国葬に想うこと、ふたつ目

トレード雑記第172弾、

 

国葬に想うこと、ふたつ目

先日、エリザベス女王の国葬に関連したブログを書きましたが、

明日、9月27日に安倍晋三元首相の国葬が執り行われます。

 

☆先日のブログはこちら。

エリザベス女王国葬に想う

国葬に想うこと、ふたつ

 

ご両人とも亡くなることを予期していたものではありませんが、

「国葬」という状況が立て続けに行われることになったので、

いろいろと比較されたりする論評も見聞きすることになりました。

 

とはいえ、わたし個人は比較できるほど詳しくありませんので、

今回のブログでは、そういったお話にはなりません。

 

安倍元首相の国葬に関して、想うところをひとつ、

今回のブログが「ふたつ目」という位置づけです。

 

7月8日に事件が発生して

安倍元首相が暗殺されたのが7月8日。

 

ああいった出来事がなければ、9月21日は68歳の誕生日でした、

あらためて「まだ若いなぁ・・・。」という気持ちになります。

 

そして、約2ヶ月半の準備期間を経ての国葬ですが、

どうしても「間延びしてしまった」というか、この間の報道もあってか、

国葬に賛成という人たちでも気持ちが薄れてきている人も少なくない気がします。

 

また、一方で、国葬に反対の立場の人も各種調査等によると増えているようです。

(調査の精度についての話は、今回はなし)

 

国葬賛成派、反対派、そして

以前から気になっていた考え方で、

今回の「国葬」でも、あぁやっぱりそうだわ、と感じたお話。

 

国葬において、大きく「賛成派」と「反対派」がいますが・・・。

(どちらでもいい、あまり興味がない、などを除く)

 

そして、もうひとつの派閥が、こちら。

 

少し前に政治の世界で流行したキャッチフレーズですが、

 

「〇〇をぶっ壊す!!!」

 

この考え方とよく似ている、という思想行動の人たち。

 

つまり、

国葬に賛成の人、国葬に反対の人、に加えて、

「国葬をぶっ壊したい人」たちがいる、ということ。

 

そのなかには過激な妨害活動・破壊活動に躍起になる人、扇動する人などがいます。

 

たとえば、

(A)安倍晋三元首相を暗殺した犯人を崇拝したり、英雄視したりする人

(B)岸田文雄首相に「次はお前だ」などと脅迫文を送る人(愉快犯を含む)

(C)実際に国葬で要人暗殺や爆破等の破壊活動を計画している人

(D)国葬が行われている周辺で妨害集会を計画している人

(E)国葬に参加を表明した人へのいやがらせ等を行う人

(F)招待状などをSNSで否定的理由から晒す人

などです。

 

前半の(A)~(C)は、最も過激な層で、一般的には議論の対象外、まさに論外ですが、

残念ながら(A)と(B)の存在はすでにニュース報道などで確認されています。

 

また、今回の国葬では(C)が想定されるための厳戒態勢が敷かれることになるはずです。

(あってはならないことですが、「想定していない」は通用しないので)

 

そして後半の(D)~(F)は、マイルドな過激派(?)、

表現が難しいけれど「妨害派」と言っても良い行動をする人たちです。

 

「良識ある」反対派は、「妨害派」とはまったく異なる存在

今回のブログでのわたしの意見は、この小見出しのとおりです。

 

おそらく、今回の安倍元首相の国葬に関しては、

賛成派のなかでも「消極的な賛成派」がサイレント・マジョリティだと思います。

 

とはいえ、ほぼ同じくらいの人数で存在すると考えられるのが反対派で、

その反対派のなかで大多数を占めるであろう「良識ある反対派」の存在。

 

良識ある反対派は、反対の立場を取ってはいるものの、

前述(A)~(F)のような行動をする人たちとはまったく異なる存在です。

 

ここでは便宜上「国葬をぶっ壊す」主張や行動を展開をするという意味で、

ざっくりと「過激派」とか「妨害派」などと表現していますが、

肌感覚で分類すると、(A)~(C)が「イメージしやすい過激派」で、

(E)はクレーマーのような存在、

(D)と(F)は常識や良識に欠けているタイプの人たちではあるものの、

(C)の凶悪犯罪を計画・実行する人たちとはまた異なる存在と考えるので、

「妨害派」という表現がしっくりくるかもしれません。

 

また、一般論として(D)の集会等への参加者のなかには、

あまりよくわからずに「反対派」が集まっているくらいの感覚で参加していて、

実際には妨害活動をおこなっている自覚のない人も少なくなかったりします。

 

とはいえ、国葬が行われている間に(D)をすることで、

(C)の活動を助けることに繋がったり、隠れ蓑として利用される恐れを考えると、

当日のデモや集会等は、単純な妨害行動を超えて過激な行動に結びつく恐れがあるため、

絶対にやってはいけない行動のひとつだったりします。

 

そして、ものすごく大切なポイントは、

国葬の反対派、なかでも良識ある反対派は、過激派や妨害派とは異なる、

というより「一緒にされたくない!」というのが本音となります。

 

なかには「自称反対派」のアイコン(≒代表者、象徴的存在)として、

過激な主張を展開する人たちがいたりするわけですが、

そういう人たちには「熱狂的な一部の支持者」が集まることはあっても、

それ以上の支持が広がることはあり得ないということになります。

 

「良識ある反対派」のアイコンとは!?

自称反対派の過激派や妨害派の声がどうしても大きくなってしまうので、

いつもながら辟易とするわけですが・・・。

 

今回の国葬に関連して書くと、

「良識ある反対派」のアイコンとして、

たとえば、次のふたりが該当すると考えられます。

 

1人目は、野田佳彦元首相。

 

国葬に関しては経緯や手続等の観点から「反対」の立場を表明していますが、

国葬には出席するとの発言をされました。

 

それ以上の詳しい情報はわからないのですが、

良識ある反対派と言えば、真っ先に名前が浮かぶ存在が、野田元首相となりそうです。

 

同じような理由で、

連合の芳野友子会長も「良識ある反対派」のひとり。

 

こちらも国葬には反対を表明していますが、

連合の代表という立場から出席を決断されたようです。

 

当たり前過ぎることですが、

「賛成=出席」、「反対=欠席」といった単純な二分法の話ではなくて、

賛成でも様々な理由(わかりやすいのは高齢等健康上の理由)から欠席する人も少なくありませんし、

同様に会の主旨等に反対でも仕事など役職や立場などを理由に出席しなければならないこともあります。

 

こういった当たり前の行動に対して、

自称反対派の過激派・妨害派たちが攻撃していたりするわけで、

あまりにもわかりやすい伝統芸、お家芸としての「内ゲバ」の流れ、

予想どおりではあるけれど、ものすごく残念な気持ちになります。

 

そして、最後に、

おまけでもうひとり、興味深い発言を追加。

 

二階俊博・自民党元幹事長。

 

良識ある反対派の括りで採り上げるのは、

意外というより違和感しかないかもしれないけれど。

 

最近は切り抜き発言で炎上している長老(老害と言われることもある)議員。

 

「長年、務めた総理が亡くなったのだから、黙って手を合わせて見送ってあげたらいい。

こんなときに議論すべきじゃない。」

「欠席して存在感を示そうとする思うんだけど、

世の中にあんまり賢くないなということを印象づけるだけ」

といったCS番組(9月16日)での発言や、

 

(国葬反対派が増えているとの調査結果について)

「それがあったからといって、国葬をやめるわけではない。

国葬は当たり前だ。やらなかったらバカだ」

といった8月24日の講演での発言が切り取られていたりするんだけど・・・。

 

後者の発言は、

「反対派をバカにしているのかぁ!」とか妨害派が吠えていた感があるけれど、

バカの対象は、文脈を考えると岸田首相。

 

今さらやらないですとか言い出したら国家としてあり得ないでしょ、

「岸田、しっかり頑張れ!」みたいな感じのエールに近い発言。

 

そして、前者の発言が、

これこそが本来「良識ある反対派」がすべき主旨の発言。

 

言葉のチョイスは置いておいて、

「こういう結果になったわけだけど、派手なことはせずに、静かに見送ってあげましょうよ」

とか、そういういうニュアンス。

 

そして、欠席アピールは「賢くない」との発言。

 

この表現が秀逸。

 

反対派で出席する人(野田元首相など)に対して、ちゃんと理解を示している。

 

先ほども書いたように反対でも出席する人はいるわけです、

それを「内ゲバ」とか「村八分」のように攻撃する自称反対派と、

比較のしようがないくらいまともな対応。

 

最近の二階議員の発言に対しては、

何を言っても「アンチ二階」的立場の人もいるけれど、

国葬賛成派のケツを叩いてしっかりエールを送りつつ、

国葬反対派のなかで出席する人に手を差し伸べて、良識ある反対派に理解を示して、

過激な妨害派からの防波堤として矢面に立った発言をするところをみると、

バランス感覚を持って長年議員をやってきた長老の長老たる所以が垣間見えるわけ。

 

だからといって二階議員を支持する・支持しないという話ではないけれど、

過激派・妨害派とは、一枚も二枚も役者が上であることは間違いない。

 

ちなみに、国葬の「賛成派」と「反対派」で国民が分断される、

とか主張する人が一部にいるけれど、これは100%間違い。

 

賛成派と反対派の双方の多数を占める「常識派」「良識派」といった人たちから、

「国葬をぶっ壊す!」みたいな過激派、妨害派といった「非常識」な人たちがあぶり出されてただけ。

 

結論として、賛成派も反対派もそれはそれで個人の自由だけれど、

他人の自由を攻撃する妨害派は、やっぱりダメだわ、というお話。

 

もし可能なのであれば、

最後にひとつ。

 

すでに何度も書いているけれど、一部の自称反対派のなかには、

国葬当日に会場周辺でのデモとか集会を検討しているらしい。

 

これは本当に止めてほしい。

 

最も過激な人たちの活動を利することになりかねないし、

警備コストがどんどん上昇してしまうことにも繋がるし。

 

特に、反対派を代表するようなアイコンの人たちは、

こういった活動を自粛するように呼びかけてほしい。

 

もし可能なのであれば。

 


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2件のコメント

  • おはようございます。
    トレードしようと意気込んで
    ツールを立ち上げてみたものの
    月末の難解な動きを見てノートレを決め込みましたw
    今回の記事で私が感じたことを書かせて頂きます。
    最近の日本の傾向として、
    記事でご指摘の通り
    賛成、反対、どちらでもない、
    これに加えて「妨害する」なんとも言い難い
    勢力が増えすぎて、前面に出すぎている感があります。
    なんでもそうですが、注目を集めたいがために
    過激な言葉や行動をとる人が
    本当に増え、目立ちすぎていると思います。
    言い方を変えればネガティブ思考の最終形の一つが
    こういった層なのかと思えてなりません。
    まぁ、そういった人たちの考え方を否定はしませんが、
    自分はそういった人々とは距離を置きますねw
    実はこういった層が増えすぎて、
    学校行事もずいぶん減っているようです。
    これは私の考えでは
    「子供たちの機会損失を一部の大人が作り出している」
    と思えてなりません。
    ひとまずやってみる。
    失敗したのなら反省をして次に活かす。
    この過程が成長するのには大切なプロセスだと思います。
    失敗するなら最初からやなないほうがマシと思うのか、
    ひとまずやってみよう、と思うのか・・・
    私は後者のほうが好きですがw
    今日のコメも横道にそれましたが、
    最後の一文、
     これは本当に止めてほしい。
    私も本当にそう思います。
    国のために尽力した安倍さんを
    最後くらい平穏に送り出してあげたらいいのにな、
    心からそう思います。
    駄文のコメントですみません。

    • こんにちは。
      難しそうな日は無理せずに、
      ノートレでゆっくりするのもありですね!

      >言い方を変えればネガティブ思考の最終形の一つが
      こういった層なのかと思えてなりません。

      わたしも同様の感想を持っています、
      釈然としませんが、ノイジーマイノリティ→クレーマー→過激な行動
      みたいな感覚で、少々恐怖を感じることもあります。

      >まぁ、そういった人たちの考え方を否定はしませんが、
      自分はそういった人々とは距離を置きますねw

      現状、これしか自己防衛する手段がありませんからね。
      危ない人たちとは関わらない、というのが一番ですね。

      学校行事も批判ばかりですし、
      まったく生産性のないところで話が堂々巡りしている感も・・・。

      本日の国葬に関しては、
      心の底から、何事もなく無事に終わってほしいものです。

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