一過性のブームで終わらせないために~その2~

トレード雑記第149弾、

 

一過性のブームで終わらせないために~その2~

第146弾、第147弾からの続きネタです。

 

未読の方は、下記リンクからあわせてご一読ください。

 

【07/25】一過性のブームで終わるのかもしれない

【07/26】一過性のブームで終わらせないために

 

ちなみにアイキャッチ画像は、

「ブーム」で検索してヒットした3件のうちの3件目。

 

この建設機械の車のことを「ブーム車」と呼ぶみたいです。

(折り畳み式の輸送管をブームと呼ぶらしい)

 

麻雀がちょっとしたブーム

さて、そんな感じの「ブーム」という括りで、

前々回まで「デイトレード」と「将棋」について考えてきましたが、

今回は「麻雀」について。

 

これまで紹介したふたつと比較すると、

最も脆弱な土台の上に成り立っているのが、たぶん麻雀。

 

それは伝統や歴史が最も浅い(と思う)から。

 

たとえば相場は、

江戸時代には出来上がっていましたし、これまでも何度かブームになっています。

直近だと「コ〇ナ」関連で川〇産業とか、「ITバブル」でライ〇ドアを購入、みたいな話。

 

将棋は、名人戦が家元制から実力制に変更された昭和初期から、だいたい100年。

藤井聡太ブームの前にも、羽生善治ブーム、谷川浩司ブーム、中原誠ブームなど、

ときの名人を中心に何度もブームがありました。

 

麻雀は、その起源自体は古いのかもしれませんが、

「競技麻雀」として「オモテの世界」で「さわやか」にやっている(ように見える)のは、

ここ5~10年ぐらいの出来事。

 

それまでは、どうしても、昭和の武勇伝というか、

映画や漫画の影響もあって、アウトロー的な世界観が広がっていた感じ。

 

正直なところ、残念ながら、

そういうイメージは今でも大きい、と思う・・・。

 

ちなみに将棋も昭和初期~中期までは、

「賭け将棋」で稼ぐ「真剣師」(しんけんし)がクローズアップされた時期もあったし、

破天荒な棋士も少なからずいたわけだけど、近年そのイメージはなくなっていると思う。

 

囲碁もそうだけど、どのタイミングで評価・イメージが好転したのか、

そのあたりの文化論的な考察があるのであれば読んでみたいと思います。

(わたし自身、完全に守備範囲の外、専門外なので自分では書けないので)

 

そして、麻雀については、

一過性のブームで終わらず定着するか、

それともブームとして話題は消え去っていくのか、

興味深いところでもあります。

 

麻雀(Mリーグ)ブームの立役者

さきほど競技麻雀がブームとなったのはここ5~10年くらいと書いたけれど、

実際のところは「Mリーグ」の発足、つまり4~5年くらいの流れといってもいい、と思う。

(Mリーグの発足が2018年なので、だいたいそのくらいの期間)

 

もちろんそれまでも人気の雀士が登場したり、

映画や漫画などに関連したブームもあったけれど、

シーズン中の数か月間は、週4日、平均すると19-23時の4時間くらいAbemaで生放送ですからね。

 

これまでとは比較することのできない次元での広がりを見せているわけです。

 

そんなMリーグブームの立役者は、たぶん2人。

 

ひとりは、サイバーエージェント社長の藤田晋(ふじたすすむ)氏。

 

渋谷ビットバレー発、ITベンチャー創業者の旗手にして、

最近では「ウマ娘」のヒットもあって馬主としても活躍する日本を代表する実業家のひとり。

 

麻雀の実力も折り紙つきで、

「麻雀最強戦」の2014年覇者、つまり元・最強位というタイトルホルダー。

 

麻雀最強戦は、アマチュアでも予選を勝ち進めばタイトルを獲得できるトーナメント戦で、

藤田氏は「著名人」枠(芸能人などプロではない人たち)の予選で勝って決勝戦も制覇した状況。

 

そのときの対局相手(2試合やって2試合ともトップでタイトル獲得)には、

2013年最強位の沢崎誠プロや佐々木寿人プロ、小林剛プロなどMリーグでお馴染みのプロたちも。

 

実業界と麻雀界の両方でトップクラスの実績があったからこそ、

Mリーグを創設することができたと言っても過言ではないと思う。

 

そしてもうひとりは、川淵三郎(かわぶちさぶろう)氏。

 

元サッカー選手で東京オリンピック日本代表、

オリンピックのアルゼンチン戦でゴールを決めた話は以前のブログで紹介しました。

 

とはいえ、引退後の方がおそらく有名で、Jリーグの初代チェアマンとして、

サッカーブームを巻き起こし、そしてブームで終わらせずに日本に定着させた立役者のひとり。

 

藤田氏が川渕氏をMリーグ発足に際し最高顧問として三顧の礼で迎え入れたらしいところから、

麻雀を「健全な知的スポーツ」としての売り出しを加速させることに繋がったと思うわけです。

 

もちろん麻雀プロ一人ひとりの努力なども非常に重要な要因だと思うけれど、

麻雀業界を挙げてのブームを形成したという意味では、このふたりの影響はとてつもなく大きい。

 

Mリーグに傾倒し過ぎると・・・

こんな感じで、順風満帆に思える麻雀ブームに、何を危惧しているかというと、

小見出しのとおりですが、「Mリーグに傾倒し過ぎている」リスクが顕在化しそうだから。

(微妙な表現、書き方しかできないのだけど、本当にそんな感覚です)

 

現状、Mリーグは大成功を収めているわけですが、

それがそのまま麻雀ブームとなっているのか、と言われると微妙な感覚になります。

 

つまり、Mリーグ「だけ」がショービジネス的に信じられないくらい盛り上がって、

そもそもの「麻雀」はどのくらい盛り上がっているんだろうか・・・、という気持ち。

 

簡単に書くと、

発足時~初期は「麻雀>Mリーグ」。

 

あくまでも麻雀の新しい大会という位置づけだったMリーグが、

圧倒的なメディア露出に後押しされて、「麻雀≒Mリーグ」みたいな感覚に、

さらにMリーグで麻雀を触れた人にとっては「麻雀<Mリーグ」という方も。

 

「そんな人はおらんやろ?」って思われるかもしれませんが、

サッカーや他のスポーツでも、W杯やオリンピックのときは盛り上がるけれど、

国内のトーナメントやリーグ戦はまったく興味がない、という人は珍しくないですからね。

 

こんな感じだと、麻雀はそこまで興味はないけれどMリーグは楽しい、とか、

一方で、Mリーグなんか麻雀ではない、みたいな「麻雀≠Mリーグ」もでてくるわけ。

 

前者の新規参入のライトなファン層は「にわか」と揶揄され、

後者の古参の通気取りなんかは近寄りがたい「指示廚」と陰口を叩かれ・・・、

みたいな感じの「不毛な」言い争いが勃発すると、だいたいその競技は廃れる流れに。

 

麻雀最強戦とMリーグと

おそらく麻雀団体を横断的に麻雀プロが対局する大会というと、

Mリーグ発足前だと「麻雀最強戦」の認知度が高かったと思う。

 

ただ、最近は微妙な流れになっていて・・・。

 

一発勝負のトーナメント戦&個人戦の「麻雀最強戦」と、

リーグ戦&団体戦の「Mリーグ」とはまったく別物というのが、

そこそこ古い麻雀ファン歴のあるわたしの感覚です。

 

ところが、Mリーグ(2018年創設)よりも伝統と実績がある麻雀最強戦(1989年創設)が、

ここ1、2年は露骨にMリーガーを優先する状況(≒Mリーガーだけ複数回出場できる感じ)だったので、

見ていてもあまりいい気持ちはしなかった。

 

もちろん「強いから」「人気があるから」Mリーガーなんだけれど、

特定の人だけに出場チャンスが複数回あるというのは、あまりにもしらけるわけですよ。

 

トーナメント戦でさ、たとえば一部の選手だけが、

関東代表と四国代表の両方の予選に出場できるなんてありえないっしょ!?

 

このままだったら、Mリーグ「のみ」が麻雀のすべてみたいな流れになって、

Mリーグが何かの瞬間にダメになると、あとはバブル崩壊まったなし、みたいな。

 

そんなことを思っていたら、

先日放送の麻雀最強戦で、Mリーガーばかりが出場するなか、

Mリーガーではない友添敏之プロが優勝(≒地方大会優勝、年末の全国大会の切符を手に入れた)したわけです。

 

おそらくだけど、Mリーガーではない多くの麻雀プロが歓喜したんじゃないだろうか!??

 

そして、Mリーグ発足以前からの麻雀ファン、麻雀最強戦のファンも。

 

Mリーガーが友添プロの勝利を称賛していない、という意味では決してないけれど、

「Mリーグが麻雀のすべてではない!」くらいの気持ちを持った麻雀プロやファンも少なくないはずなので。

 

出場枠獲得から優勝に至るまで

そして友添プロが出場枠を獲得するまでの経緯もまた興味深かったりします。

 

すでに友添プロ本人に加え、麻雀最強戦の大会運営委員長である金本晃氏、

出場者のキャスティング権限のある麻雀最強戦プロデューサーの星野信夫氏など、

関係者がオープンにSNS等で発言していますので、ごく簡単に。

 

ちなみに星野氏と金本氏は、

麻雀最強戦の主催である竹書房(『近代麻雀』を発刊している出版社)の方です。

 

関係者の話を総合すると、

出場のチャンスがほぼゼロの友添プロは、

金本氏に「出場できるためにはどうすればいいのか?」と直談判したらしい。

 

金本氏から「じゃあアピールするためのnoteを書いて」との返事がきたので、

友添プロはすぐに書いて金本氏に送ったところ、

金本氏が(会社内では上司でもある)星野氏に友添プロを猛プッシュして、

星野氏が雀力や話題性を含めた総合的な判断で友添プロの出場が決定したらしい。

 

というもの。

 

Mリーグの人気が凄まじいので決して無視することはできないという気持ちと、

麻雀最強戦の主催者として「どうすれば盛り上げられるか!?」を考えた結果、

Mリーガーじゃない友添プロの出場、そして優勝という最高の流れにつながった感じ。

 

けっこう生々しい裏話だけれど、

友添プロが優勝した翌日くらいにはオープンな情報となっていたりします。

 

わたしは、もちろん「麻雀>Mリーグ」の考え方に立っているので、

Mリーグも盛り上がってほしいし、麻雀最強戦も盛り上がってほしい。

 

さらに他の大会なんかも含めて、

相乗効果で麻雀そのものが盛り上がってほしい、

そういう気持ちです。

 

今回も、無駄に長文になりました。

 

ストックネタと時事ネタを混ぜると長くなるというわかりやすい駄文ですが、

お付き合いいただきありがとうございました。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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2件のコメント

  • お疲れ様です。
    例えるなら
    囲碁や将棋のイメージはいわゆる「優等生」
    麻雀は「ヤンキー、不良」といったところが
    昭和のコンセンサスだったような気がします。
    なので雀荘での麻雀はヤンキーの抗争のごとく
    最悪命がけみたいなヒリツキが好まれていたと思います。
    ところが今の麻雀はヤンキーが少年院を出て更生しましたよ、
    私も優等生になったんですよ、みたいなイメージw
    麻雀にヒリツキを求めていた層にとっては
    少し物足りないかもしれませんね。
    今回のブームが一過性で終わらないためには
    いかに競技麻雀の中での魅せ方を高められるかに
    かかっているような気がします。
    (あくまで私の主観ですがw)
    お行儀がよくなって物足りなくなった部分を補うのは
    何なのか、なかなか浮かびませんw
    ただ、麻雀好きの私からすれば
    社交ゲームの一つになって欲しいところでもあります。
    麻雀やろうぜ、となっても
    なかなかメンツが集まらないのでw
    駄文のコメント、失礼しました。

    • お疲れ様です。
      ほんとそうなんですよね、メンツが集まらないwww

      まぁ将棋や囲碁も、たいがいヤバい(ヤバかった)んですけどねw

      でもイメージとしての優等生とヤンキーは言い得て妙だと思います。
      (もっとも極道なのは囲碁だと思っていますがwww)

      メンツの問題とルールの複雑性(ご当地ルールまで入れると無数)が、
      どうしても普及には足を引っ張りますよね。

      娯楽としてぜひ定着していく流れになると嬉しいんですが。

      アラフィフさんは8月初日、おめでとうございます!
      きれいに勝ちで飾りましたよね!

      このまま連勝街道を突き進んでください、
      応援しています!!!

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