麻雀村「村おこし」のNG事例集
トレード雑記第342弾、
麻雀村「村おこし」のNG事例集
前回のブログにおいて、
麻雀村の「村おこし」としてMリーグが盛り上がっていることを書きました。
一見すると成功している様相を示している「Mリーグ=村おこし」ですが、
順風満帆かというと、必ずしもそうではないように感じることがあります。
「熱狂を外へ」といった拡大路線が熱を帯びているわけですが、
麻雀村の足元を揺るがしかねないヒヤリとする出来事も増えています。
そういった出来事が発生する大きな理由は次のとおりです。
やさしい書き方をすると、
麻雀村の文化と外の世界の文化の違いからくるカルチャー・ショック
厳しい書き方をすると、
麻雀村の常識は外の世界の非常識
今回のブログでは、
麻雀村で発生した最近の出来事のなかから、
わたしが違和感を感じた「NG事例」を3つ紹介します。
1.YouTubeの視聴者コメントをXに晒してフォロワーに叩かせる行為
2.Mリーグの選手が他チームの選手のプレーを嘲笑する行為
3.初心者歓迎を掲げる麻雀店が初心者を馬鹿にするSNSを発信する行為
いずれも、現状ではボヤ程度の小さな炎ですが、
麻雀村が発展することで大火事に繋がりかねない火種を抱えていると思います。
あくまでも「わたし個人の感想」です、
ご理解ご了承のうえ読んでいたけるとうれしいです。
1.YouTubeの視聴者コメントをXに晒してフォロワーに叩かせる行為
10月の終わりに発生した白鳥翔プロのXでの行為です。
最近の事例のなかでは、
麻雀村の常識と外の世界の常識のギャップが最も大きかった出来事と言っていいです。
最初にXを目にしたときは、
何があったのかと理解できなかったくらいです。
白鳥プロのYouTubeチャンネルにてMリーグの自戦検討配信にきた視聴者のコメントを、
画像をスクショしてコメントとともに投稿者のアカウントをXに投稿していました。
ざっくり書けば、
年齢が若くプロ歴の短い白鳥プロが、
年齢も上でプロ歴も長い多井プロに、
「たかはる」と呼び捨てにするのが気になる
というコメント。
それに対する白鳥プロの回答は、
いまさら多井さんと呼ぶ方が気持ち悪い、
という感じ。
事例発生後1週間以上経過した11月5日現在、
該当するXもYouTubeも閲覧可能(未削除)ですので、
詳細が気になる方はご自身でお確かめください。
これに対する白鳥プロのフォロワーの反応は大別して5つ。
①【疑問・苦言】晒す必要はないのではないかという疑問や苦言
わたしと同じ感覚ですが、意見としては少数派。
②【誹謗中傷】投稿者を誹謗中傷したり嘲笑するもの
「老害」「年の離れた友人がいない」など意味不明な暴言を含む。
これも少数派で一部の声だけど、表現がキツイので気分が滅入る。
③【投稿者批判】言いたいことはわかるけど、投稿者の書き方が悪い
公の場では「多井さんと呼ぶべき」といった表現について、
投稿者自身の価値観を押し付けているだけと批判する感じ。
あとは主語が「視聴者」ではなくて「投稿者自身」だろ、というものもあり。
④【白鳥プロ擁護】多井プロと白鳥プロの関係性を知らない人のコメントだ
いわゆる白鳥プロに同調、擁護する意見で、割合としては多数派。
なかには過去のインタビューで多井プロ自身が「呼び捨て」を推奨している画像添付あり。
⑤【白鳥プロへの助言】新規ファンならそういう感情を持つ人もいる
数は少ないけれど、④を踏まえて上手く対応した方が良いというもの。
さらに呼び方は気にならないけど「内輪ネタ」がたまに気になる、という意見もあり。
これらは白鳥プロがXに投稿して以降、
XおよびYouTubeに寄せられたコメントのだいたいの内容です。
①は、白鳥プロからすればお節介、迷惑なのかもしれません。
(この疑問・苦言に対する回答はないようです)
②は、論外。
だけど、厳しく書けば、そのきっかけをつくったのは白鳥プロなので、
誹謗中傷を扇動した、ネットいじめをおこなった、と指摘されかねないリスクがあります。
③は、SNSではよくある展開のひとつで、言葉尻を捕らえて嘲笑する流れ。
④は、一見もっともな意見だけれど、
麻雀村の常識をそのまま外の世界でも通用すると考えている浅はかなものが含まれている感じ。
特に、多井プロの「呼び捨て推奨」の話の文脈は、
年上でキャリアの長い多井プロに遠慮したり敬語だとチームとして成立しない、
麻雀の話をするときは同じ目線でやってほしい、というチーム運営に関連した話なので、
インタビューやその他の場所で呼び捨てを推奨しているわけではない、はず。
このあたりはスポーツ選手や経営者などでも、
学生時代の同期や先輩後輩などフランクに接していても、
対外的には敬語を使うというものに似ていると思います。
そして、⑤を受けて、
白鳥プロは、新しいファンの人たちのことも考える旨の投稿をXにしており、
知的でウィットに富んだ言い回しもあって、炎上騒動には発展しませんでした。
さらには、
白鳥プロと多井プロがそれぞれ「多井さん」「白鳥さん」と呼び合うなど、
ネタに昇華したことで大事には至らなかったという流れが現在地点だと思います。
とはいえ、「晒した行為」そのものについての言及はないようですし、
しっかり決着をつけたというより、なんとなくうやむやにごまかした感じもします。
今回の出来事が問題視されるのは、1年後かも5年後かも10年後かもしれません。
(何らかのトラブルが発生した際に、過去発言として掘り起こされるリスクがある)
ちなみに、
麻雀村において白鳥プロは、
「オラが村のスーパースター」です。
20代から活躍していた唯一に等しい存在ですし、
将来の村長候補(3代くらい後の連盟会長になると思う)です。
常日頃から「誹謗中傷はやめよう」、
「楽しくMリーグを観よう」と呼び掛けていますし、
人気、実力、実績とともに、人柄についても申し分ない麻雀プロ。
髪型を頻繁に変えたり、中性的なファッションもセルフブランディングだと公言していますし、
尊敬する伊藤優孝プロ(連盟副会長)にあやかって「冥府の先導者」という通り名をつけています。
そういったところも業界の先輩に可愛がられて、後輩から慕われている要因だと思います。
ですが、
それはあくまでも麻雀村での評判であって、
一般的に、外の世界の人には通用しません。
内容は異なりますが、
記憶に新しいところだと、
某Vチューバーが「Vチューバー村」のノリをSNSでやって大炎上、
引退(卒業)に追い込まれる出来事がありました。
村での常識や評価は外の社会では通用しない、
という典型的な炎上騒動だったように記憶しています。
そうなってしまっては手遅れなので、白鳥プロには、
不用意な行為は控えた方が良い、と思わずにいられません。
麻雀村のスーパースターを相手に苦言を呈しにくいのかもしれませんが、
しかるべき立場の人がしっかりと注意した方が本人にとっていいのかもしれません。
あまりにも基本的なSNSの活用失敗事例だと思うので。
最後に、アイキャッチ画像は、
村から都会に来てオドオドする少年のイラストですが、
麻雀村の住民にとって、麻雀村を訪れる新規のファンのイメージであり、
麻雀村と外の世界が繋がったときに感じる村の住民の戸惑いを表現したものでもあります。
2.Mリーグの選手が他チームの選手のプレーを嘲笑する行為
以前にブログで書いた、サクラナイツ堀慎吾選手の発言についてです。
こちらは「プロリーグの選手」として、
不適切な発言は控えた方が良さそう、というお話。
詳細については、下記リンクのブログをご覧ください。
3.初心者歓迎を掲げる麻雀店が初心者を馬鹿にするSNSを発信する行為
こちらも以前のブログで採り上げました。
この出来事は麻雀村のなかでもそれなりに炎上しましたが、
Mリーグ(=村おこし)の人気に便乗したビジネスのひとつかもしれません。
今後は、これまで以上にMリーグの人気に便乗したビジネスとして、
玉石混交のサイドビジネスを勧める飲食店・BARの経営などが増えてきそうです。
また、投資や不動産に関する儲け話(もちろん詐欺を含む)の動向など、
ブームのような麻雀人気で大金を手にした麻雀村に、怪しげな話も舞い込んできそうです。
といったところで、本日のブログは手仕舞い。
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