『十角館の殺人』って知ってる!?
トレード雑記第326弾、
『十角館の殺人』って知ってる!?
推理作家・綾辻行人さんのデビュー作、
1987年に出版されたミステリー小説です。
なぜ、これを採り上げるかというと、
2019年に漫画版が出版されていたのを最近知ったから。
今回はその漫画版について、
ネタバレをしない範囲でわたしなりに頑張って魅力をご紹介。
あらためて、紹介する漫画はこちら。
『十角館の殺人』(原作:綾辻行人、漫画:清原紘)
この作品の最大の魅力は、
原作も漫画版も、ミステリー好きなら一度は絶対にハマる、
そういう内容とストーリーになっているというもの。
読んでいただいたら「100%」理解できるはずです、
本当にミステリーが好きであれば。
ストーリーは、
とある大学の「推理小説研究会」というサークルに所属する学生たちが、
未解決事件があった孤島の建物に訪れるといったところから始まるミステリー。
昭和のミステリー好き学生のノリじゃないけれど、
サークルメンバーを、アガサ(クリスティ)、エラリイ(クイーン)、
(コナン)ドイル、(エドガー・アラン)ポウなど、ニックネームをつけて呼び合う感覚が、
小っ恥ずかしいやら懐かしいやらノスタルジックな気分にさせます。
ちなみに原作が1987年、漫画版が2019年ですが、
たとえば通信手段として、1987年には一般的ではなかったスマホ、パソコンなど、
漫画版では違和感がないように登場させています。
しかも、文字だけの原作小説に対して、
「絵」や「キャラ」があるからこその漫画版ならではの改変もあって、
それがまた漫画版としての魅力を高めています。
一見するとよくある改変だけど、
よくよく練られた改変箇所なので、
絵にすることである「バランス」が変化するので、
そのコントラストが漫画版の良さを引き立てます。
(これ以上は書けません、あしからず)
そんな感じです。
もし海外のミステリーが好きな方で、
日本のミステリーはちょっとみたいな「食わず嫌い」をされていた方は、
いい意味で作者(綾辻行人)に「やられた、そうきたか!」となるはず。
また、原作を読んでストーリーを知っているという方も、
そういう方ほど、漫画版ならではの良さを理解できる作品に仕上がっています。
漫画にすると全5巻とちょうどいい長さですし、
漫画サイト『マガポケ』だと、実質無料で全話読むことが可能です。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
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