最近の漫画って回想シーンが多くない!?

トレード雑記第209弾、
最近の漫画って回想シーンが多くない!?
ワールドカップも終わって、ひと息ついた感じですね。
ここらでどうでもいいレベルの気楽なネタを少々。
ブログタイトルまんまですが、
最近の漫画、そしてアニメって「回想シーン」を多用していないか、
と感じているので、その感想、というか愚痴みたいな内容です。
これだけ情報社会が発展しているので、
新しい大人気漫画が生まれにくい土壌があるように感じます。
ありとあらゆるジャンルの漫画がすでに存在しますし、
少なからず「似た設定」があって、当然のように「パクリだ」と言われます。
また、伏線とか考察とかが好きな人たちが、
Youtubeなどで楽しく世界に発信している内容も、
原作者、漫画家からすると、たまったものじゃないだろうなぁ・・・、
という気もします。
そんななかで人気を博した漫画は、
悪名高い「引き延ばし」以外でも、次のような展開が続くことが少なくありません。
1.後日談(いわゆる続編。以前流行したのは主人公の子どもが主人公という設定)
2.前日談(いわゆる「エピソード0」。第1巻に繋がる主人公の出会いなどを描く)
3.スピンオフ(脇役で人気を博したキャラを主役にしたパラレルワールドの展開)
いずれも、本編終了後の展開としては一定の需要があって、
既存&新規の購買層への訴求効果も高くなる「おいしい」内容だったりします。
先日公開された映画『スラムダンク』も2.と3.の組み合わせだったようです。
(わたしは映画館に足を運んでいないので、内容などは書きようがありません)
で、本題に戻ると、
『ブルーロック』のアニメを1~10話視聴して感じたことなんだけど、
登場人物の回想シーンが多い・・・、多すぎる!?・・・、と感じた次第。
漫画を読んだときも感じたけれど、
映像だとより顕著な感じがしました。
わたしは古い人間なので、
漫画とかだと、「今」「現在」のキャラが躍動する感じの内容が好きで、
回想シーンはあくまでも「おまけ」程度の添え物という感覚があります。
もっとはっきり書くと、
登場するキャラの「現在の魅力」が描きづらいから、
それを補完する手法が「回想シーン」だと考えています。
ですから、回想シーンが多用されると、
「話が進まないなぁ」「現在のキャラに魅力がないのかなぁ」と感じちゃうわけ。
最近(といっても数年前)だと、
『鬼滅の刃』がまさにそんな感じで、
アニメで少し観ただけだけど、鬼のキャラの回想シーンばっかりで、
残念ながらわたしはハマることがなくて・・・、途中で脱落しました。
もちろん、回想シーンの描写によって、
「敵役」の生い立ちとかに感情移入できたり、という意図もわかるし、
卑怯で残忍な悪役キャラの行動の理由が垣間見えたりとか、話を膨らませる効果もわかる。
とはいえ、回想シーンを多用されると、
なんだかなぁ・・・、という古い人間の愚痴です。
ちなみに、前回紹介した『ブルーロック』だと、
わたしが読んだ部分では出てこなかったけれど、
実質主人公の招集者(利根川みたいな人)の回想シーンは必須になると思う。
なぜこの人物はこんな偏った考えになったの?
どうしてこんなぶっ飛んだプロジェクトを構築するの?
参加している少年(高校生)たちへの愛情はあるの?
サッカーへの情熱とかに何かしらの変化があったの?
などなど・・・、
すでに描かれていたら申し訳ないんだけれど、
彼の信念や行動を支える「原点」や「転換点」となる出来事について、
興味があったりします。
おそらくそれが漫画としての『ブルーロック』の(ほぼ)すべてかなぁと。
そういう気持ちになっていますので、
完結したら大人買いして一気読みしてみようと思います。
こんな感じで、
回想シーンは「作り手」からしても「箸休め」的な位置づけだったと思うんだけど、
最近はそれがメインとまではいかないけれど重要なピースになっているのだと思う。
だからこそ、最近の流行の手法なのかもしれませんし、
回想シーンについては、好意的に捉える人もいて、苦手と考える人もいて、
それでいいと思っています。
単純に、わたしは苦手だなぁ、という愚痴です。
だいたいのところ、
不幸な生い立ちエピソードなので、
そのお決まりのパターンに飽きている感じ。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。