伏線は伏線のままで・・・

トレード雑記第210弾、

 

伏線は伏線のままで・・・

前回に引き続き、どうでもいいレベルの気楽なネタ。

 

いつの頃からか漫画に対して「伏線」という表現が使われるようになりました。

 

意味するところは、後の展開で重要となってくるポイントの「匂わせ」、

「ネタバレの先出し」みたいな感じでしょうか。

 

古典的なものだと、

「利き手」(左利きの描写があった)、「傷」(ありorなし)などで、

何かを隠していたり、複数人物(双子や兄弟など)の登場を示唆していたり、

みたいなやつ。

 

まぁ、それ自体は別になんとも思わないんだけど。

 

最近では人気漫画だとほぼ間違いなく、

「〇〇は伏線だ」といった「考察もの」のYouTubeがあるようです。

 

読者が、そういったことを楽しみつつ今後の展開を予想するのは、

一人ひとりの漫画の楽しみ方なので何ひとつ問題ないわけですが。

 

とはいえ、それが、たくさんの人数によって、

仲間うちではなくYouTubeなど公開するようになると、

漫画本編を楽しむよりも、伏線の発見とその伏線回収がメインになってしまうような、

本末転倒というか、なんかモヤッとした、そんな感覚に陥ってしまいます。

 

そして、「伏線考察」がたくさん展開されてしまえば、

どうしても「当たり」確率も高くなりますし・・・、

その結果、漫画本編の変更や修正が行われる可能性も。

 

このあたりは、マンガ好きのひとりとして、すごくモヤモヤするところです。

 

先の展開を予想して、当たったときの快感はわかりますし、

それを共有したいという承認欲求もわかるんですけど・・・。

 

ジャンルにもよりますし、伏線として考察する内容にもよりますが、

特に、ミステリー・サスペンス系は個人的にご法度かなぁ・・・と。

(「犯人は〇〇だ!」みたいなやつは、高確率で興ざめします)

 

おそらくだけど、最も有名な伏線考察のひとつが、

『名探偵コナン』(青山剛昌)の「(黒幕の)あの方は誰!?」というもの。

 

最終的には、とある人物ということで本編にて決着がついたらしいんだけど、

その人物は存命なのかどうかもわからないキャラで驚きも何もなかった感じ。

 

当初の「伏線考察」における圧倒的一番人気は阿笠博士。

 

主人公の江戸川コナンが、

江戸川乱歩とコナン・ドイルといった推理作家の名称から名づけられていて、

主要登場人物も毛利蘭(モーリス・ルブラン)、目暮警部(ジュール・メグレ)など、

だいたいそんな感じだったので、阿笠博士もアガサ・クリスティーから、という第一印象。

 

一方で、対立する「黒の組織」のコードネームが、

ジン、ウォッカなど「お酒」だったこともあって、

そんな状況で「アガサ」という名前のカクテルがあることから、

阿笠博士は、クリスティーとカクテルとの「ダブルミーニング」として、

伏線考察におけるあの方候補の筆頭に・・・、といった展開に。

 

当たらずとも遠からずだと思っていたんだけれど、

作者がわざわざ明確に否定する事態に発展して・・・。

 

う~ん、

伏線考察もほどほどにしないと、

「本来その漫画の一番のファンである人」が、

その漫画家にとっての「一番のアンチ」になってしまうかもしれません。

 

そして、勝手に伏線だ伏線だと騒ぎ立てておいて、

回収されずに完結すると不完全燃焼だと騒ぎ立てたりする人をみると、

それもまた、なんだか残念な気持ちになります。

 

伏線は伏線のままで、

それでいいじゃない。

 

覚めているのかもしれませんが、

長編漫画からの脱落が続いているわたしには、

一話完結でどこからでも読めるギャグ漫画が、

一周回って心地よいのかもしれません。

 

気持ちが沈んできましたので、

最後に、本日の楽曲紹介。

 

今剛『AGATHA』(1980年発表)

 

まぁ、「アガサ」という名称のみの繋がりでの紹介ですが、

ギタリスト今剛(こんつよし)によるフュージョンの名曲。

 

松原正樹(2016年、61歳没)のカッティングギターから始まって、

長髪のおじいちゃんがギタリストの今剛(1958年生まれ)。

 

有名バンドのギタリストではないけれど、

「ギターが上手いミュージシャン」と言われると、知る人ぞ知るギタリストです。

 

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 


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