長期投資を考えるのであれば

トレード雑記第157弾、

 

長期投資を考えるのであれば

デイトレは5月以降ほぼやっていないし、

スイングも1週間未満(実は長くて3日くらい)で、

含み益があっても焦れて利確しちゃっていたりするんだけれど。

 

相場熱もほぼほぼ冷めてしまっているし、

長期投資もありかなぁって考えていたところで本日のブログ。

 

アイキャッチ画像は、海賊。

本日8月22日が、歴史経済小説『海賊と呼ばれた男』

のモデルとして知られる出光佐三(いでみつさぞう)の誕生日から。

 

出光佐三(1885-1981)は、その名前のとおり、

石油元売りの大手、出光興産の創業者です。

 

彼の豪快かつ繊細なエピソードは、

『海賊と呼ばれた男』ほか様々な書籍が出ていますので、

そちらをご覧ください。

 

あらためまして、本日のテーマは、

 

“長期投資をやるのであれば”

 

このテーマで、なぜ出光佐三を持ってきたかというと、

どういう企業が長期投資に適しているんだろうと考えたとき、

頭に浮かんだひとつの業界であり企業だったからです。

 

なお、このブログの大前提として、

出光興産に限らず特定企業への投資や、投資期間(スキャ~長期保有)など、

投資行動のすべてに対して推奨する意図は一切ありません。

 

ご理解いただける方のみお読みいただけると幸いです。

 

身近で知っている企業の方が安心!?

おぼろげながらですが、長期投資を考えた場合、

デイトレードのような1日の間での激しい値動きは必ずしも必要ありません。

 

持続性や成長性などファンダメンタル分析の指標が大切だと思いますし、

キャピタルゲイン(≒株式売買益)とともにインカムゲイン(≒配当金)など、

さらには株主優待などのバランスも見なければ・・・、と考えていました。

 

「長期」をどの程度の期間と捉えるかによっても変わってくるわけですが。

 

そんなことを考えていると、それなりに知っている企業の方が、

長期投資に向いているのではという至極当然の結論に達したわけです。

(この手の話はウォーレン・バフェットの話にもあったりしますが)

 

ガソリンって相場そのもの

で、ガソリン高いよなぁ、でも入れないわけにはいかないしなぁ、という気持ちと、

ちょっと検索したら8月22日は出光佐三の誕生日だったというところで今回のネタ。

 

よく考えたら、同じガソリンスタンドで給油をしても、

毎日のようにガソリンの価格は変動するわけですから、

まさに相場そのものと言ってもいい業界だと思います。

 

そして薄っすらと遠い記憶を手繰り寄せると・・・、

「石油資源は後〇〇年で枯渇する!!!」みたいな話もあったような気がしますが、

おそらく、少なくとも向こう5~10年くらいの期間で消滅することはなさそうですし、

価格が高くなったからといってエネルギー資源への支出を減らすことは難しいですし。

 

そんな石油元売り業界の代表的な企業のひとつが出光興産株式会社。

 

出光佐三が1940年に設立後、代々出光家が経営を担ってきましたが、

第8代社長・天坊昭彦(てんぼうあきひこ)氏が2002年に社長就任以降、

創業家である出光家は経営から退くことになりました。

 

2006年の東証一部(現・東証プライム)上場や、

2016年の昭和シェル石油との合併などにおいて、

創業家(第5代社長の出光昭介、佐三の長男)と経営陣とが揉めているとの報道もありましたが、

最終的に昭介氏が折れるかたちで一定の決着がつきました。

 

そして2018年以降は、第11代社長として木藤俊一氏が経営を担っています。

 

ひとくくりに論ずることで語弊があるかもしれませんが、

一般に大きな株価変動(≒下落)リスクを考えた場合には、

社歴の浅い創業社長の企業では、事業継承の問題がでてきます。

 

最近だと日本電産の永森重信氏が、

CEOに復帰したというニュースを見て目を疑いました。

(1~2年は安泰かもしれませんが、10~20年後どうすんのっていう不安が・・・)

 

創業者の功績は讃えつつも、後進の育成に失敗すると倒産リスクすらありますので、

どうしてもカリスマ創業社長がいる企業は、長期投資向きとは言えないような・・・。

 

独断と偏見が100%ですが、長期投資を考えるのであれば、

本業が安定している企業で、ある程度の社歴、複数人の経営者を輩出していて、

など、経営陣の安定感も考慮するひとつの指標になりそうです。

 

おまけ-夏樹静子

ミステリーの女王の異名を持つ推理作家の夏樹静子(1938-2016)。

 

ご存じの方も多いでしょうが、

彼女の本名は、出光静子です。

 

旦那さんが九州経済界の重鎮、出光芳秀・新出光(IDEX)会長。

(出光芳秀と出光佐三は、甥・伯父の関係)

 

もちろん、夏樹静子の作家としての才能に配偶者の家柄は関係ありません。

 

そもそも結婚する前の大学在学中から、

五十嵐静子(旧姓・本名)名義で作品を書いて注目されていましたから。

 

あくまでも才能のある人同士が魅かれ合ったというお話。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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2件のコメント

  • お疲れさまです。
    出光ですか、懐かしいですね(個人的には)
    知る人は少ないのですが、
    実は出光美術館の分館が福岡市にありましたw
    (ずいぶん昔なので、福岡市民も知らない人がおおいですw)
    いろいろともめた時期もあったようで、
    その分館も今は無くなりましたね。
    それはさておき、「長期投資」はホント悩ましいです。
    インカムゲインとキャピタルゲイン、どちらに重点を置くかでも
    銘柄選びは随分違ってきますよね・・・
    私の場合は配当を狙えるような多くの金額を投入できないので
    どうしてもスイングでの利益を狙いに行って被弾するパターンですw
    一番難しいのは、「インするタイミング」だと
    個人的に思ってます。
    割安な不人気の株だと買ってからなかなか上がらないので、
    人気株にエントリーするのですが、
    日足の位置が高いため、下手すると数日で損切りと
    先週みたいなパターンでやられていますw
    しっかりと企業分析してガチホできる握力が欲しいですw

    • お疲れ様です、
      今日はドンマイでした・・・。

      恥ずかしながらほぼミーハーなので、
      立身出世物語のひとりとして出光佐三を知っているくらいの知識量でして、
      出光美術館、知りませんでした。

      経営者が芸術に陶酔することはよく聞きますが、
      自分のコレクションではなく美術館として公開する姿は懐かしい感じがします。
      (ほとんどの場合、赤字で閉館しますので)

      後半部分の文章は、本当に胸が痛い・・・w

      割安株をず~っと保有してて、しびれを切らして手放したら急騰とか、
      あるあるですよねwww

      その場合は実損はないのですが、
      人気株・日足高めからの下落にお付き合いすると、悲しみが溢れます。

      長期保有には、分析力、胆力、を含めた、
      たくさんの要素が必要なんだと思います。

      仕切り直して頑張っていきましょう!!!

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