『YATAGARASU』って知ってる!?
トレード雑記第379弾、
『YATAGARASU』って知ってる!?
わたし自身、読んだ記憶があるようなないような、あいまいなサッカー漫画。
おそらくアジアカップに合わせて無料漫画アプリに登場した作品で、
タイトル「YATAGARASU」(=八咫烏)は、サッカー日本代表のシンボルマークとしてお馴染み。
あらためてまして、本日紹介する漫画はこちら。
『YATAGARASU』(愛原司)
2002年から2011年にかけて『月刊少年マガジン』で連載、
全26巻の少年サッカー漫画です。
わたし自身、読み始めたばかりなのでストーリーの詳細はわかりませんが、
いわゆる王道のベタ展開が満載のスポーツ少年漫画という感じ。
主人公は、なぜかルールに無知だけど、
身体能力が高く負けん気が強いタイプ。
キャラ設定は某バスケ漫画の桜木花道を中学生にした感じでしょうか。
何も知らないところからスタートして、
壁にぶち当たるけど、指導を受けると習得して結果を残すようになります。
また、
「ツカミ」からの「オチ」の展開がスムーズなので、
安心して読み進めることができます。
サッカー漫画はどうしても登場人物が多くなって、
魅力を伝える前に打ち切りになってしまう作品が散見するなかで、
月刊誌で9年の連載、単行本で26巻続いた理由のひとつだと思います。
とはいえ、大人になってから読むと・・・、
あまりにもベタな展開は好みが分かれると感じます。
たとえば、序盤から、
主人公を引き立たせるためだけに登場する「陰湿ないじめキャラ」が複数出てきます。
かばんやスパイクを盗む・壊すような小物キャラが少なくないですし、
喧嘩っ早い主人公を挑発しての口喧嘩&殴り合いなど、ベタ展開が続きます。
そのため、以前ブログで紹介した『アオアシ』や『ブルーロック』と比較すると、
対象とする読者の年齢層は低く感じますが「少年のための少年漫画」として成立しています。
童心に戻って、なんの予備知識もなしにスポーツ漫画を楽しむ、
そういう意味では、すごく気持ちいい漫画かもしれません。
今回のアジアカップは日本代表がすでに敗北してしまったため、
準決勝や決勝を視聴する人は少ないかもしれませんが、
中東の選手たちの勝利への執着心が試合を観ていても伝わってきます。
小難しい「戦略」とか「采配」とかそういうところではなくて、
ピッチ上の選手たちががむしゃらにボールを追いかける感覚は、
日本代表の選手、監督とともにファンにも求められているのかもしれません。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。