からあげ専門店の倒産とデイトレード
トレード雑記第356弾、
からあげ専門店の倒産とデイトレード
めちゃくちゃ久しぶりですが、
ブログのタイトルに「デイトレード」と入れた気がします。
今回のブログでは、
ニュースを見聞きしたときの反応と、デイトレ適性について、
根拠0%、私見100%で思ったままに好き放題、書き下ろした内容です。
さて、先週、帝国データバンクの調査結果が発表されて、
今年に入ってから「からあげ専門店」の倒産が急増しているようです。
いくつかのネットニュースのなかで、
からあげの写真が一番きれいだと感じた記事を下記に添付します。
私見100%、記憶を頼りに思い起こすと、
からあげ専門店は以前からありました。
「金賞受賞」をしていない専門店の方が珍しいくらいだった感じ。
ここ数年は、
コ〇ナの影響もあって、
①外食を控える、②油料理は面倒くさい、③安価である、
などといった一般家庭の気持ちを取り込んで、
中食(≒総菜持ち帰り)需要の高まりと呼応して店舗が増えていました。
店舗側としては、
①店舗の初期投資が安い、②仕入価格が安い、③調理が簡単である、
など参入障壁が低い業態のため、
ブームに乗る形で新規参入が増えていました。
もちろんコ〇ナだけの影響ではなくて、
それ以前にも「タピオカ」やチーズなんとか、みたいな、
一時のブームで流行しては衰退する典型的な「多産多死型」の業態です。
からあげ専門店倒産急増に正反対な知人の反応!?
今回のニュースを受けて、
正確には今回のニュースを受ける前から、
からあげ専門店の倒産急増を予測していた人は少なくありません。
わたし自身も、わたしの知人の何人かも、
今回のニュースを驚くべきことというよりは、
むしろ至極当然のこととして受け止めています。
直近の話ではありませんが、
仲間内でからあげ専門店の流行について話題にあがったことがあって、
そこでは正反対と思えるような反応がありました。
友人知人の間での食事の席での会話内容ですし、
倒産急増のニュース前なので時系列がぐちゃぐちゃですが、
①からあげ専門店みたいは業態は、すぐにブームが終わって倒産する
②専門店は高い、自分で揚げたらもっと安い、たまにはいいけどすぐ飽きる
③お手軽(≒初期投資が安価)なもの(専門店)に手を出すのは頭が悪い
④最初からブーム後に潰すつもりで、長期経営は考えていないのではないか
みたいな感じです。
①は、参加者全員の共通認識。
②は、料理をする人に限定するとこちらも共通認識。
で、興味深かったのが、
③と④の発言(≒考え方)の前提条件の違い。
仲間内の会話もあって③では「頭が悪い」という表現で書いていますが、
ブームに乗っかって商売を始めてもだいたい失敗するよね、というお話。
「副業」「副職」「サイドビジネス」みたいな話題が出たときの会話なので、
ニュアンスとして「店舗経営に憧れつつも失敗が怖い人の発言」に近いものがありました。
一方で、別の知人による④の発言。
ニュアンスとしては、
からあげ専門店に人生のすべてをかけていない、というお話。
この人の感覚だと、
からあげ専門店は数ある事業のひとつで、他にも事業を展開しているし、
ブームにはしっかり乗っかって、ブームが終わるころには店を閉める、
そして次の事業(≒ブーム)へと繋げていく、というイメージです。
どちらが正解かはわかりませんし、
たぶんどちらも正解だと思います。
長くは続かないという共通認識のもと、
それなら最初から手を出す必要はないという考え方と、
だからこそ儲かるときにはじめてブームが去ったら切り上げるという考え方の違い。
おそらく、
デイトレードの適性を考えると、
圧倒的に後者(④の考え方)の人の方が適性があると感じます。
儲かるときだけ手を出して、
ダメになったら(≒理想はその直前に)手放せばいいという感覚は、
まさにデイトレード。
さらに、その時の会話では感じ取れなかったけど、
ブログを書いているとはっきりと感じ取れるのが、
そもそも「からあげ」でなくてもいいという感覚。
こういう感覚も、
デイトレっぽいところがあるように思います。
それこそ、
「タピオカ→高級食パン→からあげ→〇〇」みたいな感じ、
流行に乗りつつ開店&閉店を繰り返して利益を上げるのが、
「デイトレ適性あり」の理想的な行動様式かもしれません。
あくまでも、考え方とかタイプや適性のお話なので、
慎重に静観する人と、積極的に投資する人について、
どちらが正解かとか、どちらが成功するかとか、長期的に資産を形成できるかとか、
そういう話ではありません。
最後に、
からあげ専門店の倒産急増のニュースに触れて、
一般的な「ほら、やっぱり!」を超えて、店舗を嘲笑する感想を持つ人は、
デイトレードに限らず、それ以外についても上手くいかないかもしれません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。