IPOを制する者は相場を制す!?
トレード雑記第14弾、
IPOを制する者は相場を制す!?
以前の断捨離シリーズを見直して、IPOについて書いてなかったことに気づきました。
もちろん、ところどころにIPOに関連した内容は記述しているけれど、
「やる必要のないことをやめる」断捨離にピッタリの題材なのにw
たぶん、わたしがトレードを始めた当時と現在とでは相場の環境が一変しているので、
どちらかというとネガティブ(≒恐れおののく系)視点でIPOをとらえるのは、
必ずしもそうでもないなという気持ちで題材とすることを見送ったのだと思います。
そんななかで、6月のIPOラッシュにおいて、
あまりにも無慈悲な値動きが頻発しているように感じたので、
せっかくのこの機会に題材として取り上げようと思いました。
そもそもIPOって何!?
簡単におさらいですが、au株コム証券webページによると、
IPOとは、
「「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、
未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させること」
となります。
そして、IPO相場は、
上場日の前段階で株式を取得する「公募抽選→当選→初値売り」のパターンと、
上場直後の激しい値動きのなか利益を狙う「IPOセカンダリー」のパターンに大別されます。
前者のパターンは、申し込みに費用が掛からないことが多いので、
無料の宝くじ感覚で抽選に申し込んで落選が当然くらいの気持ちでやる感じです。
というのも当選確率は各証券会社での投資資金量や取引実績に依存しますので、
投資資金に乏しい弱小個人投資家が当選する確率は極めて低いのが現実だからです。
後者のパターンは、誰にでもチャンスがあるので、
一攫千金を狙う人や、スキャルピングで無限にピンピン利益を狙う人、などなど、
歴戦の強者から初心者までが殺到する活況な相場となりやすいです。
ただし、チャンスと同等に、人によってはそれ以上の爆損リスクが発生するので、
そのあたりを検討したうえでIPOセカンダリー相場に向かう必要がありそうです。
IPOセカンダリーに思うこと
わたしが(デイを中心とした)トレードを始めた時期は、
「IPOセカンダリー、特にIPO上場初日には手を出すな!!」
という格言めいたものが実しやかにささやかれていました。
その理由はだいたいこんな感じ。
1.IPO銘柄は怖い
①過去チャートがないので上昇下落の傾向がつかめない(≒テクニカルが使えない)
②大口の叩き合いになり「連売り・特売り」が頻発する
③同様に「連買い・特買い」も頻発するが荒い値動きで乗り切れない
④特売りからストップ安に一気に張り付き、翌日もストップ安という危険がある
⑤ベテラン・プロが集まる銘柄なので初心者はほぼ間違いなく損失を計上する
わたし自身、そんなものなのかと漠然と思っていたので、
デイトレをはじめて半年くらいはIPO初日には絶対に入らなかったものです。
それが、現在では入ることも少なくなく、
しかも連買い・特売りの恩恵を受けるまで握ってられなくてチキン利食い、
一方でエントリーした瞬間に含み損、少し我慢したら連売り・特売りに・・・、
という悲劇的な爆損を何度も経験しました。
なんでだろう!? ← 身の丈に合わないトレードしてるからw
実は、当時、もうひとつIPOセカンダリーをする必要がない理由として挙げられていたのが、
今となってはすごく大切なポイントだと思うようになりました。
2.IPO銘柄以外のねらい目銘柄がある
IPO上場日は相場が活況になるのでIPO銘柄よりも利益を出しやすい銘柄がある
これです、これ!
ピンとこない人もいらっしゃるかもしれませんが、当時(3~4年前頃)は、
(今から振り返ると)相場が活況でIPO銘柄以外の銘柄も出来高が大きかったわけです。
だからIPO銘柄にあえて手を出す必要性が小さかったという感じですね。
最近は、相場自体が閑散としていて、出来高も細く、
IPO銘柄以外ほとんど値動きがないという状況も珍しくありません。
だからこそ値動きの大きい「IPOの魔力」に吸い込まれてしまう・・・。
その結果、普段やらない人も含めてIPOで爆損されている人が増えているように感じます。
(わたしもIPOで負けているので他人のことは言えませんがw)
とはいえ、このまま損失ばかりを計上していてはシャレにならない・・・。
IPOセカンダリーの戦い方
この戦い方が正しいとか間違っているとかではなくて、
そもそも相場の状況で正しさが一瞬で変わるのがIPOの特徴でもあるし、
また、わたし自身、実践している内容も実践したい(と思っているだけの)内容も、
いずれも含まれていますので、あくまでも一例、参考までにというものです。
1.IPOセカンダリーに「過度な期待」を抱かない
2.各種「IPOランク予想」はあくまでも予想と割り切る
3.「下がりすぎ」感覚でのエントリーは禁物
4.上昇中(反転の兆しが見えてから)にエントリー、下落したらイグジット
5.いわゆる「押し目買い」は奈落の底への第一歩
6.「連買い・特買い」に便乗するやや長めの目線を持つ
7.指数が好調なときほど要注意
8.上記1~7.が出来そうになければエントリーしない
要するに、ビビって早売りせずに、
上昇の波をしっかりとらえろということ。
つまり「チキンスキャ」の正反対の行動をしないと利益は得られない(と思う)。
で、裏目を引いたら、諦めるしかないwww
それが嫌なら、最初からIPOにエントリーしないくらいの気持ちが大切!
明日から6月最終週&7月相場開始、
夏らしい陽気な相場になればいいですね。
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