ボクシングファンが考えるメイウェザーvs朝倉未来

トレード雑記第171弾、

 

ボクシングファンが考えるメイウェザーvs朝倉未来

本日のブログは、

一部の人にとっては「そのとおり!」と思ってもらえる話題。

そして一部の人にとっては「野暮だよなぁ」と思われる話題。

別の一部の人にとっては「ふざんけんな!」と思われる話題。

 

本日のブログは、

ひとりのボクシングファン妄想です。

 

この点だけは最初に強調しておきますので、

ご理解いただけましたらうれしいです。

 

明後日9月25日(日)に、

格闘技イベント『超RIZIN』のなかで、3分3R、

ボクシングルールでのスペシャルエキシビションマッチが開催されます。

 

ボクシングの元・世界チャンピオン、フロイド・メイウェザー・Jrが、

どういうゲームプランを展開するのか、というのが見どころのひとつ。

 

ボクシングにおいて、50戦50勝無敗で引退した伝説のチャンピオン。

 

キャリアの初期はKO勝利が当たり前の「倒すチャンピオン」だったんだけど、

階級(≒体重)を上げるにつれてテクニカルなディフェンスを駆使するタイプに変貌。

 

そこにベテランの老獪さ、試合前後のリップサービスなども加わって、

パンチを打たせない、かわす、タイミングよく自分のパンチを当てて判定勝ちを狙う、

「面白くないボクシング」の代表的ボクサーだった感じ。

 

だからキャリアの終盤には、無敗のチャンピオンへの挑戦者に応援が集中することも多く、

アンチ・メイウェザーが大量に発生(たぶん今でもものすごく多いはず)したわけで、

「メイウェザーが無様に負ける姿を見たい!」という感覚の人も少なくなくて・・・。

 

ところが、結果的には、アンチの夢は叶わず、無敗で引退しちゃったわけ。

 

その後は本人がショーと呼んでいるエキシビションでボクシングを盛り上げるために活動している。

(そういった活動に対してもアンチは、メイウェザーが負ける姿を追い求めている感じ)

 

今回のエキシビションマッチの相手は、

総合格闘家でYouTuberの朝倉未来さん。

 

先日もブログで紹介したけれど、

今回は具体的な見どころを紹介。

 

☆先日のブログはこちら。

エキシビション(Exhibition)の楽しみ方

 

メイウェザーvs朝倉未来の見どころ

まずはメイウェザーに求められているであろうことを3点。

 

1.対戦相手(朝倉未来)をケガさせてはならない

2.3Rの試合のなかで盛り上がりを演出する

3.対戦相手(朝倉未来)の商品価値を下げない

 

ということ。

 

ひとつ目は「絶対的な」要件。

 

プロボクシングの元・世界チャンピオンが、

ボクシングのエキシビションマッチにおいて、

プロボクサー経験のない人をケガさせることはご法度。

 

公式の試合、たとえばタイトルマッチとかであれば、

お互い真剣勝負だし、その結果ケガにつながることがないわけではないけれど、

エキシビションでそれをやったらプロとはいえない。

 

ボクシングの公式試合ではなく、現役選手同士の異種格闘技戦でもない、

あくまでも引退したプロボクサー(メイウェザー)と、

ボクシングとは異なる格闘技をやっている若い選手(朝倉未来)によるエキシビション。

 

メイウェザーからしたら、どんなエキシビジョンの試合をしても、

ボクサーとしての価値はもう上がらない(≒すでにMAX)にも関わらず、

対戦相手にケガをさせてしまったら、

プロ(≒ボクサーとしてはもちろんエンターテナー)としての価値が下がるまである。

 

だから、メイウェザーとしては、“the Money”(金の亡者)という、

アンチが名付けたあだ名(?)に忠実に、日本で豪遊して、巨額のファイトマネーを得て、

試合自体はいつもの「避けて交わしていなす」テクニックを披露することが、

ファンに対してもアンチに対しても最良のパフォーマンスとなると考えているわけ。

 

このあたりは、完全にボクシングファンからの目線なので、

試合の内容や結果にこだわる総合格闘技ファン、朝倉未来選手ファンにとっては、

「ふざけんな!」といわれるポイントかもしれません。

 

そして、ふたつ目は、

今回、メイウェザーがインタビューなどでかなり意識していたポイント。

 

以前、エキシビションマッチ(那須川天心戦、@日本)で、

1RKO勝ちをしてしまったこととも関係があるように思う。

 

メイウェザーのテクニックを見たかったファンにとっては、

時間は短くあっけなく終わっちゃったので消化不良に・・・。

 

今回は3Rしっかりゲームを見せて盛り上げることを目指す、はず。

 

当たり前だけど、今さらメイウェザーが強いのどうのという段階ではないので、

1RでKO勝ちとかしても「素人相手に何やってるんだ、お前プロだろ!?」ってなっちゃう。

 

さきほども書いたけれど、ボクサーとしてのメイウェザーの価値は、

現役時代の50戦50勝で確定しているので、それ以上は上がりようがない。

 

それどころか、エキシビジョンで勝ち方が下手(一撃KOなど)だったり、

負けてしまったりすると、その価値は大いに下がる、という感じなので、

ボクサーとしてのメリットはゼロ、デメリットのみが発生する。

 

じゃあ、なぜやるか、

それが“the Money”といわれるところであり、

エンターテナーとしてのメイウェザーを表現しているから。

 

「どちらかが勝つか!?」みたいな議論をしている人もいらっしゃるけれど、

メイウェザーの実績と知名度を考えたら「そういう次元ではない」というのが現実。

 

ぶっちゃけ、バラエティ番組とか、最近だと竹原慎二さんのYouTubeとかの企画で、

ヤンキー役の劇団員(?)みたいな若い男性が、ジムに押しかけて喧嘩を売って、スパーリングするあれと一緒。

 

一撃でKOして、ケガをさせて病院送り・・・、だと企画にならない。

 

それなりにヤンキー役の人の見せ場を作って、

そのうえでプロはやっぱりすごいってなって、

最後はヤンキーから好青年に変化して帰っていくまでが一連の流れ。

 

朝倉未来さんも、そういう企画をやっていたから、

今回は自分がヤンキー役の側での演出が求められていることを理解している、と思う。

 

おそらく、3Rちゃんと戦って(エキシビションなので勝敗の判定はなくて引き分けのみ)、

お互いの健闘をたたえ合って試合を終えるところまでがメイウェザーにとって最低限のお仕事。

 

最後に、みっつ目。

 

朝倉未来さんは「路上の伝説」というキャッチフレーズで、

喧嘩に明け暮れてはストリートファイトで無敗、

みたいなヤンキー上がりのサクセスストーリーがウリのキャラなので、

そのあたりの商品価値を理解したうえで、あまり一方的な試合展開にならないようにする、と思う。

(好青年キャラの那須川天心は1RKOで泣きじゃくっていたけれど、朝倉未来だとそれはできないので)

 

一番最高の仕上がりは、

3R最後に朝倉未来がラッシュして、とらえきれずにゴングで終了。

 

もし4Rがあれば、延長戦をしていれば・・・、朝倉の勝ちもあった!

みたいな余韻を持って終わることができたら最高、のはず。

 

もしかすると、試合後に朝倉未来のYouTubeで対談、

みたいなところまでがセットかもしれない。

 

と、まあ、こんな感じ。

 

最初に書いたように、

ひとりのボクシングファン妄想です。

 

お互い格闘家であると同時に、ビジネスセンスのあるふたりですから、

どちらの商品価値も落とさないような展開にする、はず、という予想。

 

メイウェザーも朝倉未来もwin-winになるように、

視聴する双方のファンもアンチもwin-winになるように、

それがエキシビションマッチに求められていることなので。

 

もし、そういった流れと全然違う展開になったら、

盛大に笑ってください!!!

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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4件のコメント

  • すう様の洞察力や展開推察力は凄いですね! 多分その様になるのでしょうね。もしも、ハプニング的に朝倉未来がいきなりダウンを奪って、メイウェザーが本気になってダウンを奪い返す様な展開になれば観客は大盛り上がりになるんでしょうけど。。。いずれにしても明日が楽しみです!
    僕は台風15号の水害が恐いので、昨夜はビジネスホテルに泊まりました。 静岡県は水害被害で大変だった様ですが、温帯低気圧になって消滅したので、こちらの関東地方はそれほどにはなるまいと思いましたので今日は帰って来ました。
    トレードも連休もついていないと思ってましたが、最後の日は楽しめるので良かったです(^^)
    情報を有難うございました!!!

    • 格さん、コメントありがとうございます!
      (すう「様」の様はいらないですよ!)

      そちらは台風大変だったんですね、
      ビジネスホテルへの避難&無事帰宅、本当にお疲れ様でした!

      何事もなくて一安心ですね。

      メイウェザーvs朝倉未来は、こうなっちゃうだろうなぁという気持ちと、
      本音は、どちらかのKOで派手な幕引きとなることをちょっと期待したい気持ちと、
      両方あったりしますw

      なんだかんだいってビッグマッチですから、
      過程も結果も楽しめたらいいですよね!

      明日はこれまでの「不ツキ」をふっとばして楽しんでください!

  • こんばんは!
    展開推察は先にコメありますし、
    試合展開や結果、それにかかわる
    信じられない出来事は触れずに
    (もしかしたらまたブログ記事になるかもしれませんのでw)
    私はトレードに絡めてみますw
    いろいろな本やyou tubeを見ていると
    初心者は派手なトレード(爆益、爆損)を手掛け、
    上級者は手堅いところでコツコツ獲る、
    ことが普通だとのこと。
    すうさんの記事を読んでいて、
    メイウェザーの試合運びに似ているなぁ、と
    思いました。
    正に常勝トレードは「面白くないボクシング」だと
    思います。
    傍目には派手にノックアウトで決着がついたほうが
    面白いのでしょうが、ファイターにとって重要なことは
    「リスクを最小限に留め(パンチを貰いすぎると
     体、特に脳へのダメージが・・・)確実に勝つ」
    という結論に到達するのでしょうね。
    それゆえ見る側には面白くなくなるとw
    私はすうさんの推察力はトレード前の相場展開の
    複数シナリオを立てる部分に当たるとなぁと
    思いながら読み始めたので、
    記事とは少し外れますが、
    トレードのヒントを貰えたように思いますw
    私も派手なトレードには憧れますが、
    まずは負けないトレードを目指すことが
    自分自身の課題だと思います。
    明日からまた1週間が始まりますが、
    楽しんでいきましょう!!!
    おやすみなさい♪

    • こんばんは!
      妄想(今回のブログ)を踏まえた結果考察は、
      もうしばらく経過してからを予定しています。

      朝倉選手のケガの具合、花束の件の顛末など、
      もうしばらく情報が錯そうすると思いますので。

      そして、コメントのアラフィフさんの考察!!!!!
      まさに同感です!

      常勝トレード≒面白くないボクシング
      派手なトレード≒やるかやられるかの博打・喧嘩ファイト

      もちろん、後者も魅力的ではありますが、
      目指すべき方向性は、そちらではないような気がしています。

      そして、そういった相場展開の事前分析が・・・、
      出来ていなかったんだなぁ・・・と、あらためて痛感していますw

      また、気持ちを新たに、
      明日からも頑張っていきましょう!

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