫かれると950円で損切りになることが多いです。
そのため、損切りの返済予約(いわゆる逆指値)は活用しない、
という人も少なくないと思います。
おそらく設定変更できると思うのですが、変更の仕方がよくわからないため、
わたしも利確のみの返済予約を入れることが多いです。
返済予約のメリット
1.返済売り(or買い)と新規売り(or買い)の誤発注がなくなる。
2.一瞬のボラなど人間では対応できないような利確注文に対応できる。
3.一定金額以上の損失を抑えることができる。
1.は以前よくやらかしていた誤発注です。
返済予約を活用せずにエントリーして、泣く泣く損切りしたと思ったら、
返済ではなく新規になってしまっていて、気がついたら「両建て」というやつです。
ツールのアップグレード以降は「両建て禁止」設定にしておけば、
この誤発注は防ぐことができます。
(ただし両建て不可のため、両建てを得意とされている方には無用の長物です)
2は、たまにある、でもそこそこ頻繁に起こる現象で、
いきなりの成り買いや成り売りが入って、その後すぐに元の値位置に戻るやつです。
上手くいけば「0秒ピンピン」などとなって一瞬で大きな利益を上げることができます。
3.は、一番重要な概念だと思いますが、損失額を一定に抑えることができます。
なお、返済予約の「機能」としては特徴3.でみたようなこともあるので、
ツールの機能が重要というより、損失額を抑えるという考え方が重要だと思います。。
返済予約のデメリット
1.利確が限定される。
2.損切りが大きくなることがある。
3.引け前にエントリーした際、現引きできなくなる。
3.は、「1日信用」でエントリーしてそのまま保有した状態で引けを迎えるパターンです。
注文中の指値は取り消すことができず、現引きもできないため強制持越し&翌日寄り決済になります。
どうも松井証券の基準のようで、
他の証券会社だと注文中の指値があっても現引きができるツールもあるようです。
(今後、松井証券でも変更があるかもしれません)
2.はすでに紹介しましたが、
損切りの場合、指値を一気に貫かれて想定以上に損失額が大きくなることがあります。
また、いわゆる「逆指値狩り」のような感じで、貫かれて損切りさせられた後に、
スルスルと株価が上昇、損切りどころか買値を上回り利確水準に到達するみたいな、
悔しい思いを何度経験したことやらwww
1.はこのあと触れますが、現在すごくモヤモヤしているポイントです。
損切りの場合は返済予約を貫かれて、
利確の場合は指値の利益に限定される感じがモヤモヤ・・・。
返済予約の魔力!?
やっとタイトルの内容に到達しましたwww
前振りが長くてごめんなさい。
いずれにしても、こんな感じで整理すると、返済予約はすごく便利な機能だと思います。
一部、損切りの返済予約が貫かれて損失額が大きくなることもありますが・・・。
そのため、利確のみの返済予約を入れているわたしのような人もいると思います。
しか~~~~~~~~し、
これってマズいんじゃないか!?
って思ったわけです。 ← いきなり文体が変わるwww
トレードの理想は、
“損失を限定させて利益は青天井!”
のはず。
それなのに、
返済予約で利確だけ入れている状態は、
・・・、
“利益を限定させて損失は底なし沼?”
なんじゃないでしょうかwww
特に、損切りの判断を失敗して爆損したりするコツコツドカンのタイプだと、
むしろだからこそ損切りの返済予約こそ重要なんじゃないだろうか???
っていうのが、今一番モヤモヤしているというか、悩んでいるポイントです。
もちろん、返済予約はただの機能ですから、
それを活用すれば勝つ(or負ける)とか、活用しなければ負ける(or勝つ)とか、
そんな単純な話ではないわけですけどね・・・。
自分自身のトレードを一つひとつ見直すなかで、
そんなことを思った土曜日(ブログアップは日曜日予定)でした。
すうさん、こんにちは。
今日もためになる題材ありがとうございます。
私も利確予約注文は使いますが損切の予約注文は今は入れてません。
上下の振れが激しい銘柄は損切予約いれておくと例え20ティック下に入れていても
一瞬でそこに到達してあっという間にまた上げていくことが希に良くあります(泣)
ピーンと音がしてやった利確だと思ったら利確予約じゃくて損切予約が成立していた
ということが続きましてもう絶対やらん!と胸に誓ったのでした。
それほど値動きの激しくない銘柄なら有効だとは思いますがこのトラウマは拭えそうも
ありません。
今回の記事の焦点は
>“利益を限定させて損失は底なし沼?”
だと思うのですが確かに私も常に思っている事であります。
でも長持ちが怖くて少しでも良いから利益欲しいと思っている
ヘタレにはこの利益限定が丁度良いのよ!という内なる叫びが…
根性入れて利益を伸ばすメンタル欲しいです…
ぺんさん、
損切の返済予約をやらなくなった理由、まったく一緒です!
そしてそして、「ヘタレにはこの利益限定が丁度良いのよ!」も、すごくわかります。
限定的に利確するor利益を伸ばすの対立構図ではなくて、
どっちも使い分けられたらベストなんですけどね。
お互い一歩いっぽ頑張っていきましょう!