プロの視点

トレード雑記第127弾、

 

プロの視点

プロと素人では、同じものを見ていても、

その視点がまったく異なる、という当たり前といえば当たり前の話。

 

ここで採り上げる題材は、野球。

 

千葉ロッテマリーンズの若きエース、佐々木 朗希(ささき ろうき)投手。

そして例の試合で審判を務めた球審の白井 一行(しらい かずゆき)球審。

 

佐々木投手は、今シーズン「覚醒した」といってもいい投手で、

プロ3年目の今季2022年4月10日に完全試合を達成したことで一躍有名に!

 

その次の試合も8回無安打のまま降板したことで、

監督批判みたいな話も出たのだけれど・・・。

 

それを吹き飛ばすかのような出来事が、

4月24日の試合中に起こってしまった。

 

詳細な説明がないままなので、

どうしても推測の域を出ないけれど、

「ボール」の判定に不服を示した佐々木投手に対して、

白井球審がマウンドに詰め寄ったというもの。

 

その映像や画像からは、

大きな目を見開いて怒りの表情を見せる白井球審がクローズアップされていて。

 

当初、多くの声が「白井球審への批判」だったように思う。

 

時代が違えば、プロ野球の若きエース「国民的ヒーロー」の佐々木投手に、

「何をいちゃもんつけとんねん!」となったかもしれない。

 

なかには両者の年齢の違い(佐々木20歳、白井44歳)から、

大人げないといったような話も聞こえてきたり。

 

ところがプロ野球経験者からの意見では、

佐々木投手の行動を問題視して白井球審を擁護するものが少なくなかった。

 

それに対しても、さらに議論が紛糾したりしたんだけれど。

 

さて、ここで、気になったのは、

「プロの視点」と「素人の視点」の違い。

 

なお、わたしは、ただ野球が好きな素人ですので、

ここからの記述が正しいかどうかは確証がもてないです。

 

一素人、一野球ファンの話くらいの感覚で読んでいただければうれしいです。

 

1.素人はどこを見ていたのか!?

プロと区別するための用語で「素人」としたので、

熱狂的なファンや玄人はだしの人には失礼な表現かもしれません。

 

ところが、多くの、私を含めた素人は、

「佐々木投手が判定に不満を表明したか否か」の判断に対して、

画面に映る「顔」つまり「表情」を見ていたわけです。

 

険しい顔をしているわけでもないし、

なんなら唾を「ペッ!」みたいな行動があるとわかりやすいですが、

そういう感じもなかったです。

 

そして次に見ていたポイントは「手」、ジェスチャーですね。

 

そこでも、こぶしを握ったり、指を立てたり、

グラブを叩きつけたり、といった行動は見られませんでした。

 

だから「何も不満を表明していないじゃん」、

むしろ「球審が何をそんなに怒っているんだろう」、

からの「若い投手に対して恫喝した、威嚇した」、

みたいな話へとつながっていったわけ。

 

2.プロはどこを見ていたのか!?

一方で、プロが見ていたところは、

ずばり「足」です。

 

投手がマウンドにあるプレートを降りるときに、

前に向かって踏み出すと、それは不満を表明したということになって、

野球規則において注意案件だと明記されているのだとか。

 

足の動きから、どこまで明確に判断できるのか、

それについて素人のわたしにはわからないのですが、

多くのプロOBの選手たちが、白井球審を擁護している背景には、

そういうところがあるようです。

 

もちろん、もうちょっと「やり方」「注意の仕方」には工夫があってもいい、

といった苦言は呈されることが多いけれど、

根本的には佐々木投手の行動(≒足の動き)が注意される理由なんだとか。

 

そういう風に言われちゃうと、

(プロ視点では何の関係もない)顔や手の動きを中心に見ていて、

「佐々木投手は何も不満を表明していないだろう!!」

って判断していた素人は・・・、穴があったら入りたい気分かもしれません。

 

まぁ、試合中、あるいは試合後のアナウンスでも、

その理由を表明すればすぐに収まった問題だとは思いますが・・・。

 

その後、白井球審は、

(実際のローテーションから変化があったのかはわかりませんが)、

普段どおり審判をしているようで、謹慎などになっていないというのも大切なポイント。

 

以前ブログにも書いたけれど、

「審判」もしっかりルールで守られるべき存在だと思うから。

 

ルール“が”守るもの

 

3.「足」で思い出したこと

そういえば足で思い出したことなんだけど、それこそ蛇足のお話。

 

2006年トリノオリンピックのフィギュアスケート金メダリスト、

荒川静香さんのスケートで有名になった技「イナバウワー」。

 

あの技も、素人は「背中を反り返る仕草」をイナバウワーって表現していて、

そういうネタをお笑い芸人がやっていたりもしたように記憶している。

 

あの技も、実は「足のかたち」が大切で、

平行っていうのかな、「ハの字」っていうのかな、

そういう足のかたちで滑るテクニックなんだとか。

 

だから上半身を反る必要性はゼロなんだけど、

そこは荒川選手が魅せる演技を追求した結果、

ああいうかたちになったように記憶している。

 

結局、プロの視点と素人の視点とは、

ぜんぜん違うんだよなぁ、というお話でした。

 

トレードにおけるプロの視点は!?

わかりませんw

 

同じ板やチャートを見ていても、

見ている視点は違うんだろうなぁ、

ということだけはわかります。

 

最後に、アイキャッチ画像は「投資」の画像。

すごくうまくできている風刺画だと思います。

 

お金が濡れちゃうじゃないか!?

って思うのは・・・、貧乏性のわたしの視点w

 


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