W杯小話⑧.小ネタの詰め合わせ

トレード雑記第207弾、

 

W杯小話⑧.小ネタの詰め合わせ

アルゼンチン優勝で幕を閉じたワールドカップ。

 

南米のサッカーが好きなわたしは、

良くも悪くも1986年の情景が想起されました。

 

審判を含めてアルゼンチンの大躍進といった感じだったし、

フランス代表エムバペの大活躍も最高でした。

 

書き始めたら終わりそうもないですが、

今回のワールドカップで気になった小ネタを詰め合わせた感じで少々。

 

アイキャッチ画像は、

サッカーとはまったく関係のない「お刺身盛り合わせ」。

 

4点盛りだったので、4点ご紹介。

 

1.スタジアムを彩る美女サポーター

賛否両論、好き嫌いはあるでしょうが、

ワールドカップをはじめ国際大会では、

もはや恒例(?)となった各国の美女サポーターたち。

 

ですが、今回のワールドカップでは、

冬開催、イスラム圏開催、といったこともあって、

過度の露出を控える雰囲気、酒類の販売・飲酒なしなど、

どちらかというとおとなし目のスタジアム風景となりました。

 

美女サポーターとして話題になっていたのも、

クロアチアのモデルの方、日本のミュージシャンの方、くらい!?

 

ちなみに、わたしは、

試合そっちのけで観客席を映すことには反対ですが、

ハーフタイムなど、観客が盛り上がっている様子が映ることは問題なしだと考えています。

 

2.キャッチフレーズの無理やり感

ABEMAでは全試合生放送を実施していて、

サッカーファンにとってはうれしい期間となりました。

 

ただ、「〇〇vs▲▲」とシンプルな表記でいいと思うんだけど・・・、

無理して各チームにキャッチフレーズをつけているのはイマイチでした。

 

盛り上げようとする意図はわかるんだけど。

 

たとえば、ウルグアイ代表なんか、当初「狂犬」と表現されていて、

おそらくクレームが入ったんでしょうが、すぐに変更されていました。

 

南米でアルゼンチンと1、2を争う荒々しいスタイルで知られているし、

中心選手のルイス・スアレスが「狂犬」と呼ばれたりもしていたので、

そのままテロップに活用したんでしょうけれど・・・、

知らない人からすると「狂犬病」を想起されるので、撤回して正解だと思います。

 

そもそも人間を動物に例えるのは、

褒めているつもりでも意外と問題となったりするので要注意ですね。

(かつてエムボマの「浪速の黒豹」もひとつ間違えたら人種差別になりかねなかったし)

 

もうひとつ、

途中で意味合いが大きく変化した表現でいうと、

スペイン代表の「無敵艦隊」。

 

現在では「無敵艦隊」を褒め言葉として使っている人が多いように感じるけれど、

もともと「スペイン代表の勝負弱さを揶揄した表現」だったりします。

 

名称の由来は、大航海時代のイスパニア(≒スペイン)で、

地中海の制海権を握っていたところからの異名なんだけれど、

その後ポルトガルとの覇権争い、18世紀以降のイギリスの繁栄に伴って、

その影響力は小さくなっていた歴史になぞらえて・・・。

 

強いのは強いけれど、肝心なところで常に負けるところから、

サッカースペイン代表を「無敵艦隊」と表現したわけです。

 

ワールドカップを制覇した2010年以降、

その言葉の持つ意味合いは変化したわけですが、

2010年にワールドカップを制覇するまでは、

欧州の大会では無類の強さを発揮しているのに・・・、

ワールドカップではからっきし、みたいな状況だったので。

 

ちなみに、無敵艦隊と揶揄されていたもうひとつの理由は、

スペインのポゼッション重視のパスサッカーへの批判から。

 

今回のワールドカップをみても、

「日本目線」だと番狂わせかもしれませんが、

「スペイン目線」だと、まさに無敵艦隊と揶揄される展開。

 

美しいパス回し、高いボール支配率、

だけど勝てない、そんな感じです。

 

これら以外でも、

無理やりキャッチコピーをつけなくても、

みたいな気持ちになったところもありました。

 

3.名前いじりはほどほどに

こちらも国際大会の定番といえば定番ですが、

今回だとクロアチア代表選手の「〇〇ッチ」がわかりやすいです。

 

語呂がいいので、ついついネタにしてしまいがちですし、

日本人でもあだ名が「〇〇っち」みたいな人も少なくありません。

 

なんなら「たまごっち」が一時Twitterトレンド入りしていました。

 

ちなみに、

クロアチアでの意味は「〇〇の息子」というものらしいですし、

北欧の「〇〇ソン」「〇〇セン」なんかも同様の意味合いのようです。

 

悪い意味合いではないので、

大きな問題にはならないでしょうが、

名前にはそれぞれの「由来」がありますし、

いい意味でもそうでない意味でも「伝統」があったりするので、

あまり知らない名称についての「いじり」は控えた方が無難だと感じます。

 

4.マラドーナvsメッシ論争の行方

先日のブログでも書きましたが、サッカーで定番の論争、

「史上最高の選手は誰か!?」で常に比較されるふたり。

 

わたしなりの結論を書けば、

メッシの現役中にこの論争が言われなくなれば、

明確にメッシがマラドーナを超えた証明になると思う。

 

逆説的な書き方だけど、

この論争が引退まで続くようだと、結局「超えた」とはならない。

 

漫画『キングダム』で主人公・信に語りかける廉頗将軍ではないけれど、

古き良き時代の実績は光り輝いているので、少々並んだ程度では色あせない。

 

超えたと証明するには、その時代ごと塗り替えるようなとてつもない成果が必要。

 

たぶん、そんなところだと思います。

 

ちなみに、たまに比較される「バロンドール」(世界年間最優秀選手)の受賞回数ですが、

バロンドールは2006年から全世界の選手が対象になって、

2010年からFIFA最優秀選手賞と統合した賞だったりするので、

それまでの期間において欧州以外の選手はほぼ対象外だったりします。

 

そんな感じなので、個人賞の直接比較はどこまでいっても困難なわけですが、

そういった比較を超えた領域にふたりとも到達しているのかもしれません。

 

両者ともに「サッカーの神様に愛された選手」と言われていますし、

そして「審判にも愛された選手」だったことは間違いないわけですから。

 

まとめ

今回のワールドカップでは、

判定やVARの活用するorしないなど、いろいろと不満がないわけではないですが、

アルゼンチンvsフランスの決勝戦、次回以降も楽しみなカードになりそうです。

 

なんだか小言ばかり書いてきましたが、今回のワールドカップは、

ABEMAでの全試合放送、さらにアーカイブとして試合中継だけでなく、

ハイライトやインタビューなどが視聴可能(しかもすべて無料)なところは、

満足を超えて大満足といった気持ちです。

 

最近は有料放送化しておいて、

実際には無料で視聴可能みたいな格闘技中継に嫌気が差していたので、

なおさらABEMAのワールドカップ中継の良さが引き立った感じです。

 

ビジネスとしてペイ出来ているのかわからないのですが、

この流れは逆行しないようにしてほしいと願っています。

 

といったところで、本日のブログは手仕舞い。

 

追記。

ワールドカップの開催に合わせてのサッカーネタ放出、

お付き合いいただきありがとうございました。

 

おそらく次回がサッカーネタのフィナーレとなります。

 


1日1回応援クリックよろしくお願いします!

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。