大塚家具から考える2代目の器量

トレード雑記第11弾、

 

大塚家具から考える2代目の器量

いよいよというか、展開自体は大方の予想どおりでしょうが、

ヤマダホールディングスが大塚家具を完全子会社化(9月1日付)すると発表しました。

(それにともない8月30日付で大塚家具の上場廃止が決定)

 

創業者の大塚勝久氏と長女の大塚久美子氏の経営権をめぐる争いは、

父・勝久氏側に長男、久美子氏側に次男、次女、三女の3人がついたため、

壮絶な親子喧嘩、兄弟喧嘩の様相を呈しましたが、

最終的には創業一族である大塚家が実質的に経営権を手放すかたちで決着しました。

 

高級家具路線の展開が頭打ちになっていたことと、

華々しい経歴と中価格帯の顧客開拓を戦略の柱とした久美子氏の社長就任が、

メディアをにぎわすことになりましたが(「かぐや姫」という異名も!?)、

業績回復の目途が立たず、といったところでしょうか。

 

時代の流れといってはそれまでですが、

婚礼家具など桐箪笥職人だった大塚千代三氏(勝久氏の父、久美子氏の祖父)のことを思うと、

感傷に浸りたくなったりします。

 

じゃあ、どうすればよかったんだろう・・・、

って結論が出てから考えても結果は変わらないわけですが。

 

それでも、勝久氏が大塚家具を去ったのち、

古参の従業員を引き連れて『巧大塚』を設立したりしているわけですから、

逆に考えると大塚家具社長時代に、中価格帯をメインとした部門を新設したり、

より極端に言うと子会社を設立して久美子氏に任せたりする選択肢もあったのかなぁ・・・。

 

そういえば昭和後期を代表するダイエーが消滅したときも衝撃的でしたけど、

創業者から2代目への事業継承はあらためて難しい課題なんだと思います。

 

長期投資を考えると・・・

このような業界を代表するような有名企業であっても、

2代目の器量(必ずしもそれだけではないでしょうが)によっては、

跡形もなく消え去るのは業者必衰といった感じが否めません。

 

投資の視点で考えると、

カリスマとしての創業社長の存在はプラスにもマイナスにも働くのだとあらためて感じます。

 

たとえば、平成を代表する企業にソフトバンクグループ(時価総額日本第2位)がありますが、

孫正義氏の退任後(さらには死去後。不謹慎かもしれませんが人間には寿命があるので)、

会社がどのようになるのか誰もわかりません。

 

ほかにも、ファストリ、日本電産など、

カリスマ創業者が経営者としてけん引する企業は意外とたくさんあります。

 

これから20~30年を考えると、

それらの企業であってもほぼ間違いなく代替わりするでしょうから、

そのあたりも考慮しながら投資をする必要があるかもしれません。

 

おまけ-史上最高の2代目

一方で、歴史上最高の2代目は誰か、といった話題になると

隠れた人気を堅持し続けている人物がいます。

 

江戸幕府第2代征夷大将軍の徳川秀忠です。

 

あまり良く描かれることはなく、

関ケ原には遅参、上田城で真田昌幸に翻弄さるボンボンという印象が強いですがw

 

父・徳川家康が大坂夏の陣の翌年1616年に死去してからも幕府の基盤を盤石なものとし、

その間に大名たちによる反乱もなかったことを考えると隠れた名経営者といえそうです。

 

もし、イメージ通りのダメなボンボンであれば、

秀吉亡き後の秀頼のような感じで再び戦乱の世になっていた可能性も少なくないはず。

 


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